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40代から始める妊活、不妊治療をすすめるコツ。0325

40代から始める妊活、不妊治療をすすめるコツ。

ちまたの婚活YouTubeをみていると、女性に対して辛辣な意見が多いですね。30代になるととたんに女性の婚活市場での価値が低くなるといわれ35歳だと絶望的な扱いになっていて、呆然とします。市場的な見方をすると、男性は年収、女性は年齢と。ううううむですねえ。

まあ人間の価値ということでは、年齢によってよい影響を受けることも多いとは思います。しかしながら、「子供が欲しい」という前提に立つ婚活・結婚の場合いは、女性の年齢は若い方が有利である事実は揺るがしようがないことだと思います。

では、40代の結婚に子供は望めないのでしょうか?

これは私の実感からのイメージですが、女性が10人いると、

       妊娠しやすい     妊娠・出産しにくい

29歳まで   7人         3人

35歳前後   5人         5人

40歳前後   1.5人        8.5人

42歳前後   1人         9人

42歳だって、45歳だって、もともと妊娠しやすい人はいます。
そう言う方にとっては、40代であっても、案外すんなりとお子さんに恵まれると思います。
芸能人でも45歳で産みました〜とか聞きますよね。つまりそういう人にとっては、40代であっても、避妊だってしっかりとしておかなければ、うっかり妊娠してしまうのもあるでしょう。

ただ、42歳前後になると希望してもかなり難しいというのは実感同理だと思います。そしてここに医療介入や不妊治療などの努力がはいり、ひとりでも多くの方が、欲しいと思った赤ちゃんと巡り会い、家族を作るチャンスを広げることができるようにと願っています。

婚活、妊活が厳しいのは事実。
でも、家族のありがたさ、大切さを実感するのも40代

子供が欲しいという気持ちはよくわかります。

今回は40代で結婚し、不妊治療をすぐにはじめるものの、なかなか結果にたどり着かないという女性からの相談です。

☆42歳です、不妊治療が前に進みません。どうしたらいいでしょうか?

42歳女性

女性側:卵巣嚢腫などの既往歴あり、現在は問題ない
男性側:とりたてて大きな問題はない

41歳から不妊治療をしています。
年齢要因も考え早めに体外受精にステップアップしました。
体外受精では、胚盤胞もでき、ホルモン補充周期や、自然周期など色々な方法で移植しましたが、妊娠出来ません。少し着床反応もでましたが、胎嚢はみえずリセットとなってしまっています。

年齢的にもさほど余裕があるとは思えません。
妊娠、そして出産するにはどうしたらいいでしょうか?
なにか出来ることがありますでしょうか?

 

☆前に進みましょう!、不妊カウンセリング 東洋医学的診立て

40歳を過ぎてからの妊娠希望と言うことですね。

すでに、体外受精もとりいれ不妊治療をなさっていらっしゃいますね。自然妊娠を考えながらも、体外受精をすすめていらっしゃることそのものは時間という生殖医療において一番ネックになってしまうことへの対応としてはベストだと思います。

☆☆40代早めの体外受精へのステップアップについて
早めの体外受精へのステップアップ、よいと思います。
体外受精は年齢要因を解決出来る治療ではありません。
しかしながら、より妊娠に対して細かい壁をのりこえ、
なによりも凍結という時間を買うことが出来る手段は、
年齢要因を間接的にですが解決してくれる大きな鍵です。

体外受精がすべてを解決してくれるわけではありませんが、
40代の場合は何かをして最後に体外受精に挑戦するものではなく、
不妊治療の中に早めに取り入れ、凍結という技術を利用し、
他の要因の解決までの時間稼ぎになるよい手段となる場合が多いです。
    「凍結胚は待ってくれます」

しかしながら、スムーズに採卵ができ、胚盤胞もでき、その移植も色々工夫をなさっている。
しかしながらも着床反応はあるものの、治療が前にすすんでいないということですね。
凍結という技術を最大限に活用し、しっかりと時間を有効活用しながら、
妊娠、出産へと前に進みましょう。

☆☆あなたの不妊治療に必要なこと

お身体の状態は、胃腸の機能が少し低下し、身体に不要な湿気(内湿)や血の道の不安定さ(オ血)を感じさせます。この状態にさらに負担をかけるのが、日々の忙しさとストレス状態です。身体の力を底上げし、気血の巡りをよくしていくことを、鍼灸治療とセルフケアを組み合わせやっていきましょう。(腎虚をベースとした脾虚肝鬱瘀血)

☆☆あなたの不妊治療を前に進める4つのポイント!

