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痔には孔最 東洋医学オタク向け解説

痔には孔最 東洋医学オタク向け解説

東洋医学オタク向け解説

痔のセルフケアはこちら→セルフケアでおこなう痔のお灸

痔に特効穴といわれる、孔最(手太陰)

孔最

ちょいと東洋医学オタク思考で考えてみました。

☆五臓六腑の表裏概念

鍼灸の世界ってのは、臓腑を概念で用います。

その中に、表裏という概念があります。

たとえば、

五臓:肝 心  脾 肺  腎
六腑:胆 小腸 胃 大腸 膀胱 三焦

この五臓六腑を、上下で表裏で組み合わせます。

肝胆、心小腸 脾胃 肺大腸 腎膀胱

鍼灸学校にいたときにはじめて習いましたが、私的に『なんだこのこじつけは!』ってな

ことで、単なる知識としておいておきました。

免許を取って、弟子入りっていう臨床の場にでたときに、はじめて見た表裏が子午でした。

この表裏の組み合わせってあれこれあるんですよ。

ひとつじゃないの。
そこがまあ、こじつけかん満載ですが(^^ゞ(^^ゞ

たとえば、肺にたいして、肺ー脾  肺ー膀胱 肺ー大腸 肺ー肝 肺ー肺と

まあバラエティーありあり。実はこのほかにも考え方はあって、じゃあそんなの無視してよくねって思うわけです。

このあたりは、東洋医学の大きな落とし穴でもあります。

説明のための説明になってしまう。

☆私の東洋医学を使う基本スタンス

私としては、こういった概念は、生命観と体表観察の力を組み合わせて、

使い考えていくのがよいかなと思っています。

ただし、この世界の中には、非常に拘り(^^ゞの強い人がいます。

あそこにはこう書いてあって、ここにはこう書いてあるというのを
歴史の中でどどーーんと考えていくわけです。
そういう世界はそういう世界でアリです。

ただ、私はしません。

いまを生きる人を観察する。
そのために、道具立てはシンプルに。
体表観察をしっかりして、時系列を踏まえ考える。


これが私の方針です。

☆痔には孔最、子午の表裏で肺膀胱

さてさて、話しはもとの痔の話しにもどります(^^ゞ。
私的に、はじめて見たものが親っていう刷り込み感覚でぱっと考えると、
この配穴の時の子午の表裏は肺膀胱で、ぴったり。

肺膀胱の表裏、肺の経絡場にある孔最と、痔の位置的に膀胱経だから効くよと。
実際、この孔最というツボは、痔のセルフケアにももってこいです。

印をよくつけてあげるのですが、状態が悪いときにつかっていただけると、

即効効果を感じる方が多いですね。

☆痔には孔最、肺肝の表裏で門脈循環

門脈という言葉での説明も痔の治療でなされますね。
肺肝相克から肝をひっぱってきて、肝門脈と。

これは私はよくわからん概念ですねえ。
正直、引っ張りすぎではないかと思います。

つまりこじつけ的。門脈のことを考えると痔だけではなくすべてにOKですから(^^ゞ。

☆肺肝ベクトル(肺気と肝気のベクトルで風邪を引かない)

まあ、肺肝とか、心脾とかの組み合わせは弁証論治をしていてベクトル的に考えるときに私はよく使います。

たとえば、老人で、気を張っていると風邪を引かないけど、気が抜けたら風邪を引くなんてのは、

弱い肺気を肝気がカバー(気を張って風邪を引かない)。

         ↓

気が抜けたら風邪を引く(肝気のカバーがなくなって、弱い肺気がさらされ風邪を引くと)

こんな感じですね。

肝気は生きる意思であり、人間にとってちょいと足りないところを気力でカバーする(^^ゞ

使い勝手のよいベクトルです。それがなくなるともともとの弱さ露呈ってところですね。

そして、この肝気は暴走もあるので、肺気のカバーを突き破ることもあり、要注意と。

って、脱線。

私にとって、痔には孔最は『鍼灸って面白い』の出発点です。

他にも面白い理由付けがあったら、一緒に考えましょう。

痔には孔最(こうさい)のお灸を! セルフケア編

☆痔には孔最 セルフケア

痔のセルフケアです。

鍼灸師さん向けオタク解説はこちら→痔には孔最を考察

セルフケアで使っていただくにはここが鉄板です。

肘のちょっと下でつかいやすいですしね。

ある方は旅行中のトラブルをこのお灸で対処。
とても楽しい旅行になったと仰っていました。

センネン灸で充分対応出来ます。
セルフケアにはぴったりですよ。
センネン灸→おきゅうのやり方、選び方

さてさて、やり方です。

ツボの探し方は、

1)肘の内側をみる。

2)写真を参考に手首側に下がりコリコリを発見する

3)コリコリの上にお灸

4)熱さが染みて感じるまで何度もお灸を繰り返す。

ぜひ、やってみてね(*^_^*)

