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やっと妊娠が成立した方へ③(妊娠のごく初期編)

やっと妊娠が成立した方へ(妊娠のごく初期編)

やっと妊娠が成立した方へのアドバイス

妊娠12週を越えた方へのアドバイスは、その①、その②と書かせていただいております。

参考になさってくださいね。

その①

その

さて、やっと妊娠が成立した方へのアドバイス。

妊娠判定日が陽性だった!という妊娠初期編

妊娠は本当にケースバイケースです。

妊娠したことにも気がつかず、あれあれという間に安定期になり、するすると出産という人も多いでしょう。多分大多数の人にとって妊娠ってそんなものかなと思います。

しかしながら、なかなか妊娠出来ず、やっと不妊治療などを通じて成立した妊娠。

大事に、大事にしたいと思われるのは当然です。

☆病院での昔のアドバイスと、今のアドバイス。

妊娠が成立したとき、昔の病院で聞かれるアドバイスと、今のアドバイス。なんだか若干変わってきたなあと感じます。まあ私の感じだけかもしれませんが。

大きな違いは、『普通にしていてよい』と言われることが多いと言うことです。

普通にしていて良いというのは、

1)人によって非常に普通が違う

2)妊娠には安静にしていても、しなくても流産などのリスクはある。

3)社会的に、妊娠は病気ではないという認識

あたりからの言葉かなと思います。

昔は案外、『安静にしててね』とか、『診断書を書きましょう』とか、『自転車に乗るのはやめよう』などの言葉や案内がありました。

某東京の有名クリニックに長年在籍され、同じ都内でありながら、別のとある場処で改行なさった有名先生が、開院なさってから1年ぐらいは、妊娠判定陽性がでたら、がっつり診断書を出されていたような感じがありました。もう10年以上も前の話ですが。(もう少し前かな)。

その有名クリニックは、シンプルな薬の少ない治療で、開業なさった途端にかなり毛色の違う妊娠へのアプローチをはじめられ、驚きました。クリニックの一員として不妊治療に携わっていたときと、ご自身で開院なさったときは言葉付きまで違い驚きと(^^ゞ。そしてこの先生は、『働く妊娠初期には安静が効く』と思っていらっしゃるのだなと認識しました。当時は、別の病院内クリニックの先生が、採卵時には二白三日、妊娠判定陽性がでたら、心拍確認まで安静入院なんていうところもあって、ちょっと納得した私でした。

☆安静なんかいらない妊娠も多い

確かに、ほとんどの妊娠には別段、安静なんか必要が無いのかと思います。

普通にしていて、普通の日常をすればOK。

でも、ときに、安静が効く人も多いのではと感じるのです。
この見分けはなかなか難しいんですよね。
私も十分に予想出来るとはいえません。
ただ、妊娠しにくかった人の妊娠は安静を心がけてよいと思うのです。

☆やっと妊娠が成立した方へのごく初期のアドバイス

 

☆☆生殖における淘汰は致し方ない

不妊治療のお供をさせていただいて、妊娠初期の過ごし方には”安静”と”血流”が必要な人がいるということを実感させていただくことが多々ありました。そしてこの妊娠ごく初期へのアドバイスをお伝えしてから、化学流産、胎嚢見えてからの流産、9週の壁が越えられない流産などは私の実感として非常に減りました。

この時期の流産は、あたりまえですが『生殖における淘汰』の時期です。

そういった流産は致し方ないことです。

やっと成立した妊娠であれば、とても残念でなんとか継続をと願いますが、それは自然の出来事です。

☆☆妊娠のごく初期の時期を乗り切るためにできる7つのこと

1)しっかりと棒灸をする

2)足の交代温冷浴をする

3)日常をゆったりめにし、安静にする。

4)立ち仕事、長時間のきつめの仕事などは休む

5)自転車などは控える

6)夕方から夜に出歩いたり仕事は控える

7)睡眠をたっぷりとる

仕事についての課題が一番問題かなと思います。

妊娠のごく初期は、まだ周りの人に妊娠のことを告げられない時期だと思います。

ですので、特に妊娠の初期に特別な配慮をもらえないことも多いかと思います。

そういったときには、間にちょこちょこ半休や休みをとるということを提案したりしています。

一週間のうちに、3日ぐらい午後休みをとってしまったり、週の真ん中の水曜日を休んでしまうとか。

どうしても話せないのならば、急用とか、お腹が痛くてとか、もうなんでも理由はいいので、自分の安静を確保しましょう。ただし、『やっと成立した妊娠』であることを相談してみると、案外、周りの人が力になってくれると私は思います。