1)現在通院なさっている病院では、年齢要因が高い方の治療を進める上では少しスムーズさが不足しています。時間をむだにしないためにも、培養室がしっかりしており、実績がある専門クリニックに転院しましょう。

2)採卵して移植ということを繰り返していますが、移植が入ると、もし妊娠がうまく成立しなかった場合に時間が無駄となってしまいます。連続採卵にしてしまうほうが、毎月採卵出来るので凍結胚を貯めるのには時間的無駄がありません。42歳という年齢を考えれば、ある程度の数の胚盤胞を貯卵していくのがよいかと思います。

3)着床するも妊娠が継続しないと言う課題をもう少し明確にする検査をうけてはいかがでしょうか?

4)食事の問題があるように思えます。1度食事生活記録をだしていただき、食事、生活などを妊娠にむけて手を入れていきましょう。

 

☆治療経過

ビッグママ治療室初診

1)右内関(PC6)、右外関(TE5)、右陽池(TE4)、三陰交(SP6)、陰陵泉(SP9)、右臨泣、足三里(ST36)左大都(SP2) 大巨(ST27)(温灸)
2)肺兪(BL13)
3)肝兪(BL18)、右胆兪、胃兪、次髎(BL32)

セルフケア:大巨(ST27)、足三里(ST36) 三陰交(SP6) 右の内関(PC6)、右臨泣
その後、週に1−2回で鍼灸治療継続、毎日の温灸でのセルフケア。

・2ヶ月後採卵ー胚盤胞凍結出来た
・4ヶ月後採卵ー胚盤胞凍結出来た
・6ヶ月後移植、hcg4ー妊娠継続出来ず。
・7ヶ月後移植、hcg2−妊娠継続出来ず
・8ヶ月後移植、胚盤胞を2個移植したーhcg45 P30越え

☆☆妊娠の経過

・5wPが下がり気味になり、鍼灸の頻度アップ。なるべく安静にし出歩かない。
・6w〜7w胎嚢がみえ、心拍もみえるが、Pは不安定。胎嚢周囲がぼやけてみえている。

とにかく安静にし、ほぼ毎日鍼灸をいれる。

・8w 赤ちゃんは元気で、周囲の怪しい影も少しましといわれる。

車での遠出をする予定があるとおっしゃるので、出来ればやめるように提案(説得)(延期)
Pは不安定で経過を細かく見ているが、赤ちゃんは元気で経過
忙しかったり、疲れたりすると、下腹がはり、出血しそうな気がするも、セルフケア、鍼灸、安静などで乗り切る。

無事に3000㌘を越えてのベビちゃんを出産
おめでとうございます。

イラスト ツボ セルフケア

☆☆40代の不妊治療、出産までをふりかえって

40代からの不妊治療は、時間をどう活かすかということにつきます。

今回の症例は、現状を認識し、しっかりと腹を括り、提案させていただいたことはさっさと取りこみ、出来ることは充分に取り組んだ不妊治療だと思います。とにかく提案させていただいたことを実行するまでのスピードが速い!。行動力のある人はすごいって感心しました。

妊娠してからは、その初期がやはり不安定でした。

一般論的には、妊娠の初期は ”普通にしていてよい”。
そのことは理解出来ます。病院の先生に聞いても、ネットを調べてもそうでてくるでしょう。
でも、”普通にしていて” は、壁がたちはだかり、前に進めないこともあるんです。

今回の場合は、その不安定な初期をしっかりとセルフケアし頻度の高い鍼灸でのケアで乗り切れたのではないかと思います。40代の妊娠は ”このワンチャンスを活かす” 事が出来なければ二度目はないこともあります。今回はなんとか壁を越えられて本当によかったなあと思います。また遠距離ドライブを中止てくださったことも大きいです。実は過去に不安定な時期の旅行や遠出でで辛い経験をされた人も多いと思います。

ネットをググれば、「妊娠初期だったけど海外旅行十分楽しめました〜」とか、「ディズニーランドでもへっちゃらでした」という声もおおくみかけます。でも、こうやって書くのは上手く行った方ばかりです、ダメだった方や残念につながった方は誰も声を上げないと思います。

妊娠というのは、女性は卵の孵卵器になるということです。

年齢が高い、流産しやすい女性というのはこのふ卵器の性能がちょっとだけ悪いのです。そういったちょっと不安定な孵卵器の方は安静がとにかく効きます。人によって大きく違うポイントです。
孵卵器の役目が終わり、出産につながれば何も問題がないんです。この短い期間、ちょっとだけがんばってくださいね。

今回の症例では妊娠初期のケアが充分な大きさ(3000㌘越え)の赤ちゃんの出産へとつながったのではないかと思います。このとは赤ちゃんへの大きなプレゼントとなりますね。

いろんな山がありましたが、無事にかわいい赤ちゃんとの生活がはじまりましたね。私もお手伝いすることができて、うれしかったです。

小さい赤ちゃんへのリスク:

DOHaDとは「将来の健康や特定の病気へのかかりやすさは、胎児期や生後早期の環境の影響をうけて決定される」という概念です。私たち昭和大学DOHaD班は、病気になりにくい体質を獲得することをテーマに「胎児期・生後早期からの疾病予防」を目指しています。リンク→

