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質問にお答えして:冷え、冷え性への対策。どうしたらいいでしょうか?

冷えということで、このところつらつらと書き物をしています。

ご質問をいただいたので、ちょっとまとめてみました。

鍼灸師さんのセミナー用なので、ちょっと一般の方には用語がわかりにくい
かもしれませんが、冷えに対しての対策として、とても重要で、ポイント満載だと思います。
質問があれば、どうぞ!

では、ご質問

「冷え部分と全体の対応の仕方」ですが、この「全体」って何を指してますか?
(内臓?子宮?身体全体のこと?)

 

不妊鍼灸

不妊鍼灸 セミナー

(不妊鍼灸講義ノートより)

☆冷えの部分という言葉はなにをさすのでしょうか?

冷えの部分って言うのは、足先だったり、子宮(女子胞)だったりという、パーツをイメージしています。全体ってのは、身体を温め養う力、東洋医学で言うところの脾腎の力(胃腸の力)をイメージしています。

1)カイロはそのばしのぎ。でも、そのばしのぎが大切な時もある。

足先が冷えているので足先という部分の冷えだけに対応しようとしてカイロなどをあてても、血流という動きがなければその場を暖めているだけです。 冷えを解決するには、暖かく養う血をその場処にもっていく、『血流』という動きを出すことが大事です。

とても寒い野外にいるとか、どうしても足先が冷たいと辛くて眠れないなどというときの、対処療法としては、その場を暖めるカイロなどを使うことはアリです。外邪(外からの敵)である、外からの冷気から身体を守るためにはアリです。

しかしながら、冷えを根本的に対応する血流は作れないので、これはジリ貧の対応。

 

2)どこかに集まれば、他は手薄になるのが、血流の常。解決策は?

足先という部分に冷えの対応をしようとして運動や足を動かすということを積極的にすれば、足先という部分には血流が届き冷えの解消がなされます。

しかしながら、逆に体幹部にある子宮(女子胞)などの部分は手薄になります。手足末端にいってしまって、不足しちゃうわけです。

つまり、どこかに集まれば、他が手薄になるということ。
子宮(女子胞)という部分で見ても、
全身という観点からみても同じです。
いわゆる気血両虚タイプで弱っちい人の場合、どこかにエネルギーが集まれば他が手薄になるということをよく踏まえるのがポイントです。

  どこの血流を改善したいのか焦点をあてるのが大切!。

 

3)血流がどこかに集まれば他は手薄。ご飯を食べると眠くなるわけ

冷えという言葉から離れますが、血流が集まると言う意味では
・食事をすると胃袋という部分に血流があつまる。
・頭を使うと頭という部分に血流が集まる。

安静ということが、一時的であれ効果的なのは、弱った部分にあつまりそこを修復することに集中でき、他の動作や労働にエネルギーをもっていかれないということです。

4)足の交代温冷浴のよさについて

足の交代温冷浴は、血流という動きを、足先を刺激することで、足腰という足というパーツ、腰(下腹部、子宮(女子胞)あたり)の血流をよくするという効果がみられます。

足を運動で使うと、運動という作業にエネルギーがとられますが、温冷浴はその心配もありません。活用して下さいね(^^)。血圧の課題がある人にも効果的ですよ、

 

5)体幹と四肢、中心と末端 東洋医学の考え方の中で。

子宮(女子胞)を部分という言葉で使うときと、体幹という臓腑の力が存在するところという感じで使っているので、わかりにくさがでますね。

これは、体幹と四肢ということを、中心と末端という感じでとらえているからです。体幹というのは、肝心脾肺腎の臓腑の力があるところで、底力みたいなイメージ。そして手足というのは働き動くところというイメージで使ってあります。

 

☆不妊治療での冷え対策ポイント

子宮(女子胞)という部分の特殊性は、五臓の中にはないけど、体幹にあり、次世代を養うときには非常に重要であるけれど、普段の「生きていく」ときには、優先順位をさげられてしまうという位置にあるということです。

つまり、体重が激減するほど本人に生命の危機があるとき(急激なダイエットなど)、機能を停止(生理を止めて)して他の臓腑を優先するようなスイッチが入ります。

これが不妊治療をするときにはとても障害となります。

その人の生命力の振り分けではあるのですが、妊娠したいときには問題となります。
妊娠スイッチが入りにくい、優先度があがりにくい子宮(女子胞)にいかに血流を持っていくかがポイントになるわけです。

