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大豆は美味しい、だから取り過ぎ注意。食事バランスガイドのススメ

大豆の料理、あれこれありますねえ。
私は納豆が大好きで、毎日食べてます!おいしいんだもん。

さてさて、
大豆蛋白、豆乳雑談
もう、何度か書いている気もするのですが、この大豆蛋白についてはしょっちゅう(^^ゞ
話題に上ります。

まあ、それぐらい日本人にとっては大好きアイテムだし、
健康によい!っていうこともくわわり過剰摂取となりやすいですね。
比較検討する論文なども、欧米人だったりすると、もともとの摂取量の違いもありそうです。
(ただし、論文にはそれをもとに、日本人を対象におこなったものなどもありますよ)
みそ、醤油など大豆製品を使うことがあたりまえになっている民族とそうではない民族だと
摂取量に対する反応も違いそうですね。このあたりの根底にあるものを考えないとと思います。
海藻類についても同じ事がいえるようですね。
栄養学については、私は門外漢なので、専門的なことは専門家へ〜ということを大前提には
したいと思います。

まあ、なんにせよ食に関してはほどほどにですね。
『好み』がくわわると暴走しがちなのは、お酒を例に取るとわかりやすいかもしれません。
私はアルコールがさほど好きではないので、100年禁酒といわれても、はいはいってOKですが、
アルコール好きにとっては、『やめることが困難』ってなほどに大好きで、ですから病気にまで
発展してしまいます。『好きー好みにあうー大好きー習慣的にとる』はなかなかあぶないですし、やめることが難しいですね。

さてさて話しは戻って。
子宮筋腫や子宮内膜症のお悩み相談をお伺いすることがあります。

基本的には病院でしっかりと診断を受けて前にすすみましょう。
妊娠の希望などで、治療方針も変わるかと思います。

そんななかで出てくる食事の話題。
食事を気に掛けていると、『野菜は万能!』となってしまう方が多いような印象があります。
確かに野菜は必要です。

ただし、食事バランスガイドを見ていただければわかるように、
タンパク質、ビタミン、ミネラル、糖質なにをとってもバランスよくとるのが
王道かなと感じます。

まず、この食事バランスガイドに従って、いまなさっている食事をカウントし、
過不足を調整し、足りないものを補う。ここまでしてから次の一歩だと思います。

食事はさまざまな情報がありますが、私はこの食事バランスガイドが鉄板と感じます。
次の一歩は、このバランスガイドの最低ラインを充たした上での話かなと思うのです。

食事バランスガイド(e-health net)

→厚労省のバランスガイド

そして、ここまでやるとほとんどの方が次の一歩はいらないんですよね。
ここまでで本当に十分です。
食事バランスガイドに従うコツは、ざっくりとカウントをすることです。
バランスガイドには主菜(タンパク質の料理)であったら、手のひら3−5という感じでカウントします。

そして、主食以外のカウントをまずいっぱいにすることが大切です。
主食以外の主菜や副菜、乳製品、果物のカウントをOKにしてみてください。
人によって、『果物は・・・』というお考えの方もあるかと思います。それはそれでOK。
ただ、果物をさけるのであれば、果物でとれるビタミンや栄養素を他の食べ物で補う努力が
必要です。『避けるときには代替案を!』というのがコツであり鉄則です。
たいていの人が、『じゃあミカンでも食べます』って事になります(^^ゞ。
食事バランスガイド

さてさて。
以前にとある講演会で、子宮筋腫についての聖路加病院の佐藤孝道先生のお話が印象的でした。食事の話で、いろいろな方が肉食を避けて大豆タンパクの摂取をすすめているが、佐藤先生のお話では、大豆のイソフラボンを多くとると、筋腫が増加するという疫学調査があるということでした。

