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体外受精で妊娠出来ず、体調アップで自然妊娠(20代女性)0021ー②

体外受精で妊娠出来ず、体調アップで自然妊娠(20代女性)0021ー② 続きとなります。

→その①はこちら

☆東洋医学的な見立てからのお体の建て直し

東洋医学的には、生命の土台の力である腎気が不足し、全体を支える力が弱いこと。そしてバックアップが少ないので、胃腸の力が十分に発揮出来ず、お体全体を余裕ある状態にできていません。

背中のツボをみるととくに胃腸のツボである、脾兪、胃兪の弱りも明瞭です。
間食や水の摂取の仕方に気をつけながら、胃腸を養い、余力をつけていきましょう。

弁証:腎虚、脾気の弱りによる任衝脈の虚弱
論治:益気補腎、益気補脾、養胞宮

治療方針、鍼灸治療では、脾胃の負担があれば補いながらも、腎気をあげることを中心に治療をしていく。子宮胞脉の健やかな養いのため、脾胃の負担を日ごろの食生活を正すことしていただく。

☆不妊治療についてのアドバイス!体外受精を繰り返すのはやめましょう

生理がしっかりと整い、翌日に疲れが残らないと言う状況が半年ほど続いても妊娠できないときには、もう一度体外受精をしてみるのもよいかと思います。しかしながら、今の状態で体外受精を繰り返しても、結果は同じです。
 体外受精を今の状態のまま繰り返すのはやめた方がよいと私は考えます。

焦る気持ちはよくわかります。
しかしながら、年齢もまだ28才とお若いですから、
今やるべきことをやるのが大切だと思います。

そして、その上で妊娠しないときにはステップアップをしてみましょう。
再挑戦の時には今と違う結果になるのかなと思います。

 

☆治療経過 体調が整い思わぬ自然妊娠へ

週に1度の鍼灸治療をスタート
自宅での養生のお灸、セルフケアも実施

初診
1)右後谿+ミニ灸、臍温石+ミニ灸 、中注(7)、関元ミニ灸
足三里灸頭鍼+ミニ灸、復溜灸頭鍼+ミニ灸、左臨泣ミニ灸
2)(右三焦兪、腎兪)温石+ミニ灸 中膂兪+ミニ灸
施灸指示 右後谿、右外関、大巨、関元、復溜、三焦兪、腎兪、中膂兪

半年ほどして:
体調が整ってきたという実感が生まれる。ご本人の希望で、不妊治療をすぐに再開はせず、このままもう少し様子をみることにする。

11ヶ月ほど経過して:自然妊娠。
無事に3000㌘オーバーの男児を出産。おめでとうございます(^^)

☆治療を振り返って

・年齢要因について

不妊治療では確かに年齢が大きなポイントとなることが多いです。
年齢要因に注目すれば、若い人ならば成功しやすいと考えるのもよくわかります。
しかしながら、年齢が若い場合でも、なかなか妊娠できないケースは多く経験しています。
年齢要因の問題ではなく、体の状態そのものの問題である場合です。

・体外受精をお休みすることについて

このケースでは、20代で体外受精するものの、変性卵、分割途中で止まる、排卵済みということが続き、移植まで一度も進めていません。ドクターも4回に渡り工夫し、治療を進めていらっしゃり、体外受精の問題とばかりは言えない状況だと思います。

こういったときに、西洋医学は、力強く、排卵を促したり、受精卵を作ったり、子宮に移植してくれたり、ホルモンを調整してくれたりします。この治療が効果的に働き妊娠ー出産なさる方も大勢いらっしゃいます。

しかしながら、ときに問題の根を深くしてしまい、悪循環がおこっているために、妊娠に結びつかないこともあります。

年齢要因や、その他の条件にもよりますが、「意識的に不妊治療をお休みする」選択はありだと思います。しかしながら、このときに何もせずにただ漫然と時間だけを経過させてしまえば、かえって年齢要因があがり、「不妊治療の困難さを増す」だけになります。

・不妊カウンセリングの勧め

不妊カウンセリング

不妊カウンセリング

ご自身に何が必要かということの整理のために、不妊カウンセリングをお勧めします。

課題を整理し、ご自身にとって何を優先するべきなのかを考えてみる時間をとってみてはいかがでしょうか?