イラスト ツボ セルフケア 応援

不妊相談:よい卵を移植しているのに妊娠出来ません、どうしたらいいでしょうか?0316

不妊治療は、人によって課題となるテーマが大きく違います。

経済的要因だったり、
病院選び、
なにをしていけばいいのかといったことなど、
なかなか的が絞りきれませんね。

今回は、タイミング、人工授精とステップアップし、その後体外受精にすすみ、
良好胚を何度も移植しているのに妊娠しないというご相談です。

こういったケースでは、妊娠歴があり、受精障害がなければ、体外受精そのものがストレスになっている場合も多いので、ステップダウン(高度生殖医療などをやめて、医療介入の程度を低くする)も考えられます。

しかしながら、過去に一度も妊娠したことがなく、受精障害など体外受精で大きく救われる要因があるカップルの場合は、やはり体外受精、顕微授精という高度生殖医療という選択は、間違っていないと思います。

今回は、受精卵がそれなりにでき、胚盤胞もでき、移植をなんどかしているのに、なかなか妊娠しないというカップルのご相談です。

悩むときには、まずこのように、ご自身にとって何が必要か考える必要がありますね。

良好胚移植でも着床のみ。体調アップで妊娠、

☆ご相談:よい卵を移植しているのに妊娠出来ません、どうしたらいいでしょうか?

36歳から妊娠を希望しています。

大きな問題はなかったので、タイミングで1年間、人工授精を半年ほど試したものの妊娠しませんでした。

体外受精にステップアップして、採卵を2回し、いくつもの非常にグレードのよい卵はできているのですが、ちょっと妊娠反応が出る程度で終わってしまっています。

年齢も38歳になってしまい、精神的にもいろいろと考えてしまいます。
どうしたら良いでしょうか?

今までの不妊治療歴
30歳 子宮内膜症がみつかる
35歳 病院でのタイミングを始める1年、男女とも大きな問題はないといわれる
36歳 人工授精を3回おこなう。クロミッド、デュファストン、プラノバール、ゴナールなどを使う
36歳 体外受精を行う、3つ採卵出来た。新鮮胚にて移植→妊娠出来ず。残りの二つは胚盤胞まで培養したが途中で止まってしまった。
37歳 採卵、胚盤胞にて非常によいグレードの卵が2個できた。移植→ほんの少しだけ着床反応があったものの妊娠は継続出来ず。

 

☆ご相談にお答えして:不妊カウンセリング

妊娠をご希望になり、体外受精までステップアップなさっていること。
良好胚ができ、移植もスムースで、着床の反応はでるものの、妊娠が継続出来ないということですね。

年齢要因もあがってきて、早く治療を前に進めたい、出産したいというご希望ですね。
治療を続けられてもう2年、年齢要因もあがってきてしまっていますし、精神的な不安が出てくるのもあたりまえだと思います。
一緒に考えていきましょう。

☆☆胚盤胞まで出来ていると言うことは、自信をもって進もうということです。

胚盤胞まで到達出来る採卵が出来ているのですから、自信をもってすすみましょう。

 現時点で、ちゃんと胚盤胞まで到達出来る卵が出来ていますね。これは非常にありがたいことです。まず、ご自身で確認納得して頂き、不必要な不安を持たないようにされた方がよいかと思います。自信を持って前にすすみましょう。

☆☆ストレスタイプ、リラックスして気の巡りをよくしましょう

 お身体を拝見すると、身体のボディーの部分(体幹)は、それなりに暖かく良い感じです。それに比較して手足は冷えています。そして手のストレス反応のツボががっつり出ています。

 これは、身体の緊張状態があり、気血の巡りが悪くなっているということが考えられます。緊張をゆるめ、全身の気血の巡りをあげていきましょう。このためには鍼灸やお灸でのセルフケアが効果的です。

また、一日のお仕事がかなりハードですね。疲労は身体のストレス状態をアップさせます。疲労を取る、疲労を溜めないというのは大きなポイントですね。

☆☆血流の課題、血の巡りをよくしていきましょう

お身体を拝見していると、この血流の問題は、血液凝固系の亢進の課題をもっているのではないかと思われます。いまのところ病院では検査をすすめられていないようですが、私は、不育症、着床障害などの検査をしてみてもいいのではないかと思います。

☆☆ステップダウンも心の中でアリかもしれませんね。

基本的に、いままで一度も妊娠したことがない。採卵して顕微授精の適応となる場合がおおいということで、体外受精を含む高度生殖医療が最適解ではあると思います。この提案を前提としながらも、体外受精の治療を意識しながらも、自然妊娠を意識した日々をおくることを提案します

今の状況のまま、体外受精を中心にした日々をおくるのはかなり負担が大きいと思います。少し気持ちを切り替え、まず体調をよくすることに意識を集中してみてはいかがでしょうか?。体調が整い、自然妊娠がかなえば自然妊娠、そうでなくても体外受精での治療に大きく貢献出来る時間が過ごせると思います。