実はネットをぐぐっても、わかりにくいですね。
大豆soy

このような調査もあり、子宮内膜増殖症を悪化させる可能性を示唆しています。
子宮内膜症アレルギー説について

子宮内膜症アレルギー説に関する論文

単に子宮内膜が子宮以外に飛び散るという説明だけでは理解し得ない部分を考えるヒントになればいいですねえ。

実はこのヒントから、子宮内膜症などで、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精が前に進まない方に、一切の大豆製品をやめてみるという挑戦を生理周期1回だけでいいからやっていただくということをすると、複数の方から症状の改善や採卵が上手く行ったと言うお話を伺いました。諸説あるので、原因の追及とまでにはなりませんが、内膜症などでお悩みの方は1度挑戦してみてもよいのかもしれません。人によっては問題のない物質が、大きな原因になっている方もいらっしゃるのかもしれませんね。

大豆蛋白は、『健康にとってもいい!』と信じるようにすがっている方を案外お見かけします。え?と思うぐらいの量の豆乳の摂取をなさっていたりして驚かされます。また、あるドクターから、ひどい内膜症の入院患者さんが、なんでもきな粉をかける食生活をなさっていて驚いたという話を候っています。

大豆タンパクの件は、私にとって謎は深まると言った感じです。

まあ、通常にとる範囲を超えて、「身体にいいから」という思いに加えて『好き』の要素が入ると、驚くぐらいの過剰摂取になっている場合もあります。注意注意ですね。

そういえば、知り合いが、味噌ピーナッツが異常(^_^メ)に好きになって

食べ続けたら、不正出血が止まらなくなったという出来事がありました。くわばらくわばら。

食べ物に関しては、案外難しいので、一概にはいえないのですが、参考になればと思います。

食事

食事の大切さ

豆腐、納豆、豆、豆、豆。やっぱり食事バランスガイド

私は、豆腐、納豆、大好きです。
いまは枝豆の時期、美味しいですよねえ。

食事バランスガイドの中でも、大豆製品は主菜の一つ。
豆腐や納豆も主菜としてなりたく頼もしい食品です。

また大豆製品に関しては、ちょっとググると、
健康によいという記述が多く出てきます。
確かに、確かにと思います。

そして、私が皆さんとお食事の話しをしていて、いつも悩むのはここです。

大豆や葉っぱものに関して、確かに健康によいという文脈は納得出来るところですが、
これをスンナリ取り入れるのはもともと「大豆葉っぱ派」の人々。
つまりもともと大豆製品の摂取は充分な方が、肉や魚を押しのけて、
大豆製品をよりたくさん過剰に摂取するという流れです。

うーんそれでいいのかなと思うことが多くあります。??

食事バランスガイド、食事摂取記録から

食事バランスガイドという農林水産省や厚生労働省などの機関が食の専門家や厖大な統計から数年おきの改定を踏まえて出しているデーターには、主菜であるタンパク質の摂取について、「肉、魚、卵、大豆製品から」としています。

食事バランスガイド

主菜としての肉、魚、卵、に続く重要な位置をしめるものであることは間違いありませんね(^^)。

食事摂取記録を拝見していて思うこと。

食事記録を拝見させていただくと、食事は文化だなとつくづく思います。

その方の育ち方、考え方、好み、習慣。そのうえで、「なんらかのこだわり」に基づいて食べ物は選ばれ、日々が過ごされているのだなと思います。

そして時に、「肉」を強く避け、「大豆製品」に強く傾いている方がいらっしゃります。

その方が健康に問題なく、全体のバランスが取れていればそれでよいのかなと思います。
しかしながら、もし子宮内膜症やチョコレート嚢胞、その他のエストロゲン依存性疾患であったのならば、

エストロゲン依存性疾患に悩む方は「とにかく1ヶ月やめてみて!」

ということを提案しています。
エストロゲン依存性疾患に悩む方、そんな方に

「とにかく1ヶ月大豆製品をできるだけ避けてみて」

とお試し頂くと、症状がぐーっと軽減する方がいらっしゃります。

一番はっきりするのが子宮内膜症。辛いという方の症状が顕らかに軽減する方が、案外多くいらっしゃります。ここまではっきりしていると、ご本人で大豆の摂取を減らしてくださるので、もう私からはなにもいうことはないですねえ。

