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筋トレ1番 ダイバージング・ラット・プルダウン  

ジムにあるマシンの1番は ダイバージング・ラット・プルダウン です。

1 ダイバージング・ラット・プルダウン 筋トレ 広背筋 大円筋 菱形筋 上腕二頭筋

ダイバージングという言葉は、divergeの現在分詞です。つまり分岐する、 (放射状に)広がるということ。ラットは広背筋を英語にしたときのlatissimus dorsiを略してlat(ラット)、ダウンは下におろすで広背筋を下に下ろすという種目になります! 

  ・ダイバージング:分岐する
  ・ラット:広背筋
  ・プルダウン:引き下ろす

ダイバージングラットプルダウン 1 筋トレ

☆趣味の語源コーナー

ちなみに、latissimus は最も広いと言う意味で、直接広背筋と訳されます。

語言はSuperlative; from latus (“wide”) +‎ -issimus ということで、このlatusはラテン語で運ぶという意味ですねえ。このあたりでやめておかないとどこに行く〜になってしまいますね。dorsiは背部

プルダウンは、プル(pull)が引っ張るで、ダウン(down)が降ろすという意味です。引きおろすね。

つまり、ダイバージング(放射線状に広がる)ラット(広背筋)を、プルダウン引っ張り降ろすということで、使う筋肉は、広背筋、大円、小円、菱形、僧帽、と背中の筋肉をほぼ全て使用する種目ということです。

 

☆広背筋、背中の筋肉だね。つまり腕の筋トレじゃない!!

このラットプルダウンをやってみると、腕で引き下ろすという感じになっちゃいます。でも、腕の筋肉の話しは全く出てこないんですよね。つまりこれは体幹の筋肉の筋トレです。

筋肉と関節の基本のき
・筋肉は関節をまたいでついています。
・関節をまたいで関節運動をするわけです。

つまり、肘の動きを中心とすると、上腕二頭筋や前腕の筋群です。

ちょっとまってよ、違うじゃんって思いません???

☆広背筋を知ろう

鍛えたい筋肉を意識するのが、筋トレの一番のポイントです。
つまり、収縮させるのが広背筋であるならば、広背筋の起止停止をしらねば!

広背筋の起止停止→https://bukiya.net/blog/latissimus-dorsi-muscle-2/
広背筋:第5胸椎(Th5)~第5腰椎(L5)の棘突起、仙骨、腸骨稜、第9~12肋骨を起始とし、下部から上外側方、上部から水平に外側方に向かって走り、上腕骨の上部小結節稜に付着する。

広背筋や背中などの体幹トレーニングにしていくには、広背筋を動かすことが大事です。肘関節を使えば、肘関節を動かす筋肉が鍛えられちゃうわけですよね。だから、肘関節を動かす手を動かす筋肉を使わないこと、また腕を動かして上腕二頭筋の訓練にもしない意識が必要です。

背骨側を固定した場合の広背筋の動き(上腕側を固定したときには違う動きになります)
・上腕を上から下に引き下げる
・上腕を内側にひねる

広背筋 筋トレ 筋肉

引用:Wikipedia「広背筋」

つまり、背骨からついて、上腕骨の小結節稜につくわけです。これは腕をちょっとだけ背骨側に引き寄せている筋肉だと言うことがわかりますね。結構これは大変な(^^ゞ。

広背筋の説明動画面白かったです→https://anatomy-yoga.com/latissimus-dorsi-muscle04/

 

 

☆腕の筋肉を使わない(つまり肘関節を動かさない)ためのポイント

ダイバージングラットプルダウンと、普通のラットプルダウンだと、スタート時の手幅がちがいます。広背筋は最大収縮させ肩甲骨を引き寄せると、腕が開きます。ダイバージングラットプルダウンのほうが、広背筋の動きを滑らかに出せ、最大伸展させることができるですねえ。うーん実に面白い。