足し算ではなく、何かをするという前提ではなく、まず情報を整理し、考えてみる。

そのために不妊カウンセリングはあります。

・体外受精で結果がでなくても、自然妊娠にたどりつく場合もある。

治療結果 0021

治療結果
0021

このケースでは、1年ほどで体調がよくなり、体外受精では妊娠できなかったのに
無事に妊娠ー出産までこぎつけています。
よかったですねえ、おめでとうございます。

妊娠出来ない、不妊の状態というと、すぐに『体外受精や顕微授精などの高度生殖医療』が頭に浮かびます。でも、それによって救われないとき、案外、あたりまえの妊娠へ向けたカラダ作りがコウノトリを連れてきてくれることもあるんですよね。

赤ちゃん

赤ちゃん

 

 

20代卵巣機能不全、子宮が小さい、
4回IVFTでも採卵から進めず。自然妊娠出産弁証論

 

不妊カウンセリング学会

体外受精で妊娠出来ず、体調アップで自然妊娠(20代女性)その①0021

体外受精で妊娠できないときに、考えるべきこと。

その②はこちら→体外受精で妊娠せず体調アップで自然妊娠

 

不妊治療では年齢ばかりが注目されがちですが、そうでない要素で立ち止まってしまうこともよくあります。

高度生殖医療、体外受精、顕微授精などをしていても、治療が前に進まない、そんなときに
かなり深刻な診断を受けることがあり、不妊治療そのものの難しさに立ち止まってしまっている方も多いのではないかと思います。

こんなときには、まず、あなたの不妊の課題はどこにあるのかを、考えてみることが大切です。

 

卵巣機能不全、子宮(女子胞)が小さいという診断

今日は体外受精を繰り返しているけど、妊娠にたどりつかないという
Sさんの症例から考えていきましょう。

25才という若い年齢からのスタートではありますが、体外受精をしても移植出来る卵そのものがなかなかできないというお悩みです。

ご相談:

25歳から妊娠希望で病院に通い妊活しています。
卵管造影をおこない卵管の問題はないと言われ、
タイミング、人工授精を何度もしましたが妊娠出来ませんでした。

28歳から体外受精をおこなっています。
変性卵や分割途中で止まってしまう卵しかとれず、
採卵しても移植までたどりつけません。
卵巣機能不全の診断を受けました。

また、子宮そのものも小さいといわれています。

体外受精は年齢が若ければ妊娠率が高く、早く妊娠、出産出来ると思っていました。
こんな状況でどうしたらいいのでしょうか?

ビッグママからのお返事

体外受精を何度もしてがんばっていらっしゃりますね。
これだけ努力を重ねても妊娠出来ないということ、とても辛いですね。

少し情報を整理してみましょう。

 

状況:

年齢28才

25才から病院受診、クロミッドhmg,hcgなどによりタイミング、人工授精をするも妊娠しない。

卵管の問題、男性側の問題はない。
子宮が小さめという診断を受けた。

28才から体外受精にステップアップ。
体外受精では有名なクリニックにて高度生殖医療をするも、
採卵しても変性卵だったり、分割途中でとまってしまうなどで、移植までたどりつけていない。
1回目ー採卵できず
2回目ー分割途中で止まる
3回目ー排卵済みになってしまいAIH
4回目ー採卵ー受精ー翌日変性卵になってしまう。

など移植までたどりつけない。

☆現在のお体の状態

冷え性や肩こりが気になる。
便通はよい、小便は一日4回
寝つきはよい、夢はみない、翌日に疲れが残ることがよくある。

生理について
10才にて初経、もともと26日型の5日間だが、最近は不安定。

☆お体を拝見して、東洋医学的な診立て

お体については、疲れが残りやすい、冷えが気になるというものの、さほど大きな問題はないということですね。

お体そのものを拝見すると、確かに日ごろの激務、ストレスフルの生活の割によい状態を保たれています。

しかしながら、生理が不規則になったり、翌日に疲れが残るなど妊娠に大事な腎気(生命の土台の力)が不足している状況です。

この腎気(生命の土台の力)は、全ての生命活動を支えているものです。余裕があると全体が上手く行くって事ですね。

いまは、その生命の余裕である腎気の力が弱いため、
1:胃腸の力に余力がなく、余裕をもって身体を養うことが出来ない
2:身体に余裕がないので、子宮や卵巣といった、生命の余裕で養われ育つことができず、生殖活動はご自身の身体の中で後回しになっている。

