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子宮内膜症が辛すぎて不妊治療どころではありません。どうしたら良いでしょうか?0120

子宮内膜症で苦しんでいる方は多いと思います。

また不妊治療を前に進めるときに、問題となる場合も多いですね。

歌手の宇多田ヒカルさんは19才の時に卵巣嚢腫の手術をなさったと
ご自身のWEBでお話ししているようですね。またTwitter投稿もありました。

子宮内膜症

かなり辛い子宮内膜症でご苦労をされたようです。

そして、無事にお子さんを出産なさっています。

 

☆女性の人生と子宮や卵巣にまつわる婦人科疾患

少し前に、子宮筋腫の患者友の会でメール相談を担当していました。
そこで子宮内膜症に悩む方からの問い合わせが多く、お返事をしながら色々な
ことを考えました。

婦人科疾患は、女性の人生の問題である妊娠、出産にも絡み
どのように選択していくのかということがとても難しいですね。

その人の挙児に対する希望、状況、そして現在の年齢など
病気の状態の上に、そういった将来の希望も考えながら
選択しなければなりません。

特に妊娠は、パートナーとの関係性がかかわってきます。

まだお相手がいないうちから、一人で将来の妊娠の事を考えて選択するのは

気持ち的にも煮