私は不妊治療で多くのご相談を受けています。
その中でよくあるのが、
『でも、あそこの病院に言ってダメだったら・・
と思うと怖くて行けないんです』
というお声です。
私がお勧めした病院は自分でもお勧め病院だとわかっている。
実力があって、実績もあり、自分が最後の挑戦をするのにふさわしいと。
でも、勇気がでないんですよね。
その不安な気持ち
ダメだったらもうおしまいだという気持ち。
いままでこれだけやってもダメだったんだから、ダメかもという気持ち。
正直、はじめは理解出来ない私がいました。
それが大きく変わったのは、この、渡辺ゆかりさんとの出会いです。赤ちゃんと出会うための旅
このなかで、ゆかりさんは、
なかなか行かなかったのはKLCはDrその他メンバー全てが厳しくて事務的と聞いていたし、
最高峰と言われるKLCでできなかったら立ち直れないかも…と変にかまえてたから。
でも行くことにしたのはセンセにボチボチすすめられて、
「ここならダメでもあきらめつくかな…」と思ったから。”
立ち直れないかもと、ここでダメだったらもうお仕舞いだと思うと前に進めなかったと仰っています。
この矛盾がやっぱり大きいんですよね。
ご自身でも、いってみたらいいとはわかっていらした。
でも、行けない。
勇気が出ないんです。
ここで、私は鍼灸で体調を整えることとをしながら、
背中を大きく押しました。
やってみようよ!と。
(院長はキツかったけど、副院長は思ったよりやさしかった。)”
このきつい院長先生は、もう故人でいらっしゃります。
沢山のエピソードがある偉大な先生でした。
ある方はまだKLCが近くの一軒家にあるときにいっていて、
待合室にふらりと現れて、なにやらあれこれと雑談で演説(^_^;)をしていたとか。
ある方は、
『あなたのせいでご主人は赤ちゃんを抱けないんですよ!』
といわれ泣いていらっしゃるので、『なにいってんの!次の時に周りの話しを聞いてらっしゃい』といいました。そして次回の病院が終わったあと、
『同じ事を言われている人が、
『そんなことはわかっています、だからここに来たんです。治療法の説明をしてください』
と言ってました。院長それっきり黙ってました!!私もすっきりしました』と報告してくれました。今ならこの発言マタハラそのもの。
まあ、治療を頑張らせる応援の言葉だったとは思いますが、言い返した女史がかっこいいですねえ!
そしてある方は、待合室で待っていると、『もうちょっと待たせちゃうからね、コレでなんか食べてきて』とKLCのカフェの食券をくれたとか。
よくも悪くも個性的で、『赤ちゃんを授けてあげたい』という情熱があったかたですねえ。
この副院長先生は、今の新橋夢クリニックの先生です。
勇気を持って前に進んで道は開けた
ゆかりさんは、転院し、ながい、ながい不妊治療の旅に終止符を打たれました。
病院選びや治療法選びは、本当に迷うことが多いと思います。
それは、他の人にとって最適でも、自分のケースではどうなんだろうということがわかりにくいのです。
ゆかりさんには、KLCをお勧めしましたが、ここだけが一番だとは私は思っていません。ながらくKLCに通っていた人に、向いてないから変えたらといい、結果が出た方も多くいらっしゃります。
選ぶ、決めるというのは、勇気もいるし、わかりにくいこともいっぱい。
最終的に決めるのはあなたですが、もし迷ったら、一緒に考えましょう。そして背中をドンって押しますからね(^^)
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スヌーピーのマンガに出てくるライナス君がいつも握りしめているあの毛布です。
これは小さい子供でもよくみられますねえ。
なんでもいいんです、勇気を持って前に進みましょう、人生が変わります
まあ、おいしいもの作って食べて、元気だそうね!