☆あなたの妊活を前に進めにくい2つの大きな課題

Sさんの妊活課題は2つだと思います。

1:日々の生活優先タイプであること
2:胃腸の力が子宮(女子胞)への養いになりにくい。

上記の2点です。この1については、少しイメージしにくいと思いますので、解説していきますね。

☆妊活で理解が必要な女性の2つのタイプ。

女性には二つのタイプがあります。
1:生殖機能優先タイプ
2:日々の生活優先タイプ

です。Sさんは、日々の生活優先タイプだと思います。
これは、ご自身が意識してもしなくても、ご自身が生きていくときの生命力の配分です。体力に余裕がないとどうしても、日々の生活に優先的に力が配分されてしまい、子宮や卵巣などの生殖機能は後回しになります。

女性の二つのタイプ

女性の二つのタイプ

以下も参考にしてください。

女性の二つのタイプを知って治療を前に進めよう!

動画はこちら

 

少し日々の活動をゆっくりさせ、余裕のある生活をし、その生まれた余裕を”貯める”意識をもちましょう。体調がよくなり、仕事をバリバリしていると、せっかくの余力が日々の生活のパワーにまわってしまい、どうしても子宮(女子胞)の力へ体力貯金がまわらないのです。

 

☆胃腸の力が子宮(女子胞)への養いになりにくいということ

”妊娠”ということに、注目して婦人科を受診され、タイミング療法、高度生殖医療と治療を続けていらっしゃりましたが、一度、妊娠と言うことから離れて、お身体そのものの手入れをしくことを提案させて頂きます。

いまの状態を繰り返していては、結果につながらないと思われるからです。
年齢もお若く、少し”待つ”ことが出来る状況だと判断ができます。

この”待つ”は不妊治療において、ときに大ヒットを飛ばしてくれます。

 

仕事が忙しく、責任も重い仕事をこなしていくなかで、生理が不規則になったり、翌日に疲れが残っていたりしていますよね。

ここは、まずご自身の体調を戻し、もう一歩前に進めることを考えましょう。

☆東洋医学的な見立てからのお体の建て直し →続きはこちら。

長くなってしまいましたので、続きはその②に移動しますね。

不妊相談:「必要十分な鍼灸、養生の量」で妊娠へつながった症例0136

不妊治療において、身体作りや養生がとても大切です。

確かに高度生殖医療などが決め手となることも多いと思いますが、
逆に言えば、何度高度生殖医療をしても、”卵の質が悪い” ”良好胚を移植しても妊娠しない”
”着床しても継続出来ない” ”原因はない”のに妊娠できないというように、西洋医学的な
医療介入が結果につながらないことも多いのが現実です。

こういったときに、養生や身体作りがとても大切となります。
鍼灸治療自宅養生睡眠漢方薬などその必要量をしっかりと満たすことで、妊娠、出産につながることがよくあります。

この症例のYさんは、”やるべきときに、やるべきことをしっかりとやる”ことを気負わず出来る
素晴らしい女性です。そして、これぐらい”十分な刺激量でおこなう”ことが大切なのかが
わかる症例となりました。

当院での治療方針がかわったわけではなく、ご本人が身体作りのための養生としての刺激量を『ある程度』から『必要十分な量』まであげることで結果につながったということです。

 

さて、Yさんの物語の世界の扉をあけましょう

☆ご相談:妊娠できません、どうしたらいいでしょうか?

32才です。
30才から妊娠したいと思い不妊クリニックにて治療を受けてします。
検査などをして取り立てて原因になることはないと言われています。

20代後半から仕事が忙しくなり体調がぐっと悪くなった気がします。
血圧も低く(60−90)、生理周期も伸びてしまい、疲労感が残るようになりました。
転職し、仕事は楽になったものの通勤距離が伸びてしまい体調は回復していません。

早く子供を授かりたいと思っています。どうしたらいいでしょうか?