仕事がある人に、昔の私は『そうだね、仕方が無いね』というスタンスでそのお立場を尊重していました。しょうがないよねと。

でも、だいぶお婆さんになった私は(^^ゞ、強めに『休みなさい』とアドバイスしています。

人生の中で、いまこのチャンスはもう二度と無いかも知れない。

確かに仕事も大事。でも、ワガママもいいんですよ、大事にしたいもの、すべきものを優先してください。

ウソも方便だと腹を括るのもありです。

そしてもう一点。

妊娠すると同時に、『お姫様生活』をしても、妊娠が継続出来なかった人は、思い切って『日常同理』もありです。『お姫様生活』がかえって血行の悪くなる生活になってしまい、妊娠が継続しない人がまれにいます。今までダメだったのならば、かえてみるのもアリです。

 

ヨネお婆ちゃんからあなたへのアドバイス。

年をとりお婆ちゃん世代に入った私は、子供が欲しいと願う人にはとにかく一人でも子供が授かって欲しいと、最近、強く願うようになっています。
人生は縦軸と横軸。
横軸は、今の人間関係の広がりで、縦軸は時間軸のある人間関係の広がりです。

パートナーという横軸を広げ、子供という存在で時間軸を広げていくことで
私達人間は生きている時間をすごしているんだなと、年を取るにつれ感じる事がおおくなりました。

だからこそ、より、子供を願うあなたには、妊娠を継続させ、無事に出産にこぎつけて欲しいという願いを後押ししたいと強く思っています。

社会的には、妊娠初期は普通に過ごすがスタンダードでしょう。

でも、それでは妊娠初期が越えられない人もいるんだと、私は感じます。
体外受精や、不妊治療をへて、やっと成立した妊娠であればよりです。

是非この7つのポイントを参考にして実践してみてくださいね。

どうしても出来ないよ〜という方は、
ヨネ婆ちゃんにご相談あれ。
ワルジエ対処法を伝授いたしますぞ(*^_^*)
そんなことも不妊カウンセリングのひとつですよん。

赤ちゃん

赤ちゃん

不妊:相談 『卵の質をあげてからの二人目出産まで』③0032

不妊:相談 『卵の質をあげるにはどうしたらいいのでしょうか?』①

ご相談:
30才の時に卵管狭窄と言うことでFTの手術を受けました。その後妊娠をしないのでステップアップし、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療を繰り返していますが、妊娠できません。


卵の質と真正面から向かい合った不妊治療、無事に第一子の出産を成し遂げることができました。

 

卵子の質はよくなるのでしょうか?→①、②へ
治療の提案

治療の提案 治療頻度 治療方針

この提案をしっかりと守っていただき、無事に第一子の妊娠ー出産

治療経過

初めてよい卵ができるまでの、治療経過

1)週に2回の治療院での施術
2)毎日の自宅でのお灸
3)散歩などの運動、
4)お肌が綺麗になると言われている時間である10時から2時の睡眠
5)食事バランスガイドに従った、食事の改善

などを実行、無事に「グレードのよい卵」がとれ、第一子の出産とつながりました。

治療経過

治療経過

初めてよい卵ができるまでの、治療経過

さて、そこから続きの物語です。

出産から1年三ヶ月後、再初診。

残った凍結胚

残った凍結胚 お宝

BMIが16台にまで体重低下。
出産後、仕事やそのほかいろいろなことがあり、とても忙しかった。
腎虚を中心とした気虚が深くなっている。
一時期は体重が42キロまでになってしまった(前回妊娠時50キロ)いま45キロ。
患者さんへは体重がせめて3キロほど増えてから、不妊治療を再開するようにアドバイス。
以来週に1回の鍼灸治療を開始。

1年後、体重も戻り、体調も良くなったので、前回採卵してある凍結胚盤砲を移植
無事に妊娠。

残った凍結胚

無事に3200㌘越えのベビちゃんを出産(37才)

・二人目の出産について、
一人目の妊娠時まで体調を戻すと言うことは非常に大きなポイントです。このケースでは、出産後に体重が大きく減ってしまうほどの体力的な負担があり、ご本人は移植を希望なさっていましたが、「お宝の凍結胚盤砲なのだから時期を選びましょう」とお話しし、体重がもどるところまでまっての胚移植となりました。