この方法は、誰でも、万人に効くということではありません。ただある一定の方にとっては大豆蛋白がエストロゲン依存性疾患である子宮内膜症に大きく影響を与える場合があるということは言えるのかなと思います。また、元々日本人は大豆製品の摂取が多いので、過剰な摂取になっている場合もあるのかなと理解しています。

大豆製品に関しては色々な考え方があり、うーーーんと唸ることばかりです。

大豆イソフラボンを含む特定保健用食品の安全性評価の基本的 な考え方(第 32 回会合修正案) 

なんていうデーターもありますが、読めば読むほどわからなくなります。もう一般的なデータではなく、「自分にとっての影響力」を考えるべきでしょうねえ。

また、こちらのデーターも参考になるかと思います。

厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』で大豆に関するもの

不妊カウンセラーの講習会にての話題

不妊カウンセラーの講習会にて、子宮筋腫、内膜症に対するお話も沢山出てきます。

そのお話の中で、大豆タンパクの話題が出ました。

ひとつは、子宮筋腫についての聖路加病院の佐藤孝道先生のお話でした。先生の話の中には、豆腐のイソフラボンを多くとると、筋腫が増加するという疫学調査があるということでした。

そのソースがどこにあるのかということまではセミナーでしたのでうかがえませんでしたが、不妊治療に携わっているとこういうお話はポロポロ出てきます。

あるときに、味噌ピーナッツが異常に好きになって食べ続けたら、不正出血が止まらなくなったという体験をなさった方がいらっしゃりました。やはり内膜組織に強い影響をあたえるのでしょうかねえ。

食べ物については、その個人にどうかという評価は難しい

大豆製品、基本的には植物性タンパク質が摂取出来る大事な食品だという認識ではOKです。その上で、過剰摂取、他のタンパク質源とのバランス、ご自身の食事全体のバランスについて考えることは大事だなと思います。

私達は、一つのものを取り出して「これはいい」と感じ、自分の感覚ともマッチするとそればかりを「よいもの」と認識し、一辺倒になってしまうことがあります。

食べ物に関しては、案外、経済性や利便性、嗜好、趣味、考え方、文化など複合的な要因難しいので、一概にはいえないのですが、参考になればと思います。

また、『ご自身で試してみる』というのは、かなり確実な方法だと思います。
色々な情報は、さておき、ご自身にとってあうのか、あわないのか。
結局はそれが一番大切ですからね。

その2:不妊治療をやめる前に、やるべきことはなに? 知るための不妊カウンセリング

不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日
という本は、私の中で非常に印象的な本でした。

不妊治療をやめた日 堀田 あきお かよ

この本をもとに、もう少しお話をすすめていきましょう。

その1はこちらです。

不妊治療は体外受精の繰り返しだけではないのでは?

 

☆子宮内膜症で気がつく、「早く妊娠を!」のメリット。

エストロゲン依存性疾患は、生理があれば進行していきます。その進行を止めるには、「妊娠」というのが案外よい手段です。また、エストロゲン依存性疾患は生理がある限り進みますので、妊娠しにくくなります。早く妊娠をするのは二重の効果なのです。

 

☆☆医師から勧められた「早く妊娠を」

29歳

 子宮内膜症がかなり進行、卵巣が腫れ上がり(チョコレート嚢胞)手術
手術後、医師より内膜症のため妊娠を勧められる。

医師より、20代の間に「早く妊娠した方がいいですよ」という声がかかることは、非常にラッキーなことだと思います。

不妊治療で一番のポイントは、婦人科疾患ではなく年齢だと思います。

確かにこの本で紹介されるように、29歳の子宮内膜症は大変なことだったと思います。

しかしながら、ここで「妊娠しては?」と医師から言われた人は、案外早く結婚を考え、妊娠を考えます。

婦人科疾患をお持ちの方が、案外妊娠、出産なさるのをみると、一番の難題である年齢要因。ここの時点で、病気のせいとは言え、「早く妊娠した方がいいですよ」とアドバイスされることは、不妊治療的には、早く治療を進めようというモチベーションになり、結果的に大きなラッキーとなるケースを多々経験しています。