以下は、バーを持つタイプのラットプルダウンの説明です。
ダイバージング・ラット・プルダウンの場合は引き寄せて肩幅より広くするという動きを出します。

1)バーは広く持つ
→バーは肩幅よりも広くします。

2)グリップは親指を抜く、小指側で握るような感じ

3)肩甲骨をさげ、胸を張る
→この肩甲骨がポイントです。肩甲骨を意識することが背部筋肉を使うコツです。

4)肘を締め脇につけていくような動作を意識
→肘を動かすと腕の筋肉を使ってしまいます。肘そのものを動かすのではなく、肘を体幹に近づける動作を意識します。

4)バーはお腹までは引っ張らない

 ここまで引っ張ると、腕の筋トレになってしまいます。広背筋のためにはおなかまでは引っ張りません。

☆グリップの握り方

グリップの握り方で、かなり上腕、前腕の使っている筋肉が違います。その結果としてトレーニングしている筋肉が違ってきます。

このサイトのダイバージング機能についてという解説がなかなか参考になりました。

つまり、金属棒を握ってしまうと、手幅が固定されてしまい、筋肉の最大収縮、伸展がかけられないわけですね。筋肉の動きは動作を伴います。その動作にそった動きができるマシンが必要なのです。

サイトより:ダイバージング機能について
→世界王者鈴木雅が解説「背中のトレーニングで大事になるグリップの握り方」

順手:ラットプルダウンでのオーバーグリップは肩甲骨を下げにくく、広背筋上部、大円筋に効かせやすい。

逆手:ラットプルダウンのアンダーグリップは肩甲骨下げやすく、広背筋中部、下部に効かせやすい。

上記鈴木さんのサイトの解説からの引用です。
”初心者でも確実に効果が得られる「ダイバージング機能」とは
PRIME(STRIVE)のラットマシンなどに搭載されている「ダイバージング機能」。肩甲骨を寄せると自然と腕が開くため、その動きに合わせたストロークになっている。適した手幅でハンドルを握ると肩甲骨を動かしやすい。広さはストレッチポジションと収縮ポジションとでは違ってくるため、ストレッチポジションで手幅を狭く設定すると収縮ポジションでは窮屈になり、逆に広すぎると引き切れずに収縮ができない。こうしたストロークのマシンは収縮ポジションで手幅を設定するのがオススメ。これはロウイングのマシンでも同様。なお、PRIME のこのマシンは上下の動きになるため広背筋上部、大円筋を鍛えるのに適している。”

さすがわかりやすい説明、納得ですねえ。

つまり、肩甲骨をぐっと引き寄せて広背筋を収縮させたところでは、自然と腕が開くので、手はばが広い方がいいわけです。で、伸展させて戻すときには狭い方がよいと。

くくく、筋肉って難しい。でもめっちゃ面白いですねえ。

写真はエニタイムフィットネス小田原東町店です。

ヨネ婆ちゃんほぼ毎日通ってます、だって近所だもん。

つぶやき:自分で読み返してみたのですが、これは筋トレしたい人のためのアドバイスってよりも、筋肉って面白いの筋肉オタクが筋トレのモチベーションを上げるための書き物ですねえ(^^ゞ。屁理屈あるとトレーニングがしやすいひと、一緒にゴー

便秘のお話。 ドラッグストアの棚を眺めてみました。

こんにちは、便秘シリーズ続くです。

以前に便秘のセルフケアということで書かせていただいております。
お灸でのセルフケアなどはそちらでどうぞ

近所のドラッグストアにいくと、色々な市販薬がありますねえ。
便秘薬もいっぱいあります。
いっぱいあってわからんぞーってなことで、ちょっと調べてみました。

市販の便秘薬五選なんてのでググると、こちら

いろいろありますねえ(^^ゞ。

ざくっと一覧にしてみると、

•1、酸化マグネシウムE便秘薬(酸化マグネシウム2000mg)
•2、ビューラックA 400(ビサコジル~腸の副交感神経末端に作用してぜん動を高めるほか、腸粘    膜に直接作用して排便反射を刺激し、排便を促進)
•3、新ウィズワン (水を含んで膨らむ食物繊維プランタゴオバタと生薬センノシド)
•4、コーラック (ビサコジル)
•5、ミルマグ(水酸化マグネシウム 0.35g含有)