4番目にあげてある、「ETするなら、季節や状況を考慮」というのは、
胚移植の状況を選んだ方がいい人がいるということです。

大多数の人には関係無くても、難治性不妊になってしまっているような方には
身体に負担のない季節の方が妊娠しやすい人がいるのは事実ですね。

これを見極めることが、前に進まない困難事例を一歩前に進めることになります。

黄色い藤の季節がやってきました(キングサリ)。散歩楽しい。

黄色い藤が咲きました(キングサリ)

各地で藤の花の開花が伝えられています。

我が家には紫はありませんが、白の藤の花があります。

そしてその白の藤の花が終わった頃に、黄色い藤の花が庭を彩ります。

普通の藤と違ってこれは木です。

なかなか迫力がありますよ。

 

 

 

 

 

 

 

昨日、患者さんと話題になった仙人草(センニンソウ)です。うちの庭で本日撮影。もうすぐ白い花が咲きます。

これはある宗教団体が秘伝の治療としておこなっていたとのこと。

いろいろな秘話があるんですねえ。

これは仙人草の民間療法https://bigmama-odawara.jp/blog/archives/1333 で書きました。扁桃の熱に効きますし、もともとは万病に効く、身体をすっきりさせるなんていう効果を狙った薬草療法です。知っているとどこにでもあるのがわかります。

庭の植え替えや切り戻しをして、ちょっとスッキリさせた後にお散歩へでました。

桜の木にはサクランボ!

枇杷の木には枇杷の実、まだまだ青いですよ。

実りの季節が始まりましたよ。庭の手入れも楽しいし、散歩も楽しいですねえ。

3:心と身体の楽しい二人三脚  〜更年期の過ごし方 

更年期という人生の中盤、
いろいろなことがおこりますが、上手にのりきって
人生の次のゲーム局面を楽しみましょうおちうお話をしてきました。
さて、今回は3回目。

☆☆生命を支える底力(腎)と、メンタルの支え生きる意思(肝)

人間を支えるのは、底力(腎)と生きる意思(肝)です。

肝腎要(かんじんかなめ)という言葉があるように、肝と腎は人生を生き抜くときの要です。

底力(腎)と、メンタルを支える頼もしい生きる意思(肝)があれば、私達は楽しく充実した日々がおくれるということです。

更年期はとくにこの底力(腎)が不安定になります。
発育、生殖という負担が外れるという変化についていけていないのです。
この不安定さを肝がカバーしようとします。

メンタルを支える生きる意思である肝は、強い上向きのベクトルをもっています。
そして気の巡りを主っています。
つまり、基本的に体調が不良のときは、気を張って、気持ちのテンションをあげて
乗り切ろうとします。

☆☆暴走族ドライバー肝との付き合い方。

私達の身体を車に例えると、車が器である身体、そして運転手が肝です。

この運転手、安全運転とスムーズで快適なドライブを心がけてくれたら問題はありません。手入れの行き届いた車と優良ドライバー。よいコンビですね。

ときに、この運転手である肝が暴走をしてしまいます。
弱った底力(腎)をカバーしようとよりがんばっちゃいます。
また元々、暴走運転が好きなタイプの方もいらっしゃります。
運転手自身の好みで、なんでも一生懸命、なんでも力一杯という方ですね。
まあ、それはそれでOK。

体調の不安定がメンタル気持ちの不安定に。

 

気持ちの不安定さは、暴走的にテンションが上がる人もいらっしゃりますが、
また逆に、ちょっとしたことでも、気持ちがしゅーんとしてしまってちょっとしぼんじゃう方もいらっしゃります。
気持ちとの付き合い方は更年期の過ごし方で案外大事なんです。

こんなときは、更年期という体の不調に原因を求めるよりも、解決策を探すのが大事です。

身体は変化の時です。その変化が原因。でも、原因を探求してもしょうがない。
いまのこの時期をなんとか乗り切る解決策を探しましょう。

メンタルを支える生きる意思(肝)と上手に付き合い、更年期を乗り切るコツは3つ

1)頑張りすぎず、落ち込みすぎず、気持ちを健やかに保つこと

2)身体そのもの丈夫にし、養生すること。

3)困った不調そのものに対応して過ごしやすくすること。

この3点がポイントです。

基本的に1)2)がポイントです。
気持ちと身体のバランスを取る手入れをして、
身体の困った症状がおきないようにしていきます。
お灸はこの身体の手入れにぴったりですよ。おすすめです。

 

1,2)が養生、3)が対処療法です。

1,2)の
養生というのは、症状が出ないような身体作りをしていくことです。そして、3)の対処療法というのは、症状に対して治療していくことなんですよね。

更年期のひよっこさんたちは、これからの人生の道をあるくために、
自分の身体と向き合い、身体のメンテナンスをしながら、辛い症状に対してはその時々の対応をしていきたいですね。

 

☆☆更年期からの身体作りの5つのコツ

1)食事
2)運動
3)睡眠
4)セルフケアのお灸
5)マインドフルネス瞑想

 

1)食事に注意を払いましょう。

食事バランスガイドが一番! 情報に惑わされる食事を楽しみながらしっかり食べましょう。

2)運動しましょう。

毎日のウオーキングは生活習慣病の予防にもなりますし、気血の巡りをよくしてくれます。
スマホのアプリをみながら歩いている歩数を把握し8000歩を目標に歩いてみましょう。

また筋トレも大事。一生トイレまで歩いて行ける足腰作りはこの更年期時代から始まります。
let’sトレーニング!

