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3年にわたるストレス不妊、鍼灸で即解決! 0007

妊娠は不思議なもので、別に取り立てて問題がなくても、精神的なプレッシャーや、ちょっとしたことで糸がからまり、妊娠につながらないことがあります。

本当に不思議です。

今回は、おじいちゃんを中心とする舅姑や親戚からのプレッシャー、非協力的な夫という困ったちゃんを背負った女性からの不妊相談です。

症例はこちら→3年にわたるストレス不妊、鍼灸で即解決! 0007

ご相談

3年前に結婚しました。

舅姑、そして祖母祖父から「早く孫を!」と常に言われています。
『鯉のぼりをいつ買えばいいんだ?』などといわれ、とても精神的に辛いです。

体重も落ちてしまい、30日ぐらいだった生理周期が90日近くになってしまっています。これではかえって妊娠しづらいと思うもののどうしようもありません。

病院へは2年ほど通っていて、基本的な不妊の検査は問題がありませんでした。

ドクターは取り立てて問題がないから、もう少しこのまま排卵誘発などして、様子を見ましょうと言うことです。

夫はまだ一度も病院に行ってくれていませんし検査もしていません。夫の両親や親戚が『早く子供を!』というのに、夫は協力してくれないのです。

ストレス不妊

ストレス不妊

若い頃から肩こりが辛く、目の疲れも辛いです。ストレスで食欲不振と成りご飯が食べられないときもあります。

どうしたら、早く赤ちゃんが授かるのでしょうか

ビッグママからのお返事

子供をというさまざまなプレッシャーで押しつぶされそうですね。
典型的なストレス不妊だと思います。

協力してくれない夫、そして孫、孫とプレッシャーをかけ続ける舅姑!!。
もう、お宅にお邪魔して、「何言ってんですか!!」と申し入れたいぐらいです。よく我慢して今まで頑張ってきました。

ご主人とよく話し合って、いままでご自身の肩だけに乗せてきた不妊のプレッシャーを
半分受け持ってもらいましょう。

結婚して、子供を授かることが許されているということは、本来とても幸せなことです。
その幸せが逆に辛いことになってしまっていますね。

気分転換をして、楽しく生活できる工夫をしてみましょうね。
いままで十分頑張っていらっしゃるので、少し息抜きをしましょう。

治療院でお教えしたお灸を毎日ご自宅でなさってくださいね。
ご主人に手伝ってもらうと楽でやりやすいですし、いままで赤ちゃんの
ことは奥様にまかせっぱなしのご主人にとっても、一緒に考えてくれる良い機会になるのではないかと思います。

お若い二人です、早くコウノトリが来てくれますように!

西洋医学的な不妊治療の方針について

さて、西洋医学的な不妊治療についてですが、結婚して3年。女性側の排卵を誘発するばかりの治療ではめどが立たない段階なのかもしれません。ご主人の検査もすませ、ステップアップが必要ならば考える時期でもあります。

体外受精はまだ考えたくないということ、また年齢的にもお若いですし、とにかく、ストレスがきつい今の身体の状態を改善し、生理が規則的にくる状態にしていきましょう。1年ぐらいは東洋医学で様子をみてもよいと思われます。

生理が規則的にくるようになっても、妊娠が成立しなければ、IVF-ETなどの
ステップアップも視野に入れましょう。

東洋医学的な診立て

・弁証 腎虚肝鬱
・論治 益気補腎 疏肝理気

治療経過:4ヶ月にて自然妊娠〜出産へ

遠方のため2週間に一度の鍼灸治療、毎日の自宅施灸

初診時治療:
列缺ー足三里(灸頭鍼)ミニ灸合谷、列缺 右申脈ー臨泣 三焦兪腎兪(鍼、温灸、ミニ灸)ミニ灸右次髎

3診経過後:生理前のイライラが減少、生理の塊が沢山出た

4ヶ月後、9診にて自然妊娠。妊娠後も1,2週間に一度の鍼灸治療。31歳無事の出産。

☆素早い自然妊娠に至った理由

妊娠を希望して3年あまりの不妊経過でしたが、9回の鍼灸治療をおこない、4ヶ月ほどでスムーズに妊娠出産されました。

ご主人をどうやって病院に引っ張っていこうかと患者さんと二人あれこれ楽しく!考えながらの時間が過ぎるうちに、あっという間にコウノトリがやってきました。それほど「ストレス」や「プレッシャー」というのは、身体に、そして妊娠に悪影響を及ぼすのですねえ。一緒に真剣に!、そして冗談交じりにダンナさんを病院に引っ張っていく方法を考えた日々がなつかしいぐらいです。メンタルやストレスは何事にも大きな影響を与えます。とくに不妊治療で夫が非協力的、そして夫家族からのまごまごプレッシャーというのはたまらないストレスで、この患者さんはその圧力やストレスにめげずによく頑張られたなあと思います。