あたりでしょうかね。

便秘薬の分類4つ

便秘には、

 

便秘の分類4つ
1)大腸刺激性下剤(コーラック、大黄甘草湯)
2)便に水分を増やす(浸潤性下剤)(オイルでる、コーラックファースト)
3)腸の水分を増やす(塩類下剤)(酸化マグネシウム製剤)
4)便の量を増やす(膨潤性下剤)(サトラックスビオファイブ)

こんな発想でわけられています。

詳しくは下記の通りですが、パワフルに腸を刺激するときついし、便や腸に水分をますという発想はちょっと便秘に対する即効性は期待しにくいけど、穏やかというイメージかなと思います。

1)大腸刺激性下剤(コーラック、大黄甘草湯)
→ビサコジル・ピコスルファートナトリウム水和物・センナ・ダイオウなどがあります。
→大腸刺激性下剤は、薬の力で大腸を動かして排便をうながします。夜に飲むと次の日の朝には排便が期待できますが、腹痛をともなうことがあるので注意しましょう。

2)便に水分を増やす(浸潤性下剤)(オイルでる、コーラックファースト)
→ジオクチルソジウムスルホサクシネート(DSS)
→便が腸に長く留まるタイプ
→効果が弱め、他との配合が多い

3)腸の水分を増やす(塩類下剤)(ミルマグ)
→酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、水酸化マグネシウムなどです。
→塩類下剤を服用すると腸に水分がたくさん集まるので、水分をたっぷり摂取するようにしましょう。

4)便の量を増やす(膨潤性下剤)(サトラックスビオファイブ)
→便の量が少なくなって便秘
→食物繊維を多く含むプランタゴ・オバタなどの植物の種皮を用いた物。

病院で出される便秘の対応で、酸化マグネシウムを頂いている方が多いですね。
これは、腸の水分を補うという穏やであり、効果がでやすいというところですね。

 

東洋医学的な便秘分類4つ

東洋医学の世界ではちょっと発想が違います。

便秘を4つに分類しています。

東洋医学的な便通のタイプ4つ
1)熱痺
2)気秘
3)虚秘
4)冷秘

上記4つにわけます。

1)熱痺
・大便秘結、排便困難
熱が籠もって便通がつかないというタイプ

2)気秘
・大便秘結、便意はあるが排便出来ない
気が滞って便通がつかないタイプ

3)虚秘
・気虚ー便意はあるが、排便困難、大便は硬く軟
・血虚ー長期間の便秘、排便困難、便は硬く兎糞状

力(生命力)がなくて便通がつかないタイプ。押し出すことが出来ないので、長く腸に留まり便秘もコロコロしてきます。

4)冷秘
・排便困難
冷えがあり、便通がつかないタイプ。ただし、冷えが中心だと便秘ってよりも下痢に傾く場合の方が多いですね。

さてさて、教科書的な(^^ゞ治療法と選穴、漢方の紹介です。
なぜ教科書的なというと、一応理論的にはこうなるけど、そんなに効かないし、便秘ということを症状から発想してとりさるというのが、東洋医学的な発想となじまないからです。分類して書いているとよりそう思っちゃうんですよね。また便秘という症状に注目すると、『熱取り』が中心になりますが、熱って”生きていること”につながるわけです。生きているから熱がでる。その熱で症状が出て困っているから、熱を取る。そうすると短期的ならばOKだけど、長期的になると生命力まで削っちゃうじゃん!!ってことになるわけです。

教科書的な(^^ゞ漢方薬と治療穴
1)熱痺→清熱→麻子仁丸、大黄甘草湯
曲池(LI11) 合谷(LI4) 内庭(ST44)

2)気秘→理気行気→六磨湯
行間(LR2) 気海(CV6) 陽陵泉(GB34)

3)虚秘→補気益陰→補中益気湯合潤腸丸
脾兪(BL20) 胃兪(BL21) 大腸兪 関元(CV4) 三陰交(SP6)

4)冷秘
温陽散寒
気海(CV6) 腎兪(BL23) 関元(CV4)

 

あらためて、ドラッグストアの棚をみてみた!