 

☆不妊カウンセリング 身体作りの提案

病院での検査では問題ないと言われながらも、なかなか妊娠しないというお悩みですね。

妊娠には、生命力の余力が必要です。つまり身体にそれなりの余裕があって初めて成立するわけです。

ただ、女性のタイプにはふたつあります。
1)余裕がないから次の世代で!タイプ。
このタイプは、ご自身の身体に余裕がないとかえって次の世代にいきましょう!というスイッチが入る方です。母体側がどうであれ次の世代を生み出そうと身体のスイッチが入ります。

2)余裕がないから、生殖は少しお休み
このタイプは、ご自身に余裕がないと生理の周期が伸びたり、なかなか妊娠しなくなるなど、いまが余裕がないから生殖などは後回しでというタイプです。

Yさんは、

2)の余裕がないから生殖まは少しお休み、いまが精一杯で生殖まで手が回らないから、妊娠はちょっと待ってね

という身体のタイプだと思います。

お話しを伺いますと、日々のお仕事、生活、趣味などがとても盛りだくさんですね。30代前半、一番充実した世代ですから納得の出来るところです。しかしながらお身体を拝見しますと、

・踵に感じる冷え
・関元(CV4)、腎兪(BL23)、大腸兪(BL25)、湧泉など生命の余力を示す経穴が力がない。
・生理周期のおくれ、生理の塊、舌の瘀斑、少腹急結、歪舌
・大椎の冷え、陶道の発汗

上記などから、素体の弱りがあり、気血の巡りが悪いこと、そして滞りが少し病的に変化しはじめ瘀血という東洋医学で言う血の滞りを感じさせるポイントも出現し始めているという状況です。

30代前半、お若いです。
しっかりとご自身の養生に取り組み、不妊治療を一歩前にすすめましょう。

私からの提案をしますね。

患者さんへの提案:
1)週に1度以上の頻度での鍼灸治療
2)毎日の自宅施灸
3)十分な睡眠
4)漢方薬の服用

漢方薬は薬局や専門病院への受診をお勧めします。
私がYさんだったら、生薬タイプの八味地黄丸などを選ぶかなと思いますが、具体的なところは、薬局や専門クリニックで相談してみて下さいね。

東洋医学的な見たて。
腎虚 肝鬱瘀血
益気補腎 疏肝理気 活血化瘀

治療方針、まず第一に腎気をあげることを中心の課題とする。
瘀血や肝鬱は、腎気がたつことによって解消しない場合には手を加える。

治療経過:妊娠にたどりついた2段階の道のり

初診:
左外関、三陰交、右臨泣 復溜 中注 関元
大椎温灸 腎兪(BL23)、大腸兪(BL25)

外関ー臨泣: 少陽の枢をたて、腎の陽気をアップさせる。
復溜 中注 関元:  腎の陽気をアップさせる
大椎:肺気を救い、腎への負担を取る
腎兪(BL23)、大腸兪(BL25) 腎気をアップさせる

 

初診から3ヶ月目までの様子と結果
やったこと:
・1から2週間に1度の鍼灸治療を受ける
・2,3日に一回程度 ウチダの八味丸Mを服用
・時々自宅施灸
・夜の1時過ぎに寝る。

結果:朝の目覚めがよい、17日かかっていた排卵が13から14日目でおこる。夕方に疲れを感じない。
:体外受精では1個しか採卵できず移植するも妊娠できなかった。

4ヶ月目以降、10ヶ月目の様子と妊娠につながった結果
やったこと:
・週に1度以上の頻度で必ず鍼灸治療を受ける
・毎日自宅施灸
・毎日漢方を規定量しっかり飲む
・11時には寝る。

結果:朝の疲労感が違う、朝から動ける、腰痛を感じなくなってきた。体外受精で8個採卵が出来5個受精、2つグレードの良い胚盤胞が出来た。胚移植し妊娠出産。

結果を表にまとめてみました。

治療方針がただしく、養生の方針が正しければ、それなりの結果は出ます。体調も良好な変化はしています。ただ、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精をしてみると、結果は歴然。同じ治療方針で十分な刺激量、十分な養生をおこなっていくことで無事の妊娠、出産につながりました。

まとめ:養生を不妊治療の結果につなげるために

身体作りは、『ある程度』行えば、それなりの結果は出ると思います。
体調がそれなりによくなったというのは、不妊という明確な課題がなければOKだと思います。

しかしながら、はっきりとした結果を求める場合は、
『必要十分な養生の量』が必要です。

Yさんのすごいところは、しっかりと腹をくくり、いままでと明確に違う養生の量をまもり、結果につなげたことです。これはもうご本人の努力のたまものとしかいいようがありません。

さすが!と頭が下がりました。

子宮内膜症 不妊 鍼灸、食事改善で自然妊娠出産 32才 0212

子宮内膜症、重い生理痛、冷え、血流 自然妊娠が嬉しい。

子宮内膜症 不妊 鍼灸、食事改善で自然妊娠出産 32才

生理痛が重く子宮内膜症の指摘があるかたです。
この子宮内膜症がきつければ、キャッチup障害などとつながり自然妊娠がむずかしくなります。
病院で、早めのステップアップをといわれるのも納得です。

