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4)暢びやかな脊骨、姿勢の整えるCS体操 100年足腰

  暢びやかな脊骨、姿勢を整えるCS体操

さて、足腰しっかりで100年生きても自力で歩くぞおおおの4回目。

はじめて出かけたパリでの事。
シャルルドゴール空港はとっても広くて、スーツケースをもってしっかりと
歩かねばならぬ〜という思いで息巻いておりました(^^ゞ。

早くもう一度行きたいなあ〜。さて。足腰をしっかり100年足腰の4回目

1,2はこちらです。
1)膝の痛みからであった、巽一郎先生100年足腰
2) 内転筋歩きこそ、膝の痛みの根本治療 100年足腰
3)足指にぎりで大腿四頭筋力up 100年足腰

 私はこの本の著者、巽一郎先生の大ファンです。

本はこちら→

講演動画はこちら  
巽一郎先生 100年足腰 講演動画

巽先生の8つの体操があります。

→1正しい立ち方
→2 内もも歩き
→3 足あげ足趾にぎり
→4 背伸び体操
→5 CS 体操
→6 足振り子体操
→7 多裂筋体操
→8 指の付け根を広げ 指を前後に(全部)足首回し 雑巾絞りリスフラン関節とショパール関節

今回は、5のCS体操です。

☆骨の可動域を取り戻す『CS体操』

CS体操はこちら

背骨のカーブを取り戻す

骨盤が最も後傾のCの姿勢から、最も前傾しているSの姿勢を更互にとる
CS体操のポイントは、このCの体操と、Sの体操を同程度行うということです。

両極端の姿勢の体操を一緒にすることがとても大事です。

1)椅子に座ります。
 両足を少し開き、足を踏みしめます。

2)上半身をCの字に。(骨盤後傾)
頭を前に垂らして脊骨を丸めてお臍をのぞきます。
このときに内転筋はゆるめて太ももは少し開く感じです。

3)上半身をSの字に(骨盤前傾)
2)の倒した姿勢のまま頭を上げて背中をそらします。

骨盤の前傾を手で感じ、少し内転筋を締めながら骨盤を前傾のまま頭をあげSの字を描きます。

詳しくは本書、そして動画を見ていただきたいのですが、この体操はCの時が骨盤後傾であり、そこから骨盤前傾のSの字へと骨盤の傾きを変えることだとおもいます。

この骨盤をしっかりと感じるために手を骨盤に添えておきます。
これが案外難しいですねえ。

☆反り腰(Sの字)と丸まり腰(Cの字)から考える、背骨のありよう

このCS体操、骨盤の動きと、脊骨の動きに注目しなければと感じます。

この動画は、ユウスケさんという理学療法士の方が、
色々な解説をしてくださっています。この方の動画は非常にわかりやすく、
私は大ファンです(^^)

そり腰ユウスケさんの動画

その中での、脊骨の動きと骨盤の動きの解説がわかりやすいです。

この図で、脊骨のは緩やかなS字カーブを描いていることが分かると思います。

腰痛の問題になってくる反り腰は骨盤が前傾(前に傾いている)Sの字の状態です。

Sの字は

巽一郎先生 100年足腰より

この形です→。
この姿勢は、いわゆる”背筋を伸ばしたよい姿勢”で、ぴっと力が入ったときに怒りがちな姿勢です。骨盤は反り腰のように前傾しています。

また、いわゆる極端に悪い姿勢は、Cの字の姿勢です。つまりまるまって下を向いたような姿勢です。

Cの字→

このCの時には骨盤が後傾しています。

背骨の動きを出すときに、このように骨盤の前傾、後傾も両方出た上で、背骨の本来の湾曲を取り戻すようにしていくのが、CS体操のめざすところかなと思います。

姿勢の道は一日にしてならずじゃ! ですねえ。

 

 

 

先日、『三味線を習った中学生、姿勢が非常によくなった』というお話を伺いました。背筋をよい状態にして三味線を引き寄せないと三味線は弾けないんですよとのこと。そして三味線を習うことに集中していたら、もともとの課題であった姿勢までも改善されたというエピソード。すばらしいと思います。姿勢がよいということは、人間の能力upですね(^^)