ここまで踏まえてドラッグストアの棚をみると、便秘そのものってよりも、便秘を熱中心(つまり1)の熱痺)に考え、熱を落とせば滞りも消える。その滞りには脂肪もあるんだよという発想がみえてきますね。

便秘だーと思いながら、ドラッグストアの棚を眺めると、以下の4つが候補に挙がると思います。

大黄甘草湯:腸熱による便秘、熱を下す
防風通聖散;熱、内湿
麻子仁丸:潤腸 清熱
桂枝加芍薬湯、桂枝加芍薬大黄湯:虚秘

桂枝加芍薬湯以外はどれも、1)の熱痺に属してくる部分のある漢方です。

大黄甘草湯は、シンプルに瀉下作用の期待できる大黄と調和させる甘草ですね。
防風通聖散は、色々な漢方がミックスされ、熱のほか、内側にたまった水分や内湿を取るという発想です。ダイエットと一緒に語られることが多いのも納得ですね。

ということで、まとめると。

便秘に関しては、長らく続く体質的なものならば、この以前のまとめをご覧ください。案外本質的な事だと思います。便通って健康な身体の文脈にあるのですよね。ただ、便の事だけではないと思います。

基本的な便秘の対応はこちら→松本アキコさん・小林先生便秘の話し

その上で、慢性的な便秘の人であれば、服薬したいと言うことであれば、まず内科で相談するのがベストだと感じました。
酸化マグネシウムってのがよくでるのも、一番穏やかで問題を出さないためでしょう。

そのうえで、単発的に対応ということで、漢方なら大黄甘草湯がベストとまではいえないけれど、ベターな選択ではないかと思います。

タケダ漢方便秘薬 180錠  大黄甘草湯
(有効成分、ダイオウ、カンゾウ)
シンプルな処方ですね。

まあ、あくまでも単発でという感じかなと。

ナイシトールということが漢方の棚で目につきます。
これは、防風通聖散がメインになっていて、体力あります!がっつり滞ってます!ってなタイプ用ですね。胃腸虚弱な人にはダメですよ~。
この防風通聖散は、主治が外感風邪、熱邪内蘊という、外邪としての風邪を払い、内側にこもった熱を取り去るという処方です。薬そのものの性質が全体として寒涼に向かう物ですから、長期に服用はちょっとねえーって思います。

以上、ご参考まで。
なお、薬を実際に選ぶ、服薬するときには、基本的に専門家にご相談くださいね(^^)

 

 

便秘のお話。 お灸でセルフケアしましょう。

便秘はやっぱり話題ですね。
よく相談をお受けします。

便秘の鉄板! セルフケア

とりあえず、鉄板は以前に紹介させて頂きました松本アキコさんの本。
基本的なことがしっかりと押さえてあるように思います。
松本アキコさん・小林先生便秘の話し

便秘に付き合う基本的なお話はこちら↑でさせていただきましたので、
詳しくはそちらを(^_^;)

そのうえで、やっぱり便秘は昔からのみんなの悩み事
灸歌があります。

☆灸歌
便秘には大横(SP15)、大巨(ST27) 腹結(SP14)に神門(HT7)
   章門(LR13)、大腸の逾(大腸兪(BL25)

とあります。

この大横(だいおう、SP15)、大巨(ST27) 腹結(SP14)はお腹のツボです。
松本さんの本にもありますが、おなかもみもみってのは、やっぱり効きそうですし、
このツボも効きそうですね。