治療を休みなく続けて採卵なさっていますね。体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精までステップアップなさっていると、自然妊娠なんて無理と思いがちです。ただ、現状は振りかけ受精でも良好胚ができています。大きな不妊の要因もないとすると、身体の緊張が主因かもしれません。

この場合、採卵をどんどん継続するよりも、一休みしてちょっと心身共にリラックスをお勧めします。

今のご年齢、状況であれば、気持ちがあせるようならば3ヶ月、まあいいやあと思うのならば6ヶ月。この期間は自然妊娠への挑戦であり、体調を整え、体外受精再開時に向けての身体作りでもあります。当院ではこの期間に、それまでの妊娠歴や不妊治療歴がどうであれ、無事に妊娠、出産なさる方がおおぜいいらっしゃります。それほど、緊張や疲労は大きな課題ということです。

また2ヶ月前には、採卵のために卵巣を8つ刺していますよね。これは、ずーっと昔は卵巣のドリリングといって、排卵障害などで自然妊娠しにくい方への一つの治療法になっていました。この効果が期待できるのが約半年間。『この半年間はちょっと病院通いを休憩しながら、体調を整えることも、決して妊娠をあきらめたわけじゃないんだ。』こう考えてみるのもよいのかなと思います。実際に、これで妊娠なさる方もすごく多いんですよ。

年齢要因がだんだん迫ってくる年齢になると、いろいろあせりますよね。

休憩をするのも大事。そしてその休憩を効率よくするのが不妊治療を成功させる鍵です。この体調を整える時間が、結果的に、良好な卵を作ることに貢献し、自然妊娠をする場合もありますし、また自然妊娠をしなくても、体外受精をしてみると、今まで以上にグレードのよい卵がとれ、妊娠につながるという事も多いです。

一緒に前へすすみましょう。

☆治療経過

週に1,2回のペースで鍼灸治療スタート。
2ヶ月後、3ヶ月後、採卵→あまりよい卵ができず。
7ヶ月後、採卵→凍結 よいグレードの卵が出来た
10ヶ月後移植、妊娠→無事の出産

初診時の鍼灸治療
右の外関(TE5)、陽池(TE4)、左大都(SP2)左公孫、両三陰交 右足三里(ST36)
中脘(CV12)、気海、関元(CV4)
肺兪(BL13)、左脾兪、胃兪、腎兪(BL23)、次髎(BL32)
+毎回の治療後にセルフケアポイントを指示

☆着床したら安静を!

妊娠反応が出たときに、とにかくこの1ヶ月安静を!とお願いしました。
病院では、『普通にしていてよい』という指示が誰にでもなされますが、
人によって安静が必要な方がいらっしゃります。
いままで着床するけれど継続出来ないという要因があります。
とにかく1ヶ月安静にしてみてください<(_ _)>

安静としっかりと鍼灸治療にくわえ、セルフケアのお灸、温灸をおこない、無事に妊娠初期を超え、ご出産なさりました。

あとがき

無事にご出産、赤ちゃんを迎えることが出来て本当によかったなと思います。

不妊治療をすすめていると、妊娠しないからという理由でステップアップされ、体外受精へ。胚移植しても妊娠しないから繰り返す。グレードが悪いから誘発方法を変えてみるなど、無限ループに陥ってしまうことがありますね。

こんなときに、『不妊の原因は?』『病院を変えたら?』『もっと検査してみては』『薬があわないのでは?』ということも当然考える要因にはなります。しかしながら、その部分を追求しすぎて悪循環に陥ってしまうことも多々あります。

 妊娠にはあたりまえの淘汰のプロセスもありますし、またシンプルに健康状態がよいと妊娠しやすいということもあるかと思います。

考え込まずに、一歩引いて、『妊娠』とか、『不妊治療』にだけ注目するのではなく、体調全般をあげていくということが、結果的に、不妊治療を前に進め、結果につながる治療となることができるのかなと思います。逆に言えば、体調が悪ければ、前に進まないのも不妊治療なのです。

また、ご自身について、『何が一番の課題なのか』をいったん医療的な不妊治療だけからの視点から引いてみることも大事だと思います。案外、気がつかないポイントに道が開けるヒントがあります。

アンケートにお答えして

妊娠12週のアンケートにお答えして。
アンケートへのご記入、ありがとうございました。

採卵をしていて、いままでのよりも、数が増え、グレードがあがっていけたこと、よかったなあと思います。血流をあげ、セルフケアのお灸も取り入れて継続、努力なさった結果だと思います。

また、食事を改善出来たことも大きな要因だと思います。どうしても、日常はいままでの習慣の延長になってしまいますが、カウントしてみることでご自身の過不足が可視化され、3食取ること、果物を取ることもできたことが、体調をupさせることにつながったのかなと思います。

不妊治療は案外、スケジュール的なこと。どういう優先順位をもってすすむのがよりベターなのかを考えることも、ワンチャンスを活かす事になると思います。

私のアドバイスを素直に取り入れてくださり、一緒に治療を進められたこと、そして結果につながったこと。私もとっても嬉しいです。よかったですねえ。

質問にお答えして:冷え、冷え性への対策。どうしたらいいでしょうか?