3)今日の律子 ココファンとのお別れにスイッチオン

3)今日の律子 ココファンとのお別れにスイッチオン

先日、退去の手続きのため、ココファンの所長さんとお話をしました。

2年弱お世話になった学研ココファンです。

私的に非常に信頼ができると感じられた2年間でした。

ですので、移転も学研さんの施設を検討したのですが、グループホームは外出の制限が厳しく、私の家に来て猫にあいたい律子向きではなかったことで断念、その他も距離的に不便だったり、駅から遠かったりで(妹は電車で母のところに来るので)候補からはずれました。

☆寂しさや不安は本人と家族の課題

所長さんとのお話で、

『介護保険の範囲で対応出来るところだったらよかったのですが』とのこと。

やはり、律子が求める物は、介護保険の範囲の外。

不安や、寂しさってのは、あたりまえではあるけれど介護保険ではなく、

本人や家族の課題。

同居してしまうのが一番いいのか?という気もしてしまうのですが、

もともと一緒にすんでおらず、彼女がいま住める状態には我が家はなっていないといういことが律子と同居できない大きな理由です。

我が家が老人向き住宅ではない2つの理由

同居という言葉もちらつきますが、この二つの課題で、足腰が不自由な巨大生物律子が私達の家に住むのは難しそうです。

・風呂トイレすべて二階にある二階リビング
・仕事場が住居と同じ

所長さんの認知症のお話

『認知症がだんだん進んでいくと、いままで出来ていたこと、分かっていたことなどが”わからない、できない”が自分でわかられます。そのことがとても強い不安につながるようですね・・・』と仰っていました。

律子の際限の無い不安は、自分自身の不安からでているんだなと考えると納得理解出来るところです。

もう少し、律子の不安に答えてくれる場を検討する必要を感じました。

認知症への理解が対応を変える

そして、この所長さんの言葉は、私の律子への理解をぐっと高めてくれました。
おかしな事ばっか言って、自分のことばっかりいってと律子に不満が大きくありましたが、
だからといって、いまの律子に私の不満や、律子のおかしい点をぶつけるのは筋違い。

認知機能の低下に理解ができたら、
律子の不安や寂しさによりそって、律子が幸せにいてくれいてくれるようにという気持ちがぐっと前にでました。りっちゃん幸せに時間をすごそうよ。

律子は私がいつくるのかと、連続鬼電なので、こんな張り紙を。まあそれでも連続鬼電ですが(^_^;)。

☆所長さんがいい人なんよお

律子は髙松弁

『いくよ』このことばならば、真ん中にアクセントがあります。

いい人なんよ、ならば、なにアクセント。

その律子が、ココファンの所長さんはいい人なんよといいます。

いったいどこがいい人なんだか、正直私には接点がなかったので、わかりませんでした。

今回、二人でお話をして、居住者の状況によりそうこの姿勢が律子をして、『いい人なんよ』と感じさせるポイントなのかなと思いました。

スタッフも、大勢いらっしゃると思いますが、律子から直接、お名前が出てくる方が3人ほどいらっしゃり、彼女たちをすごく律子が頼りにしていることもよくわかります。

なんとか、ココファンでやってこれたのも、皆さんのおかげだなと思います。

☆往診のドクターのアドバイス

施設にいる律子が、少しおかしなことをいっても、もともと一人っ子で自分中心主義の律子は、『世界は自分中心で囲っている』的な発言が多

 


かったので、いつものそんなものだなとスルーしていました。

しかし、3ヶ月ほど前、往診のドクターから『ちょっとおかしいから、脳神経外科受診を』と指示されました。

日々の動作や理解がおかしいとドクターや、一緒に生活をしている人々が感じられるようになっていたということです。何かを準備するのが遅い、話していて理解が遅いなどかなと思います。これはコロナで長らく会うチャンスが減っていた家族には、いつもの程度という感じで目に映るところでした。

一年ほど前に転倒して受診した西湘病院が脳神経外科で有名でそちらへということで、ドクターからの紹介状をもって再受診。検査などしていただき脳には問題がないという診断がつき、加齢によるものと判断されました。

ううむ。

そしてそのあたりから、ぐっと律子の不安発言が多くなり、

ドクターから、『動けるうちに対応を考えた方がよい』と言われました。

私にスイッチが入りました。

コロナがとりあえず納まっている。

律子もそれなりの理解度がある。

施設を変えるならば今だというスイッチが、このドクターのお言葉でスイッチオンです。

遊びにきた、りっちゃんに杖を渡してあげるひ孫ちゃん。かわゆすう。
律子がんばろうね。

今日の律子 アンタは何時にくるん?