案外、お腹の中央にツボは集中しています。本の揉むべきポイントはもっと外側なので、少しツボとは違いますね。

松本アキコさんの本で紹介されている、揉むべきポイントに、灸歌のツボをいれてみました。

お灸のポイントは気海(CV6)です。お臍のすぐ下にあります。

このツボは、お腹のパワーアップです。

 

お灸のポイント、気海のツボの使い方

もしお灸をするならば、私はこの1点に多壮灸(たそうきゅう・同じ点に沢山の数のお灸を据えること)をして、それからマッサージかなって思います。

気海(CV6)効きますよ。

 

 

 

 

お灸のポイント、神門の使い方

神門というのは、手にあります。


教科書的にはこんな位置→ですが、私はこんな感じでツボをとります。↓↓


手首の尺骨側(腕の骨です)のところ。尺骨頭の骨際を探し、コロコロしているポイントをとります。澤田流というお灸のポイントでもこのコロコロした神門を探すのがコツとされています。

このコロコロを狙ってお灸を据えます。
私はダイレクトにここを押さえてマッサージします。

これは気滞という気の滞りをとってくれます。肩こりや頭痛でも気の滞りが主因であればよく効きますので、同じように使ってみてください。便通でもスッキリです。

大腸兪(BL25)というのは背中のツボ。

大腸兪(BL25) セルフケア 脾兪(BL20) 腎兪 気海(CV6)
背中のツボはききますね。他のツボも一緒に使うのもOKです。是非お試しを(^^)

参考文献:腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラできました 松本明子著 小林幸弘監修

質問にお答えして:冷え、冷え性への対策。どうしたらいいでしょうか?

冷えということで、このところつらつらと書き物をしています。

ご質問をいただいたので、ちょっとまとめてみました。

鍼灸師さんのセミナー用なので、ちょっと一般の方には用語がわかりにくい
かもしれませんが、冷えに対しての対策として、とても重要で、ポイント満載だと思います。
質問があれば、どうぞ!

では、ご質問

「冷え部分と全体の対応の仕方」ですが、この「全体」って何を指してますか?
(内臓?子宮?身体全体のこと?)

 

不妊鍼灸

不妊鍼灸 セミナー

(不妊鍼灸講義ノートより)

☆冷えの部分という言葉はなにをさすのでしょうか?

冷えの部分って言うのは、足先だったり、子宮(女子胞)だったりという、パーツをイメージしています。全体ってのは、身体を温め養う力、東洋医学で言うところの脾腎の力(胃腸の力)をイメージしています。

1)カイロはそのばしのぎ。でも、そのばしのぎが大切な時もある。

足先が冷えているので足先という部分の冷えだけに対応しようとしてカイロなどをあてても、血流という動きがなければその場を暖めているだけです。 冷えを解決するには、暖かく養う血をその場処にもっていく、『血流』という動きを出すことが大事です。

とても寒い野外にいるとか、どうしても足先が冷たいと辛くて眠れないなどというときの、対処療法としては、その場を暖めるカイロなどを使うことはアリです。外邪(外からの敵)である、外からの冷気から身体を守るためにはアリです。

しかしながら、冷えを根本的に対応する血流は作れないので、これはジリ貧の対応。

 

2)どこかに集まれば、他は手薄になるのが、血流の常。解決策は?

足先という部分に冷えの対応をしようとして運動や足を動かすということを積極的にすれば、足先という部分には血流が届き冷えの解消がなされます。

しかしながら、逆に体幹部にある子宮(女子胞)などの部分は手薄になります。手足末端にいってしまって、不足しちゃうわけです。

つまり、どこかに集まれば、他が手薄になるということ。
子宮(女子胞)という部分で見ても、
全身という観点からみても同じです。
いわゆる気血両虚タイプで弱っちい人の場合、どこかにエネルギーが集まれば他が手薄になるということをよく踏まえるのがポイントです。

  どこの血流を改善したいのか焦点をあてるのが大切!。

 