冷えということで、このところつらつらと書き物をしています。

ご質問をいただいたので、ちょっとまとめてみました。

鍼灸師さんのセミナー用なので、ちょっと一般の方には用語がわかりにくい
かもしれませんが、冷えに対しての対策として、とても重要で、ポイント満載だと思います。
質問があれば、どうぞ!

では、ご質問

「冷え部分と全体の対応の仕方」ですが、この「全体」って何を指してますか?
(内臓?子宮?身体全体のこと?)

 

不妊鍼灸

不妊鍼灸 セミナー

(不妊鍼灸講義ノートより)

☆冷えの部分という言葉はなにをさすのでしょうか?

冷えの部分って言うのは、足先だったり、子宮(女子胞)だったりという、パーツをイメージしています。全体ってのは、身体を温め養う力、東洋医学で言うところの脾腎の力(胃腸の力)をイメージしています。

1)カイロはそのばしのぎ。でも、そのばしのぎが大切な時もある。

足先が冷えているので足先という部分の冷えだけに対応しようとしてカイロなどをあてても、血流という動きがなければその場を暖めているだけです。 冷えを解決するには、暖かく養う血をその場処にもっていく、『血流』という動きを出すことが大事です。

とても寒い野外にいるとか、どうしても足先が冷たいと辛くて眠れないなどというときの、対処療法としては、その場を暖めるカイロなどを使うことはアリです。外邪(外からの敵)である、外からの冷気から身体を守るためにはアリです。

しかしながら、冷えを根本的に対応する血流は作れないので、これはジリ貧の対応。

 

2)どこかに集まれば、他は手薄になるのが、血流の常。解決策は?

足先という部分に冷えの対応をしようとして運動や足を動かすということを積極的にすれば、足先という部分には血流が届き冷えの解消がなされます。

しかしながら、逆に体幹部にある子宮(女子胞)などの部分は手薄になります。手足末端にいってしまって、不足しちゃうわけです。

つまり、どこかに集まれば、他が手薄になるということ。
子宮(女子胞)という部分で見ても、
全身という観点からみても同じです。
いわゆる気血両虚タイプで弱っちい人の場合、どこかにエネルギーが集まれば他が手薄になるということをよく踏まえるのがポイントです。

  どこの血流を改善したいのか焦点をあてるのが大切!。

 

3)血流がどこかに集まれば他は手薄。ご飯を食べると眠くなるわけ

冷えという言葉から離れますが、血流が集まると言う意味では
・食事をすると胃袋という部分に血流があつまる。
・頭を使うと頭という部分に血流が集まる。

安静ということが、一時的であれ効果的なのは、弱った部分にあつまりそこを修復することに集中でき、他の動作や労働にエネルギーをもっていかれないということです。

4)足の交代温冷浴のよさについて

足の交代温冷浴は、血流という動きを、足先を刺激することで、足腰という足というパーツ、腰(下腹部、子宮(女子胞)あたり)の血流をよくするという効果がみられます。

足を運動で使うと、運動という作業にエネルギーがとられますが、温冷浴はその心配もありません。活用して下さいね(^^)。血圧の課題がある人にも効果的ですよ、

 

5)体幹と四肢、中心と末端 東洋医学の考え方の中で。

子宮(女子胞)を部分という言葉で使うときと、体幹という臓腑の力が存在するところという感じで使っているので、わかりにくさがでますね。

これは、体幹と四肢ということを、中心と末端という感じでとらえているからです。体幹というのは、肝心脾肺腎の臓腑の力があるところで、底力みたいなイメージ。そして手足というのは働き動くところというイメージで使ってあります。

 

☆不妊治療での冷え対策ポイント

子宮(女子胞)という部分の特殊性は、五臓の中にはないけど、体幹にあり、次世代を養うときには非常に重要であるけれど、普段の「生きていく」ときには、優先順位をさげられてしまうという位置にあるということです。

つまり、体重が激減するほど本人に生命の危機があるとき(急激なダイエットなど)、機能を停止(生理を止めて)して他の臓腑を優先するようなスイッチが入ります。

これが不妊治療をするときにはとても障害となります。

その人の生命力の振り分けではあるのですが、妊娠したいときには問題となります。
妊娠スイッチが入りにくい、優先度があがりにくい子宮(女子胞)にいかに血流を持っていくかがポイントになるわけです。