3)足指にぎりで大腿四頭筋力up 100年足腰

3)足指にぎりで大腿四頭筋力up 100年足腰

足腰しっかりで100年生きても自力で歩くぞおおおの3回目。

1,2はこちらです。
1)膝の痛みからであった、巽一郎先生100年足腰
2) 内転筋歩きこそ、膝の痛みの根本治療 100年足腰

私はこの本の著者、巽一郎先生の大ファンです。

本はこちら→

講演動画はこちら

巽一郎先生 100年足腰 講演動画

人工関節の専門家の先生が、”まず保存療法、ダメなら手術”とされているなかで、徹底的に拘り、手術への道を遠ざけているこの方法は本当に説得力があると思います。

巽先生の8つの体操があります。

→1正しい立ち方
→2 内もも歩き
→3 足あげ足趾にぎり
→4 背伸び体操
→5 CS 体操
→6 足振り子体操
→7 多裂筋体操
→8 指の付け根を広げ 指を前後に(全部)足首回し 雑巾絞りリスフラン関節とショパール関節

今回は、3の足あげ足指にぎり です。

☆3)足あげ、足指にぎり

 

→3 足あげ足趾にぎり 巽先生 膝

やり方:
大腿四頭筋の訓練! 膝の痛みがあるときに歩かなくても出来る
1)椅子に座ってお腹をへこませ腹筋を使うのを感じる
2)足をあげる。
3)足の指をぐーっと握る 静止して5秒
4)足をおろす
更互に30回

大腿四頭筋は膝を伸ばしたり股関節をまげる筋肉です。膝が痛いときは、歩けませんねえ。
また、痛いままで歩くことが症状を悪化させているのならば、歩かない状態で筋肉をパワーアップするトレーニングが最適です。

ただし、歩かないというのは、廃用性萎縮をおこします。正しい歩き方を、1,2で身につけて歩くようにするというのは大前提ですよ。

その上で、この『足指にぎり』をして、よりパワーアップです。

大腿四頭筋というは、太もも前面の筋肉です。膝のトレーニングではイチオシ筋肉ですよね。

がんばっちゃいましょう!

イラスト 筋トレ

☆壁背伸び体操で腹筋と骨盤底筋群を意識してみよう

4 壁背伸び体操

骨盤底筋群と腹筋の運動です。
壁が目にとまる度にやりましょうとのこと、立つわけですから簡単。そし身体の根幹を支える筋肉を鍛えます。

1)肩甲骨とお尻を壁につけてたつ。
2)かかとをあげ、背伸びして5秒保つ

→お腹を背中につけるイメージ、肛門をしめて5秒
→肋骨の感覚を広げるイメージ
→膝下の筋肉を使う意識
→踵をおろし、全身の力をゆるめる

巽先生は、筋肉を『意識して使う』か『なんとなく使うか』で、その状態に雲泥の差が出ると仰っています。

この壁を背にして背伸びをするというシンプルな体操が、腹筋さらには骨盤底筋群という、お年頃(^^ゞ世代には最強の筋トレとなります。

腹筋がおちると、一番困るのは腰椎です。腰椎はとっても大事ですよね。腰を支え、身体を支えます。

腹筋を鍛えることで腰椎を安定させていきましょう。

また腹筋を鍛えるときに、腰椎を反らせてしまうのは本末転倒。

ここで壁に向かってたつ意味がでてきますね。

☆☆骨盤底筋群の大切さ

骨盤底筋群は、使っていないと弱り、日常生活でのさまざまなトラブルにつながります。

肛門の締める緩めるは自分でコントロール出来ます。この意識の範囲をもう少し広げて、肛門や性器などの一帯を『締める、緩める』運動をして、筋トレするわけです。

☆☆脊柱管狭窄症すら遠ざけてくれる

この壁背伸び体操のメリットとして、巽先生は、脊柱管狭窄症も要望改善してくれると仰っています。

この壁背伸び体操は、背骨をまっすぐに整えてくれます。そしてこのまっすぐにと言うのは直線ではなく『良い感じの本来存るべきS字カーブ』です。

この『良い感じの本来存るべきS字カーブ』を出す体操が、次のCS体操に続きます。

それでは、続きをお楽しみに(^^)

2) 内転筋歩きこそ、膝の痛みの根本治療 100年足腰

2) 内転筋歩きこそ、膝の痛みの根本治療 100年足腰

足腰をしっかりというのは、生きていくときの大きなテーマですね。

さて、前回は2つ体操を紹介しました。

私はこの本の著者、巽一郎先生の大ファンです。

本はこちら→

講演動画はこちら 巽一郎先生 100年足腰 講演動画

https://www.youtube.com/watch?v=104PnPiEp44

人工関節の専門家の先生が、”まず保存療法、ダメなら手術”とされているなかで、徹底的に拘り、手術への道を遠ざけているこの方法は本当に説得力があると思います。

さて、前回、この本の中での2つの体操を紹介しました。

1正しい立ち方

2,うちもも歩き

この二つです。

この二つをもう少し理解するために、巽先生のお考えを深掘りしていきましょう。

☆長生きのための4つの筋肉

巽先生は、年齢を重ねたら特に意識したい4つの筋肉をあげていらっしゃります。

・内転筋

・大腿四頭筋

・腹筋

・骨盤底筋郡

ちょっとなじみのない名前ですが、歩く、姿勢を保つと言うことに対してとても大事な筋肉郡です。

この4つを鍛えるために巽先生の8つの体操があります。

1正しい立ち方
2 内もも歩き
3 足あげ足趾にぎり
4 背伸び体操
5 CS 体操
6 足振り子体操
7 多裂筋体操
8 指の付け根を広げ 指を前後に(全部)
足首回し 雑巾絞りリスフラン関節とショパール関節