今回は、子宮内膜症3期の指摘がありながらも、早く妊娠したいと思い、どうしたらいいのかと迷っている方への不妊カウンセリングと鍼灸治療です。

食事改善、生活改善、鍼灸治療を取り入れ、思いがけぬ自然妊娠、出産へとつながりました。

 

☆子宮内膜症と言われています、早く妊娠したいです

生理痛が昔からあり重めでした。子宮内膜症との指摘があり、早く妊娠しなければと思っています。ホットヨガなどを試してみていますが、どうも逆効果ではないかと思っています。

田七人参を飲み始め、朝ご飯の量を多く取るようにしたところ、だいぶ生理痛は改善したように思います。早く妊娠したいと思っています、今後どうしたらいいでしょうか?

受けた検査
・ホルモン検査、フーなー検査は異常なし。
・卵巣に卵巣嚢腫 子宮内膜症3期

気になること:手足の冷え、身体の冷え、血流の悪さ

 

☆不妊カウンセリング、不妊治療アドバイス 東洋医学的診立て

☆自然妊娠を考えて半年程度はタイミングを

子宮内膜症と以前にいわれて、早く妊娠したいと意識なさっているのですね。
とてもよいことだと思います。30代前半は決して遅くはないですから、あせりすぎないで
やっていきましょう。

子宮内膜症は確かに自然妊娠を妨げる大きな要因にはなりますが、
・1)年齢要因が若いこと
・2)お身体に艶があり、ホルモンの状態がよいこと
・3)緊張感が強いタイプであること

上記の1,2、3を考えると、もう少し自然妊娠を考えながらタイミングを取ることはよいと思います。
確かに子宮内膜症が3期ということでキャッチアップ障害や卵管の動きの悪さはあるかもしれませんが、3)のタイプの方は鍼灸で身体がリラックスすると案外自然妊娠するケースがあります。

自然妊娠を考えながら、体調をより整え、半年程度を目安に妊娠しなければステップアップしていくのもよいかなと思います。

☆血流のこと、ヨガや運動の注意点

血流を良くしようと思うと、運動をしたり、ヨガをしたりなさる方が多いです。確かに全身の血行の改善にはなり、大きな意味では健康増進です。ここは間違いないです。

しかしながら、妊娠を考えるときに欲しいのは子宮血流です。

血流は通常、
 『使っているところに血流が集まる』ります。
たとえば、食事をすると胃袋に血流が集まります、すると眠くなったりしますよね。
食物を取ると胃が運動します。それによって胃袋周辺に血流が集まるので、
頭などの他の部位にわたる血流が少し減り、眠くなってしうまうのです。

とりわけ、全体の血流不足、生命力不足の場合は、
余力が少ないので、どこかを使うとそこに集中し、あとが手薄になるということの
落差がはげしいです。

ヨガや運動で手足に血流がいけば、体幹にある子宮の血流は減ります。
この辺りの兼ね合いを考えながら、運動を取り入れましょう。

☆食事のことーエストロゲン依存性疾患と大豆

子宮内膜症と大豆の関係は明白ではありません。諸説ありますので断定は出来ないと思います。ただし、過去にひどい子宮内膜症の方に、大豆製品をがっつり1,2ヶ月抜いていただくと、嚢腫が小さくなったり、内膜症の症状が軽減する方はおおくいらっしゃりました。とりあえず1,2ヶ月大豆断ちをしてその結果で大豆摂取を考えてみてはいかがでしょうか?。健康を意識する方は大豆製品の取り過ぎになっている場合もあります。少し様子をみてみましょう。

また、肉や乳製品も様々な理由で避ける方がいらっしゃります。
まあ、それはそれでいいのですが(^_^;)、食事バランスガイドに従って
食事を見直した方が、体調アップや、卵子の質の向上につながり、
自然妊娠につながった、卵子の質がよくなり不妊治療が成功したケースを多々経験しています。
まあ、ゆるゆるといきましょうね。

食事バランスガイド

☆病院選びのこと

ステップアップも考え、いろいろと悩んでいらっしゃりますね。私は基本的に今の病院でよいのかとは思います。年齢要因、いままでの状況、婦人科疾患の状況などを勘案して、この病院での継続が不妊治療を押し進めるにはよいかと判断出来ます。
まあ、もし気になる病院があれば、タイミング中のいま、調べてみるのはよいと思いますよ。

☆東洋医学的な診立て、治療方針

・弁証 気虚肝鬱瘀血(腎虚中心)
・論治 益気補腎 疏肝解欝

・治療方針
1)下肢から子宮の血流をあげるために、衝脈中心に腎、少陰、陽明から女子胞を意識した流れを作る。
2)強い肝鬱の処理は一義的には腎気をあげることで対応する。腎気上げだけで難しければ、状況に応じて手を入れる
3)腎気を増し、全身の余力をつける

.