長らくの不妊治療でした。
数々の採卵を重ねてやっとできた、2つの良好胚で二人のお子さんを授かり、よかったなあと思います。

治療を振り返って

20代から始まった不妊治療。体外受精を繰り返すも、『卵子の質が悪い』ために治療が進まず妊娠できないという状況でしたね。

この『卵子の質が悪い』と言う状況のなか採卵で使う薬剤を工夫をしたり、いろいろな方法を取り入れ毎月のように採卵の周期に入りがんばっていらっしゃいました。しかしながら、やはりドクターの仰るとおり、『卵子の質』そのものが悪いという改善は体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精を繰り返すことだけでは無理だったと言うことなのかなと思います。

『卵子の質が悪い』というときには、西洋医学的な発想の治療は少しお休みしてよいと思います。

そして、ご自身の生命力upということに全集中がよいです。このご自身の生命力upをどのような形で行うのがよいのかということは、なかなか自分自身で自分がわからないということがあるので、不妊カウンセリングを受けたり、体表観察というお身体を見る方法にて1度アドバイスを受けることを強くお勧めします。

同じ事を繰り返していては、前に進みません。そして時間が一番大切な不妊治療において、時間の無駄使いをしてしまうのです。

 

『初めてグレードのよいと言われる受精卵が出来ました!』

というご本人の踊るような言葉をいまでも思い出します。
地道な、地道な努力を続けてこられたからこその言葉です。

結局、数限りない体外受精の中で、たった二つできた『グレードのよい受精卵』でお二人のお子さんが授かり、お母さんになりました。

ご本人の、迷いのない努力のたまものだと思います。そして努力の方向を間違えないことが大切です。

 

卵の質をあげるには② 

卵の質をあげるには①

 

ビッグママ治療室

日本産科婦人科学会 登録データ集

不妊鍼灸セミナー:体表観察のポイントは? 鍼灸治療頻度は?その①

不妊鍼灸セミナー:体表観察のポイントは? 鍼灸治療頻度は?

私は鍼灸師さん向けに講義などをおこなっています。

皆さんからいただいた質問にお答えするコーナーです(^^)

動画はこちら→

ご質問:米山先生はどのように体表観察をおこなっていらっしゃるのでしょうか?

東洋医学の世界では、患者さんを見立てるときに、基本を四診においています。

四診について

東洋医学では患者情報を知る方法として四診が提示されています。と望聞問切という4つの方向性からの情報収集であり、今回とくに重要視するのは、切診という体表観察のアプローチです。

切診は人の身体を直接触れて行う観察方法です。
私は皮膚を直接触れることで知り得る質感の状態が不妊治療において非常に重要となることを多く経験しています。すなわち、皮膚の質感の好転が妊娠へと繋がることや、体外受精などの治療においての採卵された卵の質の向上に貢献しているからです。

体表観察とは??

体表観察というのは、「お身体を拝見して、情報を取る」ということです。

 

病院でしたら、血液検査やその他のいろいろな検査があり、数字で表示されますが、東洋医学の場合は「観察者の視点」からの情報取得になります。それだけに経験値がものをいってしまう(^_^;)世界ではあるのですが、しっかりと見るという気持ちをいつももっていたいと米山は思っています。

体表観察のポイントです。
1)・舌、脈、腹、経穴(体幹、手足、背部、骨盤)をしっかりと見る
2)分からないものはそのままおいて、無理に評価しない
3)使う使わないはこの時点では問題にしない

→治療点を見つけ出すという視点から一歩引いて四診から全体を眺める気持ちで

見る、観察するときに一番大切なのは、思い込みや邪念(^_^;)を捨てるということです。
ただ、無心にありのままをみる。
鍼灸師さんが時にやってしまいがちなのが、「鍼灸する場処探しの体表観察」
これは本末転倒です。こういった思い込みをもって「診る」と見誤ります。

体表観察していると、沢山の矛盾につきあたります。
あれ?このツボは風邪の反応があるように出ているけれど、脈はそんな感じじゃないな?どうしてと考えながら、背中のツボをみると、肺兪が発汗していない。ということは・・・と考えていくわけです。

私は実は、この「観察」が大好きなのです(^_^;)。人をしっかり診るというのは私のテーマでもあります。

再診のとき、いつも観察させていただいている患者さんだと、弁証論治をベースにし、今日の状態を拝見していきます。そして「現時点での課題」「その方の人生での課題」を距離感をもって観察しながら施術していきます。

結構長くなってしまいました(^_^;)、質問2の鍼灸治療頻度については、別立てにしまする〜。

不妊鍼灸セミナー:体表観察のポイントは? 鍼灸治療頻度は?その②

不妊鍼灸セミナー:体表観察のポイントは? 鍼灸治療頻度は?