4番目にあげてある、「ETするなら、季節や状況を考慮」というのは、
胚移植の状況を選んだ方がいい人がいるということです。

大多数の人には関係無くても、難治性不妊になってしまっているような方には
身体に負担のない季節の方が妊娠しやすい人がいるのは事実ですね。

これを見極めることが、前に進まない困難事例を一歩前に進めることになります。

不妊:相談 体外受精が答えではなかった、39才自然妊娠での出産0198

『妊娠できない』というときに、病院へ行けばステップアップで治療は進んでいきますね。そして高度生殖医療の体外受精、良好胚での凍結胚盤胞移植を何度もくりかえすものの妊娠できないと言うときに、『同じ事を繰り返してもダメだ』と思う方も多いと思います。

今回は、そんなケース。『このままでは何度やっても同じ結果になりそうだ』という思いからビッグママ治療室を受診され、思わぬ自然妊娠、無事の出山にたどり着いた方の体験です。

ご相談:
38歳です。36歳で結婚しすでに人工授精を七回、体外受精も採卵を三回行い良好胚での胚移植を5回もしていますが妊娠していません。

採卵すれば卵はとれ、よい受精卵もできるのですが、妊娠しません。
自分なりに食生活や運動にも気をつけたうえで不妊治療をしていますがまったく結果が出ていません。

いま、体外受精で採卵してあった凍結胚を全部使い果たしてしまいました。
このままでは、何度やっても同じ結果になりそうだと思います。
私は手足がとても冷えるタイプなのもとても気になります。
どうしたらいいでしょうか?

 

ビッグママからのお返事:
いままで多くのことに挑戦し、食生活や運動も取り入れがんばってこられましたね。また体外受精でも良好胚が出来ているのに妊娠そのものが成立しないということは、息詰まった感がありますよね。少し不妊を考える観点を整理してみたいと思います。

お食事、睡眠について:
食事生活記録を拝見しました。お食事、睡眠共に大きな問題はないと思います。今の状態で充分です。サプリや漢方、健康的な食品など足し算をしたくなるところだと思いますが、現状の食生活をみると不必要だと思います。もし、栄養的な観点で不足するモノがあるとすれば、モノが足りていないのではなく、取り込み能力の不足からの観点を考えるべきかと思います。

お身体を拝見して:
東洋医学的な観点からお身体を拝見しました。

気の滞りがつよく、それにともない血の滞りもおこしやすくなっているということがわかります。これはお腹の右側にある肝の相火のつっぱり、足の臨泣(経穴)の詰まり、舌でみられる舌裏の怒張、身体各所にみられる細絡といった所見から考えられます。

また、身体の底力の不足も感じます。これは体幹の経穴からみていきます。左の胆兪から胃兪の陥凹、右の三焦兪の陥凹と、胃腸の経穴を中心に弱さがみられます。

食生活睡眠という基本的な生活に問題がなく、二便睡眠に問題がなく、翌日に疲れが残らないという状況は、それなりに現時点で大きな不都合はないと言うことだと思います。つまり、日常がそれなりにちゃんと保たれているということです。

妊娠は、身体の余力から生まれということ

日常生活を送るという観点からは十分な身体作りはされていると思います。
しかしながら、妊娠というのは、『身体の余力』から生まれます。今の状況は、今の生活を維持するには充分なのだと思いますが、妊娠を考えたときには『もう一段の身体の力の底上げ』が必要かと思います。

この観点から考えていくと、冷えの状況が深いですね。もともとしもやけができやすい素体は足という身体の末端にあり外部からの影響を受けやすい場処です。そういった場処でしもやけという血の流れが滞りト多ぶるをおこす状態というお身体は、身体を温めて養う力の不足が感じられます。

妊娠のためには、この身体を温め養う力をつけるため生命の土台の力(腎気)を底上げし、胃腸の力をバックアップしていきます。このことにより気の滞りをとりさり、血の阻滞を作りやすい状況を改善していきます。つまり、子宮を中心とする女子胞の力をupさせてを生命力を賦活化させることが妊娠のために必要かと思われます。

良好胚が出来ているということは、それなりに妊娠への身体作りは整っているということです。あと一歩、一緒にがんばっていきましょう

東洋医学的な見たて:
弁証:腎虚 気滞血瘀
論治:益気補腎、活血化瘀
治療方針 腎気のそこあげによって脾気をバックアップし、全身の気滞をとりさり活血化瘀をしていく。

治療の経過
ビッグママ治療室初診
初診時:左外関、右臨泣、三陰交、大巨(温灸)左脾兪、左腎兪、右三焦兪、次髎
施灸指示 大巨、関元、左外関陽池、曲泉、陰陵泉
以降、週に1、2回の鍼灸治療、自宅施灸

2ヶ月後:無事に6個採卵出来、2つ三日目胚で凍結、1つ拡張期にて凍結
4ヶ月後:年齢要因も気になるので再度採卵→凍結胚を作ろうとするもインフルエンザで中断
6ヶ月後:自然妊娠成立、鍼灸治療を週に3~4回にする(12週まで)その後週に2回程度で出産まで継続