☆治療経過、4ヶ月で無事に自然妊娠

初診:週に1−2回の鍼灸治療
右の神門、左の三里、三陰交
肺兪、左の三焦兪、脾兪 次髎(BL32)
パイオネックス 右の中渚(TE3)、右の臨泣
自宅施灸指示 中注(KI15) 関元(CV4) 三陰交 右の臨泣

大豆製品の摂取をやめてみる。
→二回ほど生理を経過した後、病院にて嚢腫が小さくなっているとの指摘がある。

4ヶ月後:自然妊娠ー無事のご出産となりました。

 

真面目な性格のDさん、鍼灸の通院頻度、自宅での施灸、食事の改善などを着実に守っていただき、卵巣嚢腫の縮小をみ、食中毒にあったりなどの事件はありましたが、無事に4ヶ月後自然妊娠をされました。

 

☆アンケート、ご記入いただきありがとうございます。

☆鍼灸治療を始めてみようと思ったのは?

御母様からのご紹介でしたね(^^)、ありがとうございます。こうやって皆様に信頼していただくこと何よりの喜びです。

子宮内膜症や重い生理痛が、妊娠できないことにつながっていないのかという疑問をもたれ、早めに病院やご自身で出来る対策をとられることは、なによりの妊娠への近道です。

☆あなたの妊娠にビッグママ治療室での治療はどのように役立ちましたか?

生理や婦人科の状態の変化
漢方薬や鉄の摂取は大切ですね。漢方はとくに胃腸をあたため気血の巡りを力強くサポートしてくれます。とてもあう漢方薬を選び服用されていたかなと思いました。

☆体調の変化
気楽に過ごせるようになったというのは、身体がリラックス出来るようになったと言うことだと思います。
力が入り、緊張状態はあたかも大きな壁をおしているようなものです。壁はどんなに力を込めて押しても動かず、ご自身の体力を消耗させるだけです。身体の緊張をとりさり、ご自身のためにご自身の力を使うようになれたかなと思います。

☆アドバイスについて
一人で考え込んでしまうと、答えの出ないことが多いと思います。選択肢はたくさんあります。その中で現時点のご自身にぴったり合う選択肢を取られることが妊活の近道だと思います。沢山相談して下さり嬉しかったです。

☆もっとこんなサービスを!
ビッグママに来て本当によかったです!と言うお言葉、スタッフ一同しっかりと受け止めさせていただき、皆様に少しでもお役に立てるように頑張っていきたいと思います。

3年にわたるストレス不妊、鍼灸で即解決! 0007

妊娠は不思議なもので、別に取り立てて問題がなくても、精神的なプレッシャーや、ちょっとしたことで糸がからまり、妊娠につながらないことがあります。

本当に不思議です。

今回は、おじいちゃんを中心とする舅姑や親戚からのプレッシャー、非協力的な夫という困ったちゃんを背負った女性からの不妊相談です。

症例はこちら→3年にわたるストレス不妊、鍼灸で即解決! 0007

ご相談

3年前に結婚しました。

舅姑、そして祖母祖父から「早く孫を!」と常に言われています。
『鯉のぼりをいつ買えばいいんだ?』などといわれ、とても精神的に辛いです。

体重も落ちてしまい、30日ぐらいだった生理周期が90日近くになってしまっています。これではかえって妊娠しづらいと思うもののどうしようもありません。

病院へは2年ほど通っていて、基本的な不妊の検査は問題がありませんでした。

ドクターは取り立てて問題がないから、もう少しこのまま排卵誘発などして、様子を見ましょうと言うことです。

夫はまだ一度も病院に行ってくれていませんし検査もしていません。夫の両親や親戚が『早く子供を!』というのに、夫は協力してくれないのです。

ストレス不妊

ストレス不妊

若い頃から肩こりが辛く、目の疲れも辛いです。ストレスで食欲不振と成りご飯が食べられないときもあります。

どうしたら、早く赤ちゃんが授かるのでしょうか

ビッグママからのお返事

子供をというさまざまなプレッシャーで押しつぶされそうですね。
典型的なストレス不妊だと思います。

協力してくれない夫、そして孫、孫とプレッシャーをかけ続ける舅姑!!。
もう、お宅にお邪魔して、「何言ってんですか!!」と申し入れたいぐらいです。よく我慢して今まで頑張ってきました。

