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5)不妊治療に4大課題と”冷え”(不妊鍼灸セミナー用)

⑤不妊治療における”冷え” まず中心課題が”冷え”なのか考えよう

※スライド1)

妊娠出来ない、高度生殖医療をおこなっても妊娠が成立しないというときには大きく4つの課題に分けて考えます。

これは、まず、東洋医学に基づく四診をしお体をしっかりと拝見していきます。このときにとくに当院では体表観察という観点を大事にしています。東洋医学の四診を越え、現代を生きる方を見ていく観点です。皮膚の質感、中心と末端の差なども考慮していきます。そして食事生活記録をつけていただき、現状をしっかりと把握していきます。

このように分析していくと、”不妊”という状態に、大きく4つの分類が見えてきます。

A:ドーゼの確保
B:血流問題
C:モノ取り込み能力不足
D:モノ不足

A:鍼灸、漢方、食事、休養など身体に対する方向性はOKなのだけど、必要十分な量がなされていなくて、不妊の解決にまで近づけていない症例。”冷え”の訴えがあっても、”冷え”を考えるよりも、いまの方向性での刺激量を大きくしていく必要です。つまり質よりも量が足りていないと言うことです。

B: ”冷え”の問題が根深く、一段掘り下げて”冷え”をアプローチする必要がある症例。つまり”冷え”の原因がもともとの血流の悪さにある症例で手強いです。西洋医学的なアプローチを必要とする症例も多くなります。

C、D お体を拝見すると、滋養が体内に取りこまれていない状態。この場合、二つの観点を用いる必要があります。つまり滋養は摂取しているけど身体に取りこまれていないパターンなのか、滋養そのものの摂取が不足しているのかということです。

C:モノは十分あります、自分の摂取能力不足の症例。

栄養を考え食事を摂取し、漢方ものみ、栄養療法にも通いサプリも色々摂取したけれども、「実にならない」という方です。”冷え”も当然訴えます。身体を温め養う力という生命力そのものが不足しているので、栄養も身体に取り込めず、身体を暖目養うことが出来ない状態です。まず、胃腸の力をひきあげ、滋養を取り込むの能力をアップさせていきます。

D:モノそのものの不足症例

節約レシピをみていると、もやしや粉物が中心であり、とにかく「嵩」を重視。栄養的な観点からはどうしても不足が目立つことが多いです。節約も大事ですが、食事バランスガイドに従って、肉、魚、卵などの主菜をしっかりと摂取することが必要です。この症例では、栄養摂取がよくなったらご主人の健康度がupされました。やはり栄養滋養は大切ですね。

Bの症例が、”冷え”という課題に正面から取り組んだ症例となります。しかしながら、結局どの症例も臓腑の力をアップさせることへつながり、身体を温養する力を上げることが妊娠への道であり、”冷え”も結果的に解決する道であると思います。

不妊治療をしていくときには、この課題分けをまずし、優先順位を意識的に用いて、治療を前に進めていくことがコツだと思います。あれもこれもとしていては、結局どれも中途半端で解決に至るに必要な道が見えなくなるのです。

体表観察とこれまでの状況を踏まえた問診から考え出す不妊治療の取り組み方針をしっかり持つことが、あなたの不妊治療を前に進め、結果につながる道となるのかなと思います。

一緒に頑張って行きましょう。

また、ご自身のことはなかなか自分自身ではわかりにくいものです。

是非、不妊カウンセリングを活用し、相談してみてくださいね。