無事に39才にて出産 おめでとうございます。
残った凍結胚で、少し落ち着いたら第二子に挑戦したい。

 

出産を終えての患者さんからのメール
「・・・・中略・・・・この出産まで、本当にいろいろありがとうございました。この1年、私たち夫婦にとって、子供を授かるに当たり、思い出深い一年となりました。またよろしくお願いします」

患者さんからのアンケート

あとがき
初診の時には、何度も良好胚を戻しているのに着床がまったくしないこと、年齢的にも高齢になってきてということでとてもあせっていらっしゃりました。

確かに、『ここまでやっているのに、どうしたらいいんだろう』という思いはよくわかります。

妊娠しないという状況は、何をしたら良いのか全く分からないと言う状況に見えてしまいますよね。そしてその方にとって、『不妊の原因』がどこにあるのかということは、案外難しい課題です。

妊娠しないという結果から、体外受精という手段しかないのだと考えてしまい、同じ状況で繰り返してしまい困難事例になってしまうことがよくあります。『自分では自分が見えない』ということから、他者の視点をいれられると、新しい道が開けることもあるのかなと私は思っています。

また不妊治療では、足し算治療になってしまいがちです。そのお気持ちはよくわかります。不足しているから結果が出ないと思いますよね。ただその
   『足し算』でがんじがらめになって、疲れ果てちゃう
                          こともあるのかなと思います。

ご自身の身体を温め養う力をつけていきながら、高度生殖医療を進める中で、自然妊娠をなさり39才での出産となることができたのは、本当によかったなと思います。そしてご自身の『妊娠』には、多くの医療介入ではない答えがあったのだなと言うことも、妊娠してわかることですね。

なかなか答えにたどり着かない不妊治療。少しでも解決できる道に寄り添えたこととても嬉しく思います。本当によかったね(^^)。

この症例の弁証論治、経過→強い冷え、体外受精でも妊娠しない。自然妊娠

不妊相談:不妊、流産、身体と気持ちを整えて無事に妊娠出産 0116

32才で結婚されてからの妊娠希望でしたが、少しゆっくりと赤ちゃんが舞い降りてくれた症例です。

詳しい症例解説はこちら↓
流産、吹き出物、のぼせやすい妊娠、出産

食事を強くコントロールしたり、体重の増減が大きくあると生理に影響が与える場合が多いですね。

自発的に止まってしまっている生理は、治療対象にしようとすると同じぐらいの年月がかかるといわれています。また2年以上止まると、治療そのものがかなり難しくなります。女性にとって大事なことですから気をつけておきたいですよね。ピルなどでコントロールしておくことが大切です。

 

この方では無月経の期間もありますが、それなりに生理や卵巣の状態は保たれていたと思います。しかしながら、お身体そのものの力が少し不足していたので(腎虚、肺気虚)、まず身体の土台作りからはじめていくことになりました。

色々な課題をしっかりと越え、身体に自信ができたところでの妊娠、そして丁寧な妊娠中の体調管理で無事に元気な赤ちゃんと巡り会えたのは本当によかったですね。

過去に人工授精で1度妊娠しているということは、体調さえ整えば、同じようにほぼ自然妊娠と同じプロセスで妊娠できるというい状況です。こういったケースでは、西洋医学的な不妊治療そのものをあせるのではなく、まずご自身の体調を管理し、食事を楽しくめしあがり、その日々の幸せの文脈の中にこうのとりはやってきてくれるのかななんて思っています。

あせらず、自分自身の身体をしっかりさせることで、自然とコウノトリもやってきてくれますし、子育ても楽しめ、お子さんと充実した時間もすごせると思います。

ときどき拝見させていただいている、お子さんの成長の写真。
とーっても楽しみです。うれしいですよねえ。

☆ご相談:早く妊娠したいです。どうしたらいいでしょうか?

34歳の主婦です。
29歳で結婚して、31歳から妊娠を希望しています。

多嚢胞性卵巣症候群と診断され、クロミッドを使っています。卵胞はでき、生理周期もそれなりにととのっています。

人工授精によって1度妊娠しましたが、胎嚢はみえず流産となってしまいました。
流産してから、月経周期がもとのように回復するのに7ヶ月もかかってしまいました。

20代前半から慢性的にでている、口や顎の周りの吹き出物がきになります。
またとてものぼせやすく、寒いところから暖かい部屋にはいると熱が籠もった感じになり、実際に鏡で顔を見ると赤くなっています。また、そんな風にのぼせて顔が赤くなるほどなのに、足や下腹の冷えはひどく、特に冬に冷えると下腹が痛みます。

早く妊娠して、無事に出産までたどりつきたいと願っています。
どうしたらいいでしょうか?