3)血流がどこかに集まれば他は手薄。ご飯を食べると眠くなるわけ

冷えという言葉から離れますが、血流が集まると言う意味では
・食事をすると胃袋という部分に血流があつまる。
・頭を使うと頭という部分に血流が集まる。

安静ということが、一時的であれ効果的なのは、弱った部分にあつまりそこを修復することに集中でき、他の動作や労働にエネルギーをもっていかれないということです。

4)足の交代温冷浴のよさについて

足の交代温冷浴は、血流という動きを、足先を刺激することで、足腰という足というパーツ、腰(下腹部、子宮(女子胞)あたり)の血流をよくするという効果がみられます。

足を運動で使うと、運動という作業にエネルギーがとられますが、温冷浴はその心配もありません。活用して下さいね(^^)。血圧の課題がある人にも効果的ですよ、

 

5)体幹と四肢、中心と末端 東洋医学の考え方の中で。

子宮(女子胞)を部分という言葉で使うときと、体幹という臓腑の力が存在するところという感じで使っているので、わかりにくさがでますね。

これは、体幹と四肢ということを、中心と末端という感じでとらえているからです。体幹というのは、肝心脾肺腎の臓腑の力があるところで、底力みたいなイメージ。そして手足というのは働き動くところというイメージで使ってあります。

 

☆不妊治療での冷え対策ポイント

子宮(女子胞)という部分の特殊性は、五臓の中にはないけど、体幹にあり、次世代を養うときには非常に重要であるけれど、普段の「生きていく」ときには、優先順位をさげられてしまうという位置にあるということです。

つまり、体重が激減するほど本人に生命の危機があるとき(急激なダイエットなど)、機能を停止(生理を止めて)して他の臓腑を優先するようなスイッチが入ります。

これが不妊治療をするときにはとても障害となります。

その人の生命力の振り分けではあるのですが、妊娠したいときには問題となります。
妊娠スイッチが入りにくい、優先度があがりにくい子宮(女子胞)にいかに血流を持っていくかがポイントになるわけです。

4番目にあげてある、「ETするなら、季節や状況を考慮」というのは、
胚移植の状況を選んだ方がいい人がいるということです。

大多数の人には関係無くても、難治性不妊になってしまっているような方には
身体に負担のない季節の方が妊娠しやすい人がいるのは事実ですね。

これを見極めることが、前に進まない困難事例を一歩前に進めることになります。

頭痛は痛い!! 手強い頭痛にお灸してみよう。

頭痛は手強いですね。

頭痛外来ってのもあるようで、悩みの種になっている方も多いと思います。

さまざまな原因がありますので、

そのあたりは、病院での検査、診断を受け、『つきあっていくもの』に

なっている場合は鍼灸やセルフケアもいいのかなと思います。

今回は、30代女性の症例。

頭痛もちさんです。

症例:30代女性、一週間前から頭痛。

側頭部が中心で後頭部も痛い

この方は、よく頭痛が出るとのこと、いつもは側頭部が中心。今回は

それに加えて後頭部の痛みもあるとのこと。

1)左合谷を2穴、鍼してお灸

たいていはこれでなんとなく動くのですが、今回は動かず。

後頭部の頭痛があるということは冷えが絡んでいるということです。

2)風市GB31,陽陵泉GB34に鍼とお灸。

 大巨(ST27)(お腹)に温灸。

頭痛が頭の天辺に集中してきたとのこと。

3)お臍に温灸、足三里(ST36)(鍼のみ) 太衝(LR3)鍼

 

頭の上に集まってきた熱を取ろうとしました。

15分後、いかがですか?と伺うと、頭痛はOKとのこと。

この治療で、頭痛がどんな感じで治まってきたのかなと思ったので、

 

 

少し候ってみました。

 

私『頭痛がてっぺんから抜けた感じ?』

患者さん『抜けたっていうよりも、すうっと下に納まったって感じです』

良い感じで動いたなと思いました。

最後は背中の置鍼とお灸をして身体の力をつけて終了。
頭痛がおさまってくれますように。