3)睡眠を十分にとりましょう


睡眠にトラブルがでやすいのもこの年代ならではですね。
あまり細かいことを気にしすぎずに、出来るセルフケアをしたらあとはOKという気持ちで。
寝る前のスマホなど明るい光は要注意。

4)養生のセルフケアのお灸をしましょう
イラスト 養生 お灸 セルフケア

お灸のセルフケアは、胃袋を使わずに体調を整えてくれる優れもの。
是非ためしてみてくださいね。更年期のセルフケアお灸はこちら→

私、米山は週に1度の鍼灸治療と、毎日の背中のお灸をしていますよ!

毎日の背中のお灸をしていますよ。

5)マインドフルネス瞑想を取り入れましょう。

マインドフルネス暝想はとても効果的。
身体がすーっとリラックスするのを感じます。

私がマインドフルネスに出会ったのはこの石川義樹さんと茂木健一郎さんの対談。
石川さんの勧めるマインドフルネス暝想を実践してリラックスすることを覚えました。
石川義樹さんのお話はこちら→

ただし、残念ながらこのアプリはすでにありません。
他に多くのアプリがありますので、お好きなアプリをお供に、マインドフルネスの実践をしてみてくださいね。アプリの紹介はこちら→

まあ、正直な感想ですが、アプリはシンプルなモノでOKです。
とにかく、感情をちょっと手放して、身体が楽になること。
私は唾液がすーっと流れてくるのを感じればOKって感じです。
これだけで、本当に身体が解き放された感じになります。

まとめ:解き放された時間を楽しく過ごそう!

更年期は、新しい時代への生まれ変わりの時期です。
人生の交番、とにかく楽しく新しいゲームを始めるような積もりで、
やっていきましょう! 

ゲーム


     


自由に自分の人生を満喫するゲームをしましょう。
身体は資本、ゲームを楽しめるように鍛錬しちゃいましょう。

 

オレはポケモン、相棒だよ(^^)

セルフケアのお灸:更年期、養生、健康up

更年期のセルフケア、お灸をしよう!

☆☆更年期からの身体作りのコツ

ちょっぴり衰えが見え始めた土台の力(腎気)と、

衰えをカバーするかのように頑張って生きる意思(肝)である気を張っての生活。

この腎気と肝気の二人三脚が老年期を支えていきます。

器(腎気)の大きさにあわせ、上手に気を張り、気張って生きる老年期の姿がそこにあります。

動画はこちら

動画で説明しているツボに少し追加してお話ししますね。

 手のツボ 曲池(LI11)、合谷(LI4)、

 足のつぼ 足三里、 三陰交、復溜(KI7)

 背中で、首の付け根のツボ 大椎(だいつい)

 背中のツボ 脾兪 腎兪(BL23) 次髎 胞肓(BL53)

 

腕のツボ:合谷、曲池

この二つが腕のツボです。

合谷(ごうこく)はとても有名なツボです。

身体全体の気の巡りをよくしてくれます。

便秘、頭痛、歯痛、なんとなく不調。合谷にお灸しちゃいましょう。

曲池は肘の外側。私はこの曲池に組み合わせて足三里を考えます。

この組み合わせは陽明経という多気多血つまり多くの気と多くの血が存在する経穴の要となるここは、空間的に考えている取穴ともなります。

また、ここに腎兪を組み合わせて考えると、腎という腰椎2番、臍の高さを空間的に肘、膝で取穴していくことにもなり、身体の土台の力をつけるという発想にもつながります。

 

配穴:組み合わせで考えるより効果が出るツボの使い方

 