今日の律子 アンタは何時にくるん?

朝の6時過ぎに電話。

まあ、6時過ぎてるからいいや〜と出ると、

『アンタは今日、何時にくるん?』と。

ううう〜今日はちょいと予定があって、律子のお知らせ冷蔵庫のチラシには、

むかえにいくよ

としてあるのに、無視かよ・・・・と思いつつ、

『ん? 今日来てほしいの?』と聞くと、

『うん、今から下で待ってればいい?』と。

いやいやいや、いまは朝の6時だし。

『午後1時に行くよ、お昼ご飯を食べて待っててね』

『うん、わかった。1時やな』

ガチャン

15分後、電話

『なあに?』ととりあえず聞く。

『今から下にいくから』と律子。

はいはいはいはい、まだ朝の6時15分ですよ。

『まだ朝だからね、昼ご飯食べて午後の1時ね』

『1時?、デイサービスにいくかもしれん』

お、デイサービスの時間がわかってるじゃん。

『うん、それなら、ちょっと顔を見に行くよ』

『うん、わかった』

がちゃん。

なにがわかったんか、よくわからんが、律子がその時納得してくれて、そのとき不安がとれればまあいいかね。

あーのんびりした休日は存在しないのか。

しょーがないね(^_^;)

不妊鍼灸セミナー:体表観察のポイントは? 鍼灸治療頻度は?その①

不妊鍼灸セミナー:体表観察のポイントは? 鍼灸治療頻度は?

私は鍼灸師さん向けに講義などをおこなっています。

皆さんからいただいた質問にお答えするコーナーです(^^)

動画はこちら→

ご質問:米山先生はどのように体表観察をおこなっていらっしゃるのでしょうか?

東洋医学の世界では、患者さんを見立てるときに、基本を四診においています。

四診について

東洋医学では患者情報を知る方法として四診が提示されています。と望聞問切という4つの方向性からの情報収集であり、今回とくに重要視するのは、切診という体表観察のアプローチです。

切診は人の身体を直接触れて行う観察方法です。
私は皮膚を直接触れることで知り得る質感の状態が不妊治療において非常に重要となることを多く経験しています。すなわち、皮膚の質感の好転が妊娠へと繋がることや、体外受精などの治療においての採卵された卵の質の向上に貢献しているからです。

体表観察とは??

体表観察というのは、「お身体を拝見して、情報を取る」ということです。

 

病院でしたら、血液検査やその他のいろいろな検査があり、数字で表示されますが、東洋医学の場合は「観察者の視点」からの情報取得になります。それだけに経験値がものをいってしまう(^_^;)世界ではあるのですが、しっかりと見るという気持ちをいつももっていたいと米山は思っています。

体表観察のポイントです。
1)・舌、脈、腹、経穴(体幹、手足、背部、骨盤)をしっかりと見る
2)分からないものはそのままおいて、無理に評価しない
3)使う使わないはこの時点では問題にしない

→治療点を見つけ出すという視点から一歩引いて四診から全体を眺める気持ちで

見る、観察するときに一番大切なのは、思い込みや邪念(^_^;)を捨てるということです。
ただ、無心にありのままをみる。
鍼灸師さんが時にやってしまいがちなのが、「鍼灸する場処探しの体表観察」
これは本末転倒です。こういった思い込みをもって「診る」と見誤ります。

体表観察していると、沢山の矛盾につきあたります。
あれ?このツボは風邪の反応があるように出ているけれど、脈はそんな感じじゃないな?どうしてと考えながら、背中のツボをみると、肺兪が発汗していない。ということは・・・と考えていくわけです。

私は実は、この「観察」が大好きなのです(^_^;)。人をしっかり診るというのは私のテーマでもあります。

再診のとき、いつも観察させていただいている患者さんだと、弁証論治をベースにし、今日の状態を拝見していきます。そして「現時点での課題」「その方の人生での課題」を距離感をもって観察しながら施術していきます。

結構長くなってしまいました(^_^;)、質問2の鍼灸治療頻度については、別立てにしまする〜。