☆長生き筋肉『内転筋』

前回のページで紹介→

正しい立ち方と、内もも歩きはこの内転筋をとても意識した歩き方です。

先生は、この『内転筋歩き』が膝の痛みの根本治療となるとされています。それはよく行われている、『骨切り術』という人工関節を入れる以前の手術で得られる効果を、この内もも歩きが実現するということを先生の目でご覧になった結論だと思います。

本の中であった、『膝を内側にいれる』という言葉が今ひとつよくわからなかったのですが、O脚の人は、まっすぐ立ったときに膝が外にずれているんですよね。

膝 O脚 100年足腰

つまり、膝の内側が痛いという人は、膝そのものが外側になり、O脚になっているわけです。

これを、すうっとまっすぐするということが、膝を内側に入れて、ということであり、下肢のアライメントを整えるというちょっとかっこいい言葉になるわけです。

このために、まずつま先をあげ、足を出し、踵着地して足の親指で次の一歩へという歩き方が必要です。

☆内転筋という二本足歩行の陰の立役者

私は筋トレにいくと、アウターサイ、インナーサイというマシンが好きです。これは通常では鍛えにくい、足の内転筋群、外転筋群を鍛えられるからです。

インナーサイ→

内転筋というのは、大内転筋、長内転筋、短内転筋、薄筋、恥骨筋

先生はまた、内転筋が弱るとO脚が進行するとされています。

これは膝関節の上部にある股関節との関係です。股関節は球関節で、多くの向きに大腿骨を動かせることができます。

股関節のおかげで、大腿骨の屈曲。つまり太ももをあげる動作ができますし、足を内側にいれたり、外側に出したり、回旋させたりとなかなかの活躍です。この動作を陰の立役者として支えるのが内転筋群の力です。

この股関節と膝関節の調和をたもつために、内転筋がとても大切と言うことですね。

☆歩かなくちゃだめ、でもO脚のままあるくのはNO!

痛みのせいで動かないと廃用性萎縮がおこります。

でも、O脚のまま歩けば、より軟骨がすり減り、痛みが増します。

このときは、体重をかけることなく、筋肉を鍛えるという方法もありますねこれは先生の紹介する3番目の体操、3)足趾にぎりです。体重を掛けずにあるけますよ。次のページで紹介しますね。

さ、今日も踵重心で親指意識して歩きましょう!

1:足腰、膝の悩み。自分で出来る筋トレで頑張っちゃおう!

足腰、膝の悩み。自分で出来る筋トレで頑張っちゃおう!

お年頃になると、足腰の悩みがでますねえ。

死ぬまでトイレに自力でいけますようにとか、
海外旅行にしっかり行けますようにとか、
とにかく、自分の身体は自分の一番の宝物。

しっかりと手入れして、いつまでも楽しく生活出来るようにと願っています。

さて、この巽先生、私はひそかなファン。

講演動画はこちら 巽一郎先生 100年足腰 講演動画

本はこちら→

 

この本の中で先生が体操を紹介しています。

ずーっと読み進め、考察していて、これは膝だけじゃなくて、本のタイトル同理、

      ずーっと自分の足腰であるくための秘策

だなと思ったので、少しづつ一緒に考えていきたいと思います。

動画は、sonkoさんという方が、巽先生の監修でつくっていらっしゃるので、そちらを参考にさせていただいています。美しいですねえ〜

100年足腰の体操オリジナル bySONKOさん

とりあえず、立ち方と歩き方。

1:正しい立ち方

→1正しい立ち方 

正しい立ち方は、糸で天井からぶら下げたかのようにする。骨盤の真上に頭の位置を戻す。

1)まっすぐに立つ。(意識は少し内股気味に)両足は平行に

      拳一つあけて両足の内側が平行になるように。

2)つま先立ちする 3秒静止

3)かかとを落とす両足の指を握る

☆両足の指を握る動作について

ここで謎なのが、ギュッと握るをすること。3)の踵を落としたあとに、両足の指を握ります。

これはこのあとの大腿四頭筋の訓練の時にも入ってくる動作。足趾のこのにぎりはタオルギャザーなど老人の体操としては定番。足趾を鍛えることの意味は本書では触れられていないので、どういった感じかなと思ったのですが、論文系をぐぐると以下の様な考察が出てきました。