無事に第一子を授かったあとは、続けて、第二子、第三子とご出産なさいました。
子だくさんを望んだご本人や、同居のおじいちゃん、おばあちゃん、おおじいちゃん、おおばあちゃんのお喜びが目に浮かぶようです。賑やかなご家族なのでしょう。

おじいちゃんも、おのぞみどうりに、鯉のぼりを沢山お庭にあげていらっしゃることだと思います。

☆不妊鍼灸のポイント

不妊鍼灸 0007

不妊鍼灸としては、一番力の出せる、腎虚肝鬱パターンです。つまり、ストレス状態を解消し気の鬱滞をとりのぞき、全身の気の昇降出入をスムーズに行えるようにしていくことが目標です。

経穴解説もいれておきますね。ちょっと専門的ですし、基本的には素直な取穴が第一だと思っています。ご参考まで。

不妊鍼灸 腎虚肝鬱 経穴解説

 

 

病院選びの基準、養老先生のお言葉から

病院選びの基準

先日、ある読み物でうーん納得と思う記事がありました。

養老孟司「生死をさまよい、娑婆に戻ってきた」病院嫌いが心筋梗塞になって考えたこと

養老孟司先生は、解剖学で有名。

お医者様でありますが、ちょいと風変わりな医者嫌い。

この養老先生がお医者さんに掛かったときの体験がこの記事です。

この中で面白いなと思ったのは、

”医者選びは自分と価値観が似ているかどうかも重要です。”

私は不妊治療に携わり、日々皆さんの病院選びの話題により添わせて頂いていますが、この価値観の問題は非常に大きいです。一応の基準はあるものの、どう選ぶかは大きく違うのです。

養老先生は、このときの状態が

”そのときの私の症状は、1年間で約15kgの体重減少、あとはなんだか調子が悪い、元気がない、やる気が出ないといった不定愁訴(ふていしゅうそ)だけです。体重がなぜ10kg以上も減ったのか、理由はわかりません。”

この状態だと、82才という年齢を考えても、糖尿病などの成人病的な要因での悪化やガンなどの慢性消耗性疾患を疑うのかなと思います。

しかしながら養老先生は心筋梗塞でした。すばやいカテーテル治療などで命拾いされています。

医療はその人に何が必要なのか案外難しい選択になります。

ドクターはご自身が考える価値観の中で『ベスト』を提示してくださります。

しかしながら、その『ベスト』がその人の様々な事情の中での『ベスト』とは限りません。

不妊治療は特に、とくに様々な事情がからみます。

価値観、経済的状況、夫婦の相性、いままでの治療歴。

これにドクターや病院側が考えるメソッドが一致しない場合もあるわけです。

病院選び、迷ったら誰かに相談してみるのがよいのかと思います。

私達は養老孟司先生のように、スーパーな相談相手はいませんが、

案外身近なところ(Googleの口コミなど)でも考える要素になりますし、また

不妊カウンセリングなども、少し頭を切り替えさせてくれるのかもしれません。

 

それにしても、狭心症や心筋梗塞の予防として、1喫煙、2食事、3適度な運動4ストレスをさける。とあります。

なんかあたりまえなことですが大事なんですね。

ストレス対策で、

『あせらず、おこらない、明日出来ることは今日しない』

けだし名言!

コロナの世の中、ストレスはたまる一方ですが、

あせらず、

おこらず、

今日を楽しみましょう!

それが健やかな身体作りの基本ですね(^^)

猫草でも食べて、猫先生を見習ってのんびり、マイペース

「身体は今をいきている」 ストレスと上手につきあうために 2020/11/27

「今 ここ」  ストレスと上手に付き合うために

ストレスの多い世の中が続いていますね。
どうしようもならないことなのに、息苦しさを感じてもがいたり、
思い道理にならないことに落ち込んだり。
先に未来に不安になったり。

そういった心の思いは誰にでもあります。そしてこの心の思いが
人間を新たなよりよい世界を築くべく原動力にしていたのでしょう。

不安があるからこそ、不安に対処し、安全な行動をしたり、より便利な方法を模索する。
そんな当たり前をしてきたからこそ、人間は技術と共に前に進んでいます。

ただ、この心の思いは、ときとして、心を暗くし、不安にし、身体の健康までも
むしばみます。ストレスが体に悪いなどと言いますが、そのとおりですね。

そんなストレスの強い世の中。
心の有り様を少しスッキリさせておくと過ごしやすいのではないかと思います。

それは、「今 ここ」を生きているということを自覚し、感じることです。
マインドフルネスや瞑想にも通じるメソッドです。

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「今 ここ」ー身体は今を生きている。

今、この瞬間に私は生きています。
過去でも、未来でもなく、今この瞬間に生きているわけです。

私には思考があります。
思考は未来を考え、過去を思います。
未来を不安に思い、過去の出来事に苦しみます。
すると、あたかも、いま不安があるように思い、いま苦しみがあるように認識してしまいます。
私の思考によって未来や過去に思いをはせることが、「今 ここ」に生きている私に
あたかもいま不安があり、いま苦しみがあるようだ誤解し、心を乱し、
身体の気の昇降出入のベクトルに負担をかけ乱してしまいます。

