鍼灸漢方と健康づくり

東洋医学/鍼灸・漢方での健康づくり

okyu-relax私は、自分の体調管理に、温灸を中心とする鍼灸治療を定期的に受け、漢方も服用しています。

これは症状に対応してというよりも、『東洋医学で人を診る』という観点から自分の弱点である腎気や肝気の問題をより健やかに保つための健康管理、体調管理です。

これらによって、もともと非常に重い腰痛は忘れてしまうほどです。そして様々な症状もおきても対応ができ、養生が出来る自分の手の中にある状態です。

人生という長い道を歩いて行くときに、様々な病気や症状で悩まされますね。

それは私も同じです。何も問題なくスーパーマンのような身体を得ることが出来るという魔法はないと思っています。でも、自分という身体をかわいがり、精神を自分のコントロール可能な範囲に保ち、日々を過ごすことは出来ます。症状が出ても、病気になっても、まず自分自身を理解し、体調の『土台作り(底上げ)』をしておく。その上で西洋医学的な『攻め』の医療も取り入れる。それが私の自分の人生を生きてく方法です。

「攻め」と「底上げ」

鍼灸や漢方は、そういった気持ちよく生きる日々を作っていく『土台作り(底上げ)』ときにとても役立つと思います。ときに『攻め』も得意で、鍼灸ってこんなに即効性があるんだと驚くことももちろんあります。でも、得意なのは症状に対応するのではなく『土台作り(底上げ)』です。そしてこの土台の力(腎気)があれば、症状に振り回されることが減るのです。これが私が、症状と闘うのではなく、自分の身体そのものと向き合い、調和して気持ちよく生きていくために東洋医学を推奨する理由です。

鍼灸は、自分の身体をよく理解してくれる人に、アドバイスを受けることを中心にする様な気持ちで受けるとよいかと思います。施術は基本的にその人の力不足を補ってもらうこと。そして今の弱りがどこにでているのかチェックしてもらうことを中心にするとよいかと思います。自分で自分は見えにくいものです。他者の目は役に立ちます。

漢方は、使い方が二つです。1)急性症状を納めること 2)身体を補い整えていくこと。こと。この二つをどのような状況で取り入れているのか意識しながら使っていくと、本当に力強い自分のサポートになると思います。漢方ドクターは本当に力強いパートナーです。是非あなたもあなたをしっかりサポートしてくれる漢方ドクターや鍼灸師を健康管理のパートナーとしていただければと思います。

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