つまり、立っているときには足の前の筋肉で支えることができ、歩行においては床反力の増大につながると。ただし理学療法士さんの世界は難しい、以下が原文ですのでこの解釈であっているかどうは今ひとつなので、詳しくはそちらをご覧ください。

とにかく、最後にギュッと握り動作をいれると、負荷が増大してこのトレーニングがきつくなります。

足趾筋力と立位および歩行の関係

→足趾把持力が強いと立位において前足部荷重率が増加し,歩行においては立脚初期・後期の床反力が増大することが分かった。足趾圧迫力は立位,歩行に明確な関与を認めなかった。前足部での荷重量の増大は,足関節底屈モーメントの増大,すなわち足関節底屈筋の活動の増大を意味している(江原ら2002)。足趾把持力は足部外在筋である長趾屈筋,長母趾屈筋などの足関節底屈作用を有する筋の収縮によって生じるため,把持力が強い者は足関節底屈モーメントも大きいと推察される。

 

→2 内もも歩き 巽先生 膝

内もも歩き、巽先生

内転筋群を鍛える。内転筋群は股関節の内転をさせる筋肉で足を閉じる。元気に生きるには不可欠な筋群。O脚の予防に

1)正しい立ち方からスタート

2)つま先をあげて足を踏み出す(足と反対の手をまずだし、そのあとにつま先をあげて足を降り出す)

3)かかとから着地させ、着地した足の親指に重身をかける。

 →内転筋を意識して膝を内側へいれるようにすると親指へ重身をかけやすい。

4)踵重身でおや指中心で。

巽先生は、歩き方を非常に重視しています

つまり、全体のアライメント(関節の機能を十分に発揮出来る最適な位置関係)を整えることが、膝の状態を改善するだけではなく、全身状況も改善するという感じかなと思います。

ウオーキング、歩行は、健康度をupさせるには必須の項目です。その必須項目が、歩けば歩くほど膝が悪くなるようなアライメントでは継続することもできません。

この《踵から着地し、親指に重心をかける》を大事にし、大腿部の内転筋を意識して内側に引き締めるような意識で歩くことはに、非常に大きなメリットになりますねえ。

サクッとかっこよく、膝に優しく歩きましょう!

それでは、今日はここまで。

続きもあるよ(^^)

死ぬまで歩ける身体の使い方、100年足腰 読書感想

さて、巽一郎先生ファンの米山です(^^)

YouTubeなどの講演ですっかり魅了され(^_^;)、本を買ったものの、体操のやり方チェック程度にしていました。

でも、ファンとしては信心が足りないと思い直し、読んでみて改めて深くなっとく。

膝の痛みに対して、その原因に対処すること。

その原因とは、食、筋肉の使い方。

原因を変える日々を持つと言うことは、

意識から変え自分を大きく変えていくこと。

結局、膝という局所の課題を、全身の課題と考えること。

そしてその継続性をポイントとしていることに共感しました。

継続性ってのは、その方の人生の文脈を変えることにつながっています。

つまり違う人生を歩くという決心をすることを求めているわけです。

私はこの2年間で、歩くという事が日常化され、車という今までの自分の移動手段が主だった日常から自分の足で歩くという移動手段が主となる日常となり、大きく変化しました。これはすごく自分的には人生が変わって面白いのです。まあその結果がどうなるかは別問題ですが、小田原というこの地は歩く事をしてみる私になんとも言えぬ幸福感が海、陽の光、山並み、富士山という風景の中に感じられます。最近は砂浜歩行を加え波音もいいなあと感じます。幸せなんだなあ。

歩くと言うことが、人生の扉を大きく開けてくれました。

100年歩ける足腰、とても大切。

そして巽先生のご本の最後の方にある、

”ひざの痛みは、からだのさまざまな部分の老化の集大成”

という言葉は納得です。

足腰を健康に保つ体操が提唱されていますが、

これは結局、筋肉を鍛え、関節をいつまでも生き生きとさせ、

食養生で身体の健康を守るという大きな健康につながる文脈です。

ひざのため、ですが、それは膝の症状だけを注目するのではなく、

私達の日々の生きる日常をかえ、人生の文脈を変えるところにあるんだなと

納得しています。

興味のある方は、ぜひ本を読んでみてくださいね。

100年足腰 死ぬまで歩けるからだの使い方