29才というのは、年齢要因的に若いのです。婦人科疾患には対策があるのです。今回の堀田さん達は、子宮内膜症などをお持ちの方が一番の対策となる「体外受精」は選択しませんでした。

この選択を若い時点で含めれば解決があったかも・・・と思わずにおれません。年齢が『若い』ということは、不妊治療に置いては決定的な意味を持つことが多いのです、若いときにはリアルに気がつくことができにくいのですが。

自分にとって有利になるアドバイスに気がつけないのは、よく理解出来ます。それはご自身にとってのあたりまえだからです。でも、本当に大事なことであったりもします。これを誰かがサポートしてあげられればと思わずにはおれません。

☆あきらめたら、妊娠!

タイミング、転院、排卵誘発剤を使った治療、卵管造影(両方ともOK、子宮も問題なし)、フーナーテスト(不良、精子が動いていない)、精液検査(良好 問題なし)

 フーナー不良で精液問題なしなので人工授精へー半年継続 妊娠せず

 治療中断ー自然に妊娠ー出血流産。

☆☆ストレスの解放と妊娠

あれこれと沢山のことを頑張って、休憩中に自然妊娠というのは、案外よく聞く話です。

これは休憩という肩の力の抜けたところに、気血の巡りがよくなりするっと妊娠に至ったのかなと思います。東洋医学で言うところの肝鬱気滞、この方の場合は子宮内膜症もきつかったようですから、そこから一歩進んで肝鬱気滞オケツといったところでしょう。

諦めた途端に妊娠、と言うことが案外多いのは、なにか器質的な課題があるわけではなく、気血の巡りが悪く、あと一歩妊娠成立にならないという上他栄だったと言えます。

少し症例をお出ししますね。
これらの方も思い悩み、妊娠が前に進まないときに、鍼灸を取り入れ妊娠、出産なさった症例です。

症例:0007、0021

プレッシャーからの解放、鍼灸でスンナリ自然妊娠0007

子宮が小さい、卵巣機能不全、4回の体外受精からの自然妊娠、出産0021

 

☆残念な、残念な流産とその対策

本当にここで残念なのは、せっかく妊娠なさったのに、出血し、流産してしまっていること。

可能性としては、
1)全身の気血の巡りが悪いため、妊娠によって身体に上向きのベクトルができ、大きな負担となりつわりがきつくなった。
2)かなり子宮の血流が悪く滞りやすいのではないか。

対策として、私ならば以下の2点をおこないます。

1)血流を中心とした不育症の検査をお勧めする。

2)胎盤形成期の鍼灸アプローチ

1)の不育症ですが、いわゆる不育のカテゴリーは流産を2回あるいは3回ですのであてはまらないかとは思います。しかしながら、なかなか妊娠しないという経過もありましたから、着床障害の観点もいれて、ご相談なさるのは現時点ではよいかと思います。以前は不育症だけとなっていますが、現在ではこれに着床障害もくわえていらっしゃります。

杉ウイメンズクリニック

2)胎盤形成期の鍼灸アプローチ

棒灸を中心とした積極的な温灸療法と、妊娠を配慮しつつの気血をめぐらせる鍼灸治療を取り入れ、妊娠15週までの初期を乗り切ります。

これは非常に有効です。

妊娠初期は流産などがおこっても、ある程度は「自然の淘汰」が考えられる時期ではあります。

しかしながら、何人もの流産経験者の方を拝見していると、「子宮血流改善、胎盤形成期の鍼灸アプローチ」をしっかりと取り入れると改善され妊娠初期を乗り切る方がおおくいらっしゃります。

沢山の漢方を飲んだけど効かない、不妊、冷え性

やりうること、セルフケアも多くありますので、取り入れていただき、妊娠初期を乗り切っていただければと思います。

その1:不妊治療をやめるまえに! やるべきことをしっかりとやってから。

この、不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日
という本は、私の中で非常に印象的な本でした。

不妊治療をやめた日 堀田 あきお かよ

 

