頭痛の講義から
先日、鍼灸業界のzoom講義を聴いていました。
テーマは頭痛。あれこれと頭痛についてのレクチャーを受けながら、私は案外頭痛の手入れ鍼灸が得意だよな・・・、頭痛改善で妊娠ってのも良く聞くよなあと思っていました。
妊活の相談にのっていると、妊活だけにフォーカスしがちですが、案外、体調を整えることでポロリと妊娠が多いです。なぜかというと、妊娠は身体の余力でおこなわれます。この余力upは、体調改善につながり、気持ちよい身体作りですし、結果的に妊娠なんです。
ここがポイント。
妊活相談の現場で
妊活のご相談にのっていると、年齢が若い、病院でも妊娠してもおかしくないのにねと言われるのに、妊娠しないなどという事が多いです。
女性側の年齢が若く、一般不妊検査で大きな問題がなく、男性側も自然妊娠の可能性があっても、妊娠出来ないということはよくあります。
この場合、年齢要因を考えながらも、不妊治療をどの様にすすめていくかをしっかりと計画を考えた上で、ご自身の体調について、もう一度振り返っていただければと思います。
とある症例から:
20代半ばで、妊活は2年。一般不妊検査では大きな問題がないといわれ、ドクターからももう少しタイミングや人工授精をして診てはと言われている。早く妊娠したいのにというお悩みを伺いました。
ここで、考えなくてはならないのは、
・現時点で年齢が若く、医学的にも自然妊娠が可能であるという状況
・ご自身の体調の課題は冷えや頭痛、生理の時の不調などは感じる。
・ステップアップして、体外受精や医療介入を考えたい。
つまり、医療介入で解決出来る課題なのか、ご自身の体調の問題なのかが明瞭でないのです。
妊娠は、病院へ行くと、「妊娠しない」という事実で、ステップアップがなされます。
しかしながら、ご自身の体調のちょっとした課題から、身体の余力が相対的に子宮(女子胞)になく、不妊となっているケースもあり、医療介入をしても、混迷してしまうことがよくあります。
解決への道筋を考えよう。
こういったときには、時系列的に今後どうしていくのかを考えることが大切です。
妊活において「時間」は本当に貴重なのです。
でも、あせって、医療介入を早くすると、帰って遠回りっていうのもよくあるのです。
1)まず、お身体の調子を整える。
2)体調を整えている間に、ステップアップする場合の病院選びなどを検討する。
3)1)の課題をしっかりと把え、実践し、2)になった場合の土台としていく。
20代の方であれば、体調を改善し、半年ほどして自然妊娠できなかったら、時間を無駄にせず、ステップアップしていくという準備が必要であると思います。
この半年を、しっかりと生活、食事、体調改善のやるべきことをするのがポイントです。
はステップアップのための準備と、自然妊娠をするための身体作りという両輪を意識して、前にすすんでいきましょう。
とくに、肝鬱気逆。つまり気のベクトルが上向きに集中しがちなタイプの方(イライラしやすい、メンタルで悩みがち、足の冷えが気になる、生理周期にともなって不調がある)は、この1)である体調を整えるということをしっかりとしていきましょう。
妊娠ということだけにフォーカスするのではなく、全身状態をよくすることが妊娠につながりますし、自然妊娠できなくても、その後のステップアップも医療介入もスムーズにすすめることが出来る可能性が高くなると思います。
妊活、どうしても妊娠に注目しがちですが、全身の気の巡り、身体の余裕をつけると、自然に・・・なんてことが本当に多いんですよ。
体調の良い身体は、気持ちいいですよね。
ご自身の人生を楽しむために、まずご自身の体調を改善してみましょう。
きっと扉が開かれると思います(^^)