ツボは1つ1つの役割で考えることもできますが、

組み合わせでより効果を出すこともできます。この考え方を配穴といいます。

私が治療院で患者さんに行うならばこれに、お臍も組み合わせ温灸などをして

効果をより強くしていきます。つまり土台の力(腎気)を育てる配穴として

腎兪、曲池、足三里と考えていくわけです。

足のつぼ:足三里、三陰交、復溜

下肢の経穴です。足三里は松尾芭蕉でも有名ですね。

芭蕉は奥の細道の出発にあたって、

『予もいづれの年よりか、片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず、海浜にさすらへ、去年の秋江上の破屋に蜘の古巣をはらひて、やゝ年も暮、春立る霞の空に白川の関こえんと、そゞろ神の物につきて心をくるはせ、道祖神のまねきにあひて、取もの手につかず。もゝ引の破をつゞり、笠の緒付かえて、三里に灸すゆるより、松島の月先心にかゝりて、住る方は人に譲り、杉風が別墅に移るに、

 草の戸も住替る代ぞひなの家』

有名な奥の細道の序章です。

この芭蕉の、『ああ、旅に出たいという』浮き足だった感じがいいですねえ。

片雲の風にさそはれて、漂泊の思ひやまず
身体はおじいちゃん、心は少年の未来少年コナンならぬ、いにしえおじいちゃん芭蕉!
って、話しがそれました(^_^;)。

復溜(KI7)は少陰腎のツボ『腎虚すればこれを補う』とされる有名なツボです。

三陰交という肝、脾、腎の三つの経絡が交わる要所とも近く組み合わせてパワーアップです。

背中のツボ 脾兪 腎兪(BL23) 次髎 胞肓(BL53)

最後に背中のツボです。

背中のツボは養生にものすごく効果的です。

脾兪、腎兪、次髎とあげましたが、基本的にはその方の弱ったところをみつけて、

8-10個ぐらい選びます。

手足と違って自分ではやりにくいのが欠点ですね。

治療院では、印をつけて、ご家族にやっていただいたり、シールをはって

ガイドにして、ご自身でやっていただくようにもしています。

これらツボを参考にしていただければと思います。

肝兪、脾兪、腎兪、大腸兪、次髎です。

お灸はこんな感じでしてくださいね。

2:人生を満喫するゲームだ! 〜更年期の過ごし方 

☆☆更年期から生まれ変わった私達に必要な底力(腎)

私達は食事を通じて、日々を生きるパワーを受け取っています。
これは、いわば自転車的な操業。

毎日食べて、毎日生きているわけです。
自転車が倒れないように、ペダルを踏み続ける生活です。
毎日たべて、毎日いきる。
あたりまえの大事な日常です。

でも、
ペダルを踏むのをやめるとバタンと倒れてしまいますし、
ある程度の運転技術がないと、スムーズな運行が出来なかったりします。

東洋医学では、その毎日食べて、毎日生きる自転車の運転を、
もう少し安定的に日々がおくれるように支える底力(腎)
大切に考えています。

この底力(腎)を養うという発想が、
『病気ではないけど辛い』という更年期ならではの課題 を解決する鍵を握っています。

底力(腎)が充実していれば、余裕をもって身体機能をつかいスムーズに日々がおくれるということです。また何か突発的なことがあっても、日常の範囲で受け止め大きな問題にもならずに過ごせるということです。

 

☆☆人生の課題:発育、生殖の課題を終えること

私達は、生老病死のある人生を生き、ある時期には発育と生殖という課題をこなします。

生まれてから、更年期までは、発育と生殖が私達の生命に大きな負担となります。

時に女性が誤解しているなと思うことは、生理があることが健康であると思っていることです。

確かに、健やかな身体であればスムーズな生理が期待できます。生殖には余力のある身体が必要です。しかしながら、排卵があり生理があるから健康になるのではありません。

生殖のリズムは女性にとってホルモンを十分に身体に浴びることとなり、血管などは若々しく保つことができます。それは一義的には”妊娠、出産”のためであり、妊娠していなければ、あっさりと生理によってリセットです。ここで私達は生殖のために準備し、待ち、リセットするという余計な生命力を消費しているのです。

この消費がなくなっていくのが更年期です。

更年期の私達は、発育、生殖という課題からは卒業し、もうそこに底力(腎)を使わなくてもいいわけです。

自分のために生きる人生がはじまったわけです。

これからの人生を、今を生きる自分自身をしっかり支えるのが

更年期以降の私達の課題でしょう。

生殖活動は、生命力への負担が大きい活動です。

更年期はその活動を少しづつ手放してく時期なのです。

つまり、

 

ゲーム


     

生殖縛りのあるゲームから、
自由に自分の人生を満喫するゲームへとの転換です!

 

 

 

(オレはポケモンゲームだよ)

ただし、その時期が老いていくという生命のあたりまえ、ちょっと下り坂の時期でもあるので、生殖への負担がなくなり楽になっていますが、老いによって、その変化をうけとめきれず右往左往してしまうことがあるわけです。

新しいゲームのスタートです。
心機一転、がんばりましょう!
そして楽しい日々をすごしましょう(^^)