ご主人とよく話し合って、いままでご自身の肩だけに乗せてきた不妊のプレッシャーを
半分受け持ってもらいましょう。

結婚して、子供を授かることが許されているということは、本来とても幸せなことです。
その幸せが逆に辛いことになってしまっていますね。

気分転換をして、楽しく生活できる工夫をしてみましょうね。
いままで十分頑張っていらっしゃるので、少し息抜きをしましょう。

治療院でお教えしたお灸を毎日ご自宅でなさってくださいね。
ご主人に手伝ってもらうと楽でやりやすいですし、いままで赤ちゃんの
ことは奥様にまかせっぱなしのご主人にとっても、一緒に考えてくれる良い機会になるのではないかと思います。

お若い二人です、早くコウノトリが来てくれますように!

西洋医学的な不妊治療の方針について

さて、西洋医学的な不妊治療についてですが、結婚して3年。女性側の排卵を誘発するばかりの治療ではめどが立たない段階なのかもしれません。ご主人の検査もすませ、ステップアップが必要ならば考える時期でもあります。

体外受精はまだ考えたくないということ、また年齢的にもお若いですし、とにかく、ストレスがきつい今の身体の状態を改善し、生理が規則的にくる状態にしていきましょう。1年ぐらいは東洋医学で様子をみてもよいと思われます。

生理が規則的にくるようになっても、妊娠が成立しなければ、IVF-ETなどの
ステップアップも視野に入れましょう。

東洋医学的な診立て

・弁証 腎虚肝鬱
・論治 益気補腎 疏肝理気

治療経過:4ヶ月にて自然妊娠〜出産へ

遠方のため2週間に一度の鍼灸治療、毎日の自宅施灸

初診時治療:
列缺ー足三里(灸頭鍼)ミニ灸合谷、列缺 右申脈ー臨泣 三焦兪腎兪(鍼、温灸、ミニ灸)ミニ灸右次髎

3診経過後:生理前のイライラが減少、生理の塊が沢山出た

4ヶ月後、9診にて自然妊娠。妊娠後も1,2週間に一度の鍼灸治療。31歳無事の出産。

☆素早い自然妊娠に至った理由

妊娠を希望して3年あまりの不妊経過でしたが、9回の鍼灸治療をおこない、4ヶ月ほどでスムーズに妊娠出産されました。

ご主人をどうやって病院に引っ張っていこうかと患者さんと二人あれこれ楽しく!考えながらの時間が過ぎるうちに、あっという間にコウノトリがやってきました。それほど「ストレス」や「プレッシャー」というのは、身体に、そして妊娠に悪影響を及ぼすのですねえ。一緒に真剣に!、そして冗談交じりにダンナさんを病院に引っ張っていく方法を考えた日々がなつかしいぐらいです。メンタルやストレスは何事にも大きな影響を与えます。とくに不妊治療で夫が非協力的、そして夫家族からのまごまごプレッシャーというのはたまらないストレスで、この患者さんはその圧力やストレスにめげずによく頑張られたなあと思います。

無事に第一子を授かったあとは、続けて、第二子、第三子とご出産なさいました。
子だくさんを望んだご本人や、同居のおじいちゃん、おばあちゃん、おおじいちゃん、おおばあちゃんのお喜びが目に浮かぶようです。賑やかなご家族なのでしょう。

おじいちゃんも、おのぞみどうりに、鯉のぼりを沢山お庭にあげていらっしゃることだと思います。

☆不妊鍼灸のポイント

不妊鍼灸 0007

不妊鍼灸としては、一番力の出せる、腎虚肝鬱パターンです。つまり、ストレス状態を解消し気の鬱滞をとりのぞき、全身の気の昇降出入をスムーズに行えるようにしていくことが目標です。

経穴解説もいれておきますね。ちょっと専門的ですし、基本的には素直な取穴が第一だと思っています。ご参考まで。

不妊鍼灸 腎虚肝鬱 経穴解説