いまなら、Kindleの月額無料の中に入っています。

この本は、私の中で非常に印象的な本でした。

不妊治療についての、納得出来るところがいっぱいあります、

そして惜しいと思われるところが沢山あります。

 

☆不妊治療は体外受精一択ではないはず

この方は、私と同年代ですので、不妊治療としては少し古い症例になります。

しかしながら、最近つくづく思うのですが、不妊治療は案外シンプルでもよい!ということです。

そして、妊娠には、「待つ」ことも本当に大事なのです。
不妊の定義の中に、1年間妊娠しなかったらという前提があります。
これは10回から15回程度のタイミングの中で妊娠は成立するという話しです。
年齢要因もありますから、一概にこの定義を適応は出来ないとは思います。
しかしながら、妊娠しない、ということで「見切り発車」が多すぎて、
かえって不妊の状態を難しくするケースが多々あります。

妊娠しないということで、西洋医学的な医療介入はあがっていき、

最後の砦としての体外受精につきあたると、体外受精の繰り返しになる
そんなケースが多々あるのです。

年齢要因などを鑑み、可能性をよりあげると言うことにつながりますので、
納得が出来るところではあります。

しかしながら、案外、体外受精の介入=妊娠 につながらないケースがたたあるのです。

体外受精や顕微授精などの高度生殖医療は、保険適応が2022年4月からはじまります。また助成金も手厚い分野です。しかしながら回数制限があります。

体外受精に挑戦する前に「やるべきことをしっかりやる」このことが、

体外受精や顕微授精などの高度生殖医療の介入なしに「自然妊娠」のチャンスを広げますし、どうしても妊娠出来ず体外受精や顕微授精などの高度生殖医療へ進んだ場合でも、チャンスを広げます。

一人でも多くの方が、妊娠できますように

一人でも多くの方が、赤ちゃんを抱けますように。

そんな願いで、この本の方の症例を一緒に考えていきたいと思います。

☆体外受精までを考えるときの、不妊治療のプロセス。

 

さて、この不妊治療はやめましたという本は、不妊治療の体験本としては少し古い物になってきているとおもいます。しかしながら、選択肢に体外受精まで考えられる年代ですので、いまでも充分参考になると思います。

不妊治療を終えることを決断し、最後の言葉で、

『世界の広さを知ると、自分の寂しさなんてどうでもよくなるものよ』

という言葉。
私の胸をジンと打ちました。

『不妊治療、やめました。―ふたり暮らしを決めた日 』この本から、お二人の不妊治療の時系列をまずたどりたいと思います。

 年齢は女性側の年齢です

29歳:子宮内膜症のひどさ

 子宮内膜症がかなり進行、卵巣が腫れ上がり(チョコレート嚢胞)手術

 手術後、医師より内膜症のため妊娠を勧められる。

 タイミング

 転院

 排卵誘発剤を使った治療

 卵管造影(両方ともOK、子宮も問題なし)

 フーナーテスト(不良、精子が動いていない)

 精液検査(良好 問題なし)

 フーナー不良で精液問題なしなので人工授精へー半年継続 妊娠せず

 治療中断ー自然に妊娠ー出血流産。

32才 漢方でも結果がでず、不妊クリニック受診へ

 32才、引っ越し、 夫アトピー悪化ー漢方治療で良好に

 妻不妊漢方ー結果出ず

   漢方クリニック転院ー結果出ず

 最先端不妊クリニックへ転院

  フーナー良好、精子良好、頚管粘液良好

  →体外受精をすすめられる。成功率20-40%との説明

   体外受精をしないならば、通う必要はないと言われる。

  →経済的要因を考え治療中断

32才のここで治療中断は、不妊治療アルアルです。
35才未満の方は案外、治療中断しちゃいます。
でも、本来はここが踏ん張り処なんですよ・・・・
年齢が32才ならば、いろいろな選択ができます。
費用も40才の時に比べたら格段に安く出来ます。
そして結果が出やすい。