その①を書いていたら長文になってしまいました。いつものことですが(^_^;)。
ということで。続きをその2にします。

私は鍼灸師さん向けに講義などをおこなっています。

皆さんからいただいた質問にお答えするコーナーです(^^)

動画はこちら→https://youtu.be/m0P7iwH3s0A

ご質問:鍼灸治療の頻度は?

週に1度以上をお勧めしています。治療頻度をあげることは、不妊治療の効果をぐっとあげることを実感しています。患者さんと話し合ってきめていきます。とくに、妊娠反応は出るが妊娠が継続しないというケースには治療頻度をあげ、初期を切り抜けることをお勧めしています。

症例0179のケースが非常にわかりやすいかなと思います。
4回の胚移植、着床はするけど、胎嚢まではみえません

この方の妊娠時の治療頻度です。妊娠判定の陽性をもらってから胎嚢確認までは毎日!

そして12週までは週に3回おこなっていきました。

その結果、何度も移植しても抜けられなかった妊娠初期の壁をこえ、無事にご出産へと。

このときの基礎体温表

不妊治療、いろいろなケースがあります。

いろいろな壁があります。
ときに、どのように壁を突破するかが一番のカナメとなるわけです。

患者さんと長い日々一緒に考えた経験から、こんな風にしたら・・・という提案ができることが喜びであり、少しでもお役に立てればという願いで日々をすごしております。

不妊カウンセリング: 不妊治療で体調が悪くなるばかり、どうしたらいいのでしょうか?0188

不妊相談  体調が悪くなるばかり、不妊治療を進めることが出来る”身体作りへ

妊娠をしたいという希望。

病院にいくと、様々な提案がなされ、ときには身体に負担となる治療も多くあります。

ホルモン剤の注射や、多くの採卵を期待しての様々な治療。体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精は、ご自身の”健康”というい観点からはかなり負担となる側面ももっています。

しかしながら、その治療は、より妊娠、そして出産へは可能性を高めてくれる治療でもあります。

この不妊治療そのものが身体に大きな負担となること。また漢方薬や、サプリなどの栄養の観点から取り入れる対策も、経口摂取に偏りすぎると、胃腸へのふたんとなってしまい、滋養を身体に取りこむどころか、身体を素通りし、生命力への負担となってしまうことがあります。これでは、結果的に不妊治療が前に進まないという事態を招いてしまいます。

今日は、そんな、栄養を気遣い、漢方を飲み、サプリを沢山飲んでいても、不妊治療が前に進まないというお悩みに対しての、対策です。

ご相談:不妊治療が前に進みません

33才から不妊治療をはじめました。

もともと体力がなく、20代に体調が悪くなったときに体重がBMIで17.15まで落ちてしまいました。

少し回復しましたがBMIの18には届かない状態です。

体力をつけようと色々と努力しましたが、

・漢方は胃にダメで飲めない
・栄養療法はサプリが胃に負担でかえって体重ダウン
・下痢をしがちで、食べたいけど食べられない
・毎日が体力的に精一杯

こんな状態です。
栄養療法では、さまざまな栄養素が足りないといわれ、自費で高額なサプリを購入していますが、貧血の状態が多少改善されたものの、他の数字はまったくかわらず、かえって体重は落ち、胃腸の状態も悪く下痢が多くなり、体重が減ってしまいより痩せてしまいました。

病院での不妊治療は、人工授精を6回の後、体外受精もしています。

凍結胚をつくって移植しても妊娠につながりません。
このまま繰り返しても妊娠できるきがしません。

どうしたらいいでしょうか?