☆☆ビッグママからのお返事

早く妊娠して、子供を家族にお迎えしたいっていうご相談ですね。
少し整理して考えていきましょう。

☆☆妊娠について
生理不順の要因や、流産というご経験がありますね。
これは妊娠について課題となることではあります。
しかしながら、

・自然に妊娠が出来る力のあるカップルである
・ちゃんと排卵がある
・着床する力がある。

このことは大きなポイントです。
あせらずに、しっかりと身体作りをすることで、きっとお子さんに恵まれると思います。

もう少し課題を分けて考えていきましょう。

☆☆身体の課題と精神的な課題

真面目にお仕事を頑張る誠実な方だなと感じます。
その真面目さが、身体の負担にはなっているのかなと思います。

頑張ると言うことは、気を上に持ち上げて、肩、首、頭に集中します。
気がのぼることで、のぼせやすくなる、吹き出物など、
上半身の症状がいろいろ出現しますね。

そして相対的に、上に気が集まれば、下が空虚になります。
下半身足腰には気が足りなくなりますから
冷えをおこしますし、生理の問題も出現しがちになります。

☆☆流産や出産が身体に与える影響

不妊治療によって妊娠されるものの、残念ながら流産になってしまわれましたね。
流産は、妊娠にまつわる自然な流れである場合も多くあります。
しかしながら流産後になかなか体調が回復しなかったのは、ご自身の
もともと不足気味だった下半身足腰の気血が流産によってより
損なわれてしまった可能性も考えられます。
流産後の不調は二人目不妊と同じように考えられます。
つまり、出産や流産は身体そのものに大きな負担になる可能性があるということ。
そしてその負担によって、気血が消耗し、妊娠しにくいという状況がおこるということです。

状況によっては、『妊娠しにくくなる』原因になる流産出産ですが、
逆に、出産や流産は『妊娠しやすい』状況も作ることがあります。
どちらになるのかは、もともとの身体の力なのです。
身体に力(生命力)があれば、出産や流産が気持ちのよいリセットとなり、
次への前向きな準備となる場合もあるのです。

生命力の土台の力(腎気)となる力をつけ、子宮、卵巣などの女子胞の力をしっかりつけ体調をあげ妊娠、出産に向けて頑張って行きましょう。

☆東洋医学的な見方 治療方針

弁証:腎虚、肺気虚
論治:補腎、補肺気

<治療指針>
腎気をしっかりさせることを第一の目標とする。肝鬱になりやすい状態ではあ
るものの、仕事を辞めたことで肝鬱の最大の要因が取り除かれていることか
ら、根である腎気に加え、蓋である肺気を補うことで、肝鬱が徐々に落ち着い
ていくところを目指す。

かなり負担が見受けられる脾気に関しては、様子を見ながら、必要であれば脾
気からもアプローチする。

☆☆肺気(やかん)と腎気(ガスレンジ)

東洋医学で言うところの肺というのは、華蓋、つまりヤカンの蓋のような役割です。
ヤカンを火に掛け、お湯を沸かすときに、蓋がしっかりしていないと、どんどん
中身が蒸発してしまいなくなってしまいます。
逆に、蓋がガッツリしすぎて蒸気を逃がしてくれなければ、内側の圧力が籠もってしまいます。

本症例ではこの肺気の課題があるため、固い蓋になってしまったり、きちんと中身を守れない蓋になったりと、熱が逃げ場を求めて吹き出物になったり、全身の力が不足する気虚を進める要因となっていました。

心と身体の二人三脚はとても大事です。
食生活の充実は、その人の気持ちをほっとさせてくれると思います。
しかし大きな体重減少や、生理が止まってしまうほどの食事コントロールは
その時を乗り越えることができても、その人の器を小さくしてしまい、
内熱が立ちやすくなり、そのときは『元気です!』という気が立ちやすい状態に
なるものの、のちのち体力、気力が続かないということになります。

ゆっくりでいいんですよね、
しっかりと血肉を養い、気持ちをゆっくりもって、前にすすんでいけたらいいんです。

確実に身体作りをし、無事にお子さんをお迎えになることができました。
おめでとうございます。

☆☆治療経過

初診 週に1度以上の治療間隔、毎日の自宅施灸。養命酒などを勧める。

鍼灸治療:百会(7)右内関+ミニ灸 右足三里、右陰陵泉、三陰交 臍(棒灸)
肺兪(温灸)、左胃兪、右三焦兪、腎兪、次髎

自宅施灸指示:臍(棒灸)内関、外関、関元、気海、大巨、三陰交、陰陵泉、胃兪、脾兪、腎兪、次髎などのミニ灸によるセルフ灸を適宜

 

3ヶ月後
高温期がきれいにあがるようになってきた。
体調を整えながら、ステップアップをする。
病院の都合や、生理周期の問題でなかなか治療が進まない中、
1年後に妊娠。

妊娠30w:逆子
左外関、左陽池、三陰交、陰陵泉。
腹部棒灸、左至陰
胃兪、三焦兪。
→31週には頭位になる。

→40w無事に出産

おめでとうございます、よかったですねえ。