本当に、ここが、ここが頑張り所なんです!
迷ったら、不妊カウンセリングをお勧めします。

 

40才、不妊治療再開〜不妊治療をあきらめる

 不妊治療再開 某大学病院へ転院

  卵管造影、通気、1年以上通院

  不妊治療を終了

子宮内膜症 不妊 鍼灸、食事改善で自然妊娠出産 32才 0212

子宮内膜症、重い生理痛、冷え、血流 自然妊娠が嬉しい。

子宮内膜症 不妊 鍼灸、食事改善で自然妊娠出産 32才

生理痛が重く子宮内膜症の指摘があるかたです。
この子宮内膜症がきつければ、キャッチup障害などとつながり自然妊娠がむずかしくなります。
病院で、早めのステップアップをといわれるのも納得です。

今回は、子宮内膜症3期の指摘がありながらも、早く妊娠したいと思い、どうしたらいいのかと迷っている方への不妊カウンセリングと鍼灸治療です。

食事改善、生活改善、鍼灸治療を取り入れ、思いがけぬ自然妊娠、出産へとつながりました。

 

☆子宮内膜症と言われています、早く妊娠したいです

生理痛が昔からあり重めでした。子宮内膜症との指摘があり、早く妊娠しなければと思っています。ホットヨガなどを試してみていますが、どうも逆効果ではないかと思っています。

田七人参を飲み始め、朝ご飯の量を多く取るようにしたところ、だいぶ生理痛は改善したように思います。早く妊娠したいと思っています、今後どうしたらいいでしょうか?

受けた検査
・ホルモン検査、フーなー検査は異常なし。
・卵巣に卵巣嚢腫 子宮内膜症3期

気になること:手足の冷え、身体の冷え、血流の悪さ

 

☆不妊カウンセリング、不妊治療アドバイス 東洋医学的診立て

☆自然妊娠を考えて半年程度はタイミングを

子宮内膜症と以前にいわれて、早く妊娠したいと意識なさっているのですね。
とてもよいことだと思います。30代前半は決して遅くはないですから、あせりすぎないで
やっていきましょう。

子宮内膜症は確かに自然妊娠を妨げる大きな要因にはなりますが、
・1)年齢要因が若いこと
・2)お身体に艶があり、ホルモンの状態がよいこと
・3)緊張感が強いタイプであること

上記の1,2、3を考えると、もう少し自然妊娠を考えながらタイミングを取ることはよいと思います。
確かに子宮内膜症が3期ということでキャッチアップ障害や卵管の動きの悪さはあるかもしれませんが、3)のタイプの方は鍼灸で身体がリラックスすると案外自然妊娠するケースがあります。

自然妊娠を考えながら、体調をより整え、半年程度を目安に妊娠しなければステップアップしていくのもよいかなと思います。

☆血流のこと、ヨガや運動の注意点

血流を良くしようと思うと、運動をしたり、ヨガをしたりなさる方が多いです。確かに全身の血行の改善にはなり、大きな意味では健康増進です。ここは間違いないです。

しかしながら、妊娠を考えるときに欲しいのは子宮血流です。

血流は通常、
 『使っているところに血流が集まる』ります。
たとえば、食事をすると胃袋に血流が集まります、すると眠くなったりしますよね。
食物を取ると胃が運動します。それによって胃袋周辺に血流が集まるので、
頭などの他の部位にわたる血流が少し減り、眠くなってしうまうのです。

とりわけ、全体の血流不足、生命力不足の場合は、
余力が少ないので、どこかを使うとそこに集中し、あとが手薄になるということの
落差がはげしいです。

ヨガや運動で手足に血流がいけば、体幹にある子宮の血流は減ります。
この辺りの兼ね合いを考えながら、運動を取り入れましょう。

☆食事のことーエストロゲン依存性疾患と大豆

子宮内膜症と大豆の関係は明白ではありません。諸説ありますので断定は出来ないと思います。ただし、過去にひどい子宮内膜症の方に、大豆製品をがっつり1,2ヶ月抜いていただくと、嚢腫が小さくなったり、内膜症の症状が軽減する方はおおくいらっしゃりました。とりあえず1,2ヶ月大豆断ちをしてその結果で大豆摂取を考えてみてはいかがでしょうか?。健康を意識する方は大豆製品の取り過ぎになっている場合もあります。少し様子をみてみましょう。

