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不妊治療が進まないときに:不妊カウンセリングの勧め

妊娠には、いろいろな要素が絡みます。
不妊治療はステップアップが基本です。

不妊治療はステップアップが基本ステップアップ

様々な理由から、『妊娠しない』状態の方に対して、ステップアップで

タイミング
排卵誘発、
人工授精
体外受精と進んでいきます。

過去に『妊娠しない』という事実に基づき、検査をおこないステップアップをしていきますが、不妊治療が進まないケースを不妊カウンセリングさせていただき、妊娠へと治療を進められたケースを多く経験させていただいております。

 

体外受精や顕微授精をおこなっても、不妊治療が前に進まないケース1,2,3

ケース1:
体外受精や顕微授精などの高度生殖医療に挑戦し、採卵では7,8個とれるものの、移植できる受精卵が出来ないという方

ケース2:
受精卵は出来るものの、移植してもまったく着床しない。

ケース3:
受精卵を移植し、着床するものの、妊娠が成立するところまでたどりつかない

ほかにも、様々な『不妊治療が前に進まない』ケースを拝見しています。

ケース1,2、3は病院に通い続ければ、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を続けることになると思います。しかしながら、いくら回数を重ねても、同じ状態が続いたり、ケース1の方が2や3になんとかなるものの、妊娠そして出産に結びつかない場合がたたあるのです。

当院のwebには数々の症例がありますが、本当に私のところにいらっしゃるまで、皆さん様々な努力を、頭の下がるほどの努力を重ねていらっしゃります。

不妊治療が前に進まない場合は、不妊カウンセリングを受けよう

このケース1の方が、アンケートで当院の不妊鍼灸治療で非常に良かった点として『自分の体調の変化について、客観的にとらえる視点がみにつき、それにちて相談できたこと』をあげてくださっています。これは別に特別なことをしたわけではありません。ただ、ご本人の気がつかないちょっとした弱点をお伝えすることで、ぐっと治療が前に進んだということなのです。

ケース1の場合であれば、
・初診のご相談:
体外受精や顕微授精などの高度生殖医療に挑戦し、採卵では7,8個とれるものの、移植できる受精卵が出来ない

・ご本人の課題
低体温 低血圧 便秘 冷えなど。
採卵しても移植できる卵が出来ない
排卵誘発剤を使い続けているので、卵胞の出現数の低下や空砲がおおくなってきている。

・不妊カウンセリングでアドバイスさせていただいたこと

1)全身のパワー不足による、気虚(肺脾を中心とする気虚)
2)女子胞(子宮)の力はあるものの、全身の力不足があるので、女子胞(子宮)にまでパワーが至らない(つまり余裕がない)。この状態でも排卵はあるので、自分の身体を信じて、とにかく全身の余裕をつけることを最優先
3)採卵すれば卵子は取れているので、現時点であせりすぎて、排卵誘発を繰り返さない(薬を3ヶ月程度やめてみましょう)
4)全身の余裕をつけるために、安静を意識した生活
5)滋養を取りこむことの胃腸のパワーアップ
6)食事を気をつけ、体重をアップさせる。BMI19.5を越えることが目標
7)クリニックの変更 年齢要因を考えて休診日の少ないクリニックへ。

1,2、3,4)は、子宮卵巣の力はあるものの、全身の力がないので、不妊治療が前に進まないという状態へのアドバイスです。とにかく急がば回れなのです。あせって、採卵を繰り返すことで余計からだが疲弊します。腹を括って生命力をupさせましょう。

5,6)は食事のアドバイスです。この方へは具体的に食事記録を提出していただき、弱点となっている点をアドバイスさせていただきました。その上で、鍼灸とご自宅での養生灸で胃腸のパワーをupさせ、ちゃんと栄養を取りこむ能力を高めることで、食事から滋養を受け取るお身体になっていただきました。

・治療経過
初診時BMI18.43
1ヶ月後、食べられる量がアップ
4ヶ月後 BMI19.03へup
クリニックを変えることをお勧めする。年齢要因をカバーしてくれるクリニックの選択。
5ヶ月後 採卵、初めて移植が出来た。妊娠できず
7ヶ月後採卵 2つ凍結する
11ヶ月後 移植 妊娠、無事に3000㌘越えの赤ちゃんを出産。

いままで、採卵を繰り返し、薬を飲み続けていた状態から結果的に5ヶ月ほど薬は止めた期間をおき、また採卵してからも、凍結胚が出来てご自身の体力が充分につくまでは移植を待ち、良い条件での移植によって妊娠することができました。妊娠成立後は鍼灸の頻度をあげしっかりと対応させて頂き、無事の出産までたどりつきました。

年齢要因的にとにかく治療を早く!というお気持ちはよくわかります。ただ、結果的に当院の初診から移植までは11ヶ月の時間がかかっていますが、『ダメなことを繰り返してはダメ』だと思います。ときに腹を括ってご自身の『妊孕力』をしっかりとupさせていくことに力を使って頂けたらと思います。

結婚年齢の4才の差

4才の差は大きいねえ。

2016年の統計で、女性の平均結婚年齢は29.4歳となり、第一子出生時の母の平均年齢は30.7歳でした。まあ結婚して1年半後ぐらいには第一子を出産というところですね。

私は35年ぐらい前に結婚し、その後妊娠出産しました。
このころ、周りでも言われていたのが、
『25才までに結婚して30才までに産み終える』という合い言葉です(^^;)。

で、統計をみると、約30年前の1985年には、これらの数字はそれぞれ25.5歳と26.7歳で、25才までに結婚よりは少し遅めだけど、第一子が20代で産むスタイルではありますね。

30年間に平均結婚年齢は4才あがり、それにともない出産年齢も4才上がったわけです。

この4年は大きいですね。

35才を過ぎると妊孕能が低下すると言われています。これは出てくる卵胞の数をみると明瞭です。卵胞の数が少ないと言うことは淘汰されることが前提の生殖においては、出産に繋がる数も減ってしまうということを意味しています。

また計測することは難しい卵子の質もやはり低下すると言われています。

また、子宮や卵巣などに疾患のある場合も、不妊の要素となり得ます。

ただ、不妊治療に携わっていて、この子宮や卵巣に疾患がある場合は、案外、妊娠ー出産に繋がるケースが多いのです。これは疾患があるゆえに、ご本人が『早く治療を!』と思っていらっしゃるからです。年齢的なスタートが早いわけです。

もう、お節介お婆さんの年齢の私は、若い女性に向かって『早く結婚しなさい』と言いたい気持ちが一杯あります。そして結婚したのならば早く妊娠しなさいってなことも言いたくなります。まあ、言えないけど(^^;)。

今日が一番若い日です!
時間という貴重な資源を上手に活かしていきましょう。
不妊治療に長く携わっていて、ここのポイントを上手く過ごしていくことが
困難ながらも上手く切り抜けるコツだと感じています。

ぜひ、ご相談ください。
お金もとても掛かる治療です。
お金の使い方、時間の使い方、どちらもすごく大事です。
一緒に考えましょう。