不妊カウンセリング:
『不妊治療、何をすべきか優先順位をたてる』ことが一番大切

お子さんが欲しいというお悩み、一緒に考えていきましょう。
ご自身で考えられることは、いろいろと頑張っていらっしゃりますね。

出来ることは精一杯やっていらっしゃると思います。

いまの状況は、『不妊の対策のために、なにかよいことをプラスする』ではなく、

『不妊の対策のために、何をすべきか優先順位をたてる』ことが一番大切だと思います。

漢方も、栄養療法のサプリも、身体作りには効果的であることも多いと思います。

ただ、ご自身にとって効果的かどうかはもう少しかんがえてみるべきですね。

いまの状況では、妊娠しないからと、あれもこれもとてんこ盛りにしていることが、かえって身体にとっては負担になり、悪循環となり、不妊治療が前に進まない大きな原因になっていると思います。

東洋医学的にお身体を拝見すると、ご自身の器が小さいということが一番の問題です。

つまり、身体のキャパシティーが小さいので、努力なさっていることを、身体が受け取りきれず栄養、滋養、漢方などが素通りするばかりでなく、胃腸の負担となりかえって身体の力をそいでしまっていますね。

また不妊治療は、身体に負担のかかる治療です。ただ、その1回で妊娠にいたれば、メリットの方が大きいと言うことです。しかしながらなかなか結果がでず、不妊治療を繰り返すことが、身体の力を奪い、悪循環となってしまっています。

ここで、やっていくことの順序立てを考えていきます。

順序立てて不妊治療を進めましょう:2つのステップ。

第一に、全身の力をつけましょう。

このステップにより、食物を受け止める力がつけば、日々の食べ物、漢方、サプリなどからの滋養を受け止めることができ、身体作りに加速がつきます。悪循環からの脱却です。

第二に生命力の余力をためましょう。

この生命力の余力は東洋医学のいうところの腎気の力、そして妊娠し子供を育てる女子胞(子宮)の力です。女子胞力があがることで、きっと不妊治療が前に進みます。

この第二のステップは第一のステップである程度身体の器ができてからにしないと前に進みません。とにかくまず第一のステップをやりとげましょう。少し時間は掛かると思いますが、前に向かって進みましょう!

弁証論治
脾肺の虚
益気補脾補肺

先ず第一に脾肺の虚を救う。不妊治療としては腎気の充実をのぞみたいところだが、脾肺の虚を救い、食物、漢方からの滋養をしっかり受け取れるようにしたのちに腎気の充実を図るようにしていく。

妊娠、出産へつながった治療経過

…初診

右内関、左公孫 太谿 足三里 気海

肺兪 左脾兪、右胃兪 三焦兪

週に2回 自宅施灸毎日でスタート

3ヶ月ぐらいまで、下痢がかなり多い(とくに生理がくるとひどい)

生理前の不正出血続く

胃の調子が整うまでサプリは少し中断。

6ヶ月ー11ヶ月後

半年後、生理がきても下痢ではなくなる。便が出るとすっきり感が出てくる

8ヶ月後採卵ー10ヶ月後移植 hcg100越えで妊娠ー心拍確認できず

13ヶ月後

流産から3ヶ月後、病院で移植出来ると言われ本人もやりたいと(米山:流産後の復調が今ひとつなされていないので、もう少し待つようにアドバイス)移植ーまったく反応出ず。

15ヶ月後

公孫しっかりしてくる。最近仕事が終わっても疲労感が少ない。体力の底が出来た感じがする。多少の体調のブレがあっても体重が減らなくなった。

17ヶ月後 採卵ー胚盤胞凍結出来た

22ヶ月後

採卵ー胚盤胞凍結出来た(いままでで一番良いグレード)

今までは夏はげっそりしていたが今年は大丈夫だった。朝からちょっと食べると下痢していたがそれもなくなった。食事や漢方などだけでは実感が出来なかったが、鍼灸によって自分の身体がぐっと変わった実感がある。

24ヶ月後

胚移植ー妊娠ー継続

無事に出産にいたる。3000㌘越えの女児を出産

2年後 残った凍結胚で二人目の出産

あとがき:体調がよくなるということ

鍼灸を始められて、16ヶ月後の感想が印象的でした。

・それまでは仕事で精一杯、あとは倒れて寝てばかりが、動ける。体力↑を感じる。
・何をやってもダメだった。胃腸の問題が大きい。食べ物が身になるのを感じる。
・自分がすごくかわったと思う。身体が信頼できる。

不妊治療は、身体の余力があって初めて前に進みます。
16ヶ月、つまり①年以上の歳月が、第一のステップをなしとげるためには、
この患者さんには必要だったのです。

しかしながら、こうやって生命の余力があがったので、第二のステップに無事に進めることができ、妊娠ー出産。そして残った凍結胚で二人目のお子さんも無事にご出産という道筋を歩めることになったと思います。

不妊治療、どうしたらいいのかと迷うばかりだと思います。

一緒に前にすすんでいきましょう。