また、肉や乳製品も様々な理由で避ける方がいらっしゃります。
まあ、それはそれでいいのですが(^_^;)、食事バランスガイドに従って
食事を見直した方が、体調アップや、卵子の質の向上につながり、
自然妊娠につながった、卵子の質がよくなり不妊治療が成功したケースを多々経験しています。
まあ、ゆるゆるといきましょうね。

食事バランスガイド

☆病院選びのこと

ステップアップも考え、いろいろと悩んでいらっしゃりますね。私は基本的に今の病院でよいのかとは思います。年齢要因、いままでの状況、婦人科疾患の状況などを勘案して、この病院での継続が不妊治療を押し進めるにはよいかと判断出来ます。
まあ、もし気になる病院があれば、タイミング中のいま、調べてみるのはよいと思いますよ。

☆東洋医学的な診立て、治療方針

・弁証 気虚肝鬱瘀血(腎虚中心)
・論治 益気補腎 疏肝解欝

・治療方針
1)下肢から子宮の血流をあげるために、衝脈中心に腎、少陰、陽明から女子胞を意識した流れを作る。
2)強い肝鬱の処理は一義的には腎気をあげることで対応する。腎気上げだけで難しければ、状況に応じて手を入れる
3)腎気を増し、全身の余力をつける

.

☆治療経過、4ヶ月で無事に自然妊娠

初診:週に1−2回の鍼灸治療
右の神門、左の三里、三陰交
肺兪、左の三焦兪、脾兪 次髎(BL32)
パイオネックス 右の中渚(TE3)、右の臨泣
自宅施灸指示 中注(KI15) 関元(CV4) 三陰交 右の臨泣

大豆製品の摂取をやめてみる。
→二回ほど生理を経過した後、病院にて嚢腫が小さくなっているとの指摘がある。

4ヶ月後:自然妊娠ー無事のご出産となりました。

 

真面目な性格のDさん、鍼灸の通院頻度、自宅での施灸、食事の改善などを着実に守っていただき、卵巣嚢腫の縮小をみ、食中毒にあったりなどの事件はありましたが、無事に4ヶ月後自然妊娠をされました。

 

☆アンケート、ご記入いただきありがとうございます。

☆鍼灸治療を始めてみようと思ったのは?

御母様からのご紹介でしたね(^^)、ありがとうございます。こうやって皆様に信頼していただくこと何よりの喜びです。

子宮内膜症や重い生理痛が、妊娠できないことにつながっていないのかという疑問をもたれ、早めに病院やご自身で出来る対策をとられることは、なによりの妊娠への近道です。

☆あなたの妊娠にビッグママ治療室での治療はどのように役立ちましたか?

生理や婦人科の状態の変化
漢方薬や鉄の摂取は大切ですね。漢方はとくに胃腸をあたため気血の巡りを力強くサポートしてくれます。とてもあう漢方薬を選び服用されていたかなと思いました。

☆体調の変化
気楽に過ごせるようになったというのは、身体がリラックス出来るようになったと言うことだと思います。
力が入り、緊張状態はあたかも大きな壁をおしているようなものです。壁はどんなに力を込めて押しても動かず、ご自身の体力を消耗させるだけです。身体の緊張をとりさり、ご自身のためにご自身の力を使うようになれたかなと思います。

☆アドバイスについて
一人で考え込んでしまうと、答えの出ないことが多いと思います。選択肢はたくさんあります。その中で現時点のご自身にぴったり合う選択肢を取られることが妊活の近道だと思います。沢山相談して下さり嬉しかったです。

☆もっとこんなサービスを!
ビッグママに来て本当によかったです!と言うお言葉、スタッフ一同しっかりと受け止めさせていただき、皆様に少しでもお役に立てるように頑張っていきたいと思います。