過去を思い、未来に思いをはせることは生きる意思を持った私たちにはとても大切です。
なぜならば、過去の経験を踏まえ、いまを認識し、あらまほしき未来への
道をどのように進むのかを選び実行するためです。進展進捗のある人生を歩むために、私たちには思考が必要なのです。

しかしながら、「今、ここ」そして「この瞬間」を生きている私には

いま実際に過去の苦痛にさいなまれているわけでもなく、

未来の不安が「今 ここ」で現実にあるわけでもありません。

それは思考が作り描いている世界です。
心がこの思考の作り出している世界に苦しみ、不安に思うことで
身体の気の昇降出入に影響し健康への負担となります。

思考が作り描いている世界を勇気をもって実際に歩んでいくのが人間の人生です。
しかしながら未来への前向きな理想であっても、
「今 ここ」を生きる私には執着となり心乱すものでもあり、
心乱すことは身体の気の昇降出入に影響を与えます。

「今、ここ この瞬間」には苦痛も不安もなく、
「今、ここ この瞬間を生きることが許されている」ことを受け止めたとき、
身体の気の昇降出入は思考の鎖から解き放されます。

思考の呪縛を認識しながら、解き放されることも許されていることを認識する。

これが、「今 ここ この瞬間を生きる」ことを認識し、
「今を生きている」ということではないかと
私は考えます。

小アジのあげたん
うちのユタキチ君のソウルフードです。

23 胃の病気   胃の冷えとストレスからのダメージ

23 胃の病機についてです。

まず第一に脾胃についての復習。

これが基本です。

おこをおさえて、さて、胃の病機を考えていきます。大きく5つ。
胃気虚弱、胃気虚寒、胃火上炎、胃陰不足、胃絡瘀滞です。

全体としてまとめると、こんな感じです。
胃気虚寒=胃気虚弱+内寒
胃火上炎=胃の熱症状+上部の症状
胃陰不足=胃の陰虚+胃失和降
胃絡瘀滞=出血の症状+オケツの特徴

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胃気虚寒(胃気虚弱+内寒)


原因:外邪の直中、生冷物の偏食、暴飲暴食、陽虚体質
症状:食欲不振、腹部膨満感、ゲップ、悪心、胃脘部の冷え、冷痛

胃火上炎


原因:偏食、辛み、酒肉類、大腸腑気普通(便秘)
症状:消化亢進 清穀善飢
胃気上逆(悪心、嘔吐、吃逆、口苦)
胃経に影響(歯齦腫痛、出血)

胃陰不足(慢性萎縮性胃炎)

原因:長期間の気鬱状態→熱を化す
長期間にわたり、熱邪が胃に停滞、
七情失調による清熱→陰液の消費、
重篤な病機または慢性病による胃陰消費

症状:胃の受納消化機能に影響→飢不欲食、食欲不振(食べたいけど食べられない)
胃の和降機能に影響(脘腹不快、吃逆、乾嘔)
全身の津液不足、口、咽喉の乾燥、消瘠、便秘、舌質紅、無苔(鏡面舌)

冷えの問題、そして長期間の肝鬱が熱に化火して陰液不足を起こしてくる問題と大きくわかれます。ストレスと胃は有名ですが、ストレスという肝のうつ熱が長期間にわたることで胃の陰液不足を引き起こし、新たな病態となっていくわけです。

0002 ストレスで悪化する! 膻中ー内関ですっきり。

ストレスってのは、なかなかやっかいで手強いです。

よーく考えると、同じ出来事でもストレスになる人と、ならない人がいます。
ここが不思議。

ストレスがあるときに、疲労も強いと、がーんと身体がまいってしまうことがあります。
この症例では、ストレスと疲労が引き金で、アトピーなどを引き起こしています。
なかなか手強いストレス!

時系列でお話を伺っていくと、身体に湿気をためやすかったり、むくんでいたりという
内湿の要因がうかがえます。この内湿があるために、身体がストレスでダメージをうけたときに
アトピーという症状になったのかなと思います。

内湿をため込まないカラダ作り。
ストレスなんかにやられないようなメンタル作り。
大事なんですよね。

さて、症例を紹介しておきますね。

アトピーストレスに負けないぞ!

ここでポイントになったのは、膻中ー気海ー内関の組み合わせ。
心の外衛である心包の経絡を整えて、身体の中心をたて、ストレスを解放していきます。
また、中心である任脉を整えることが婦人科的な強さも引き出してくれます。

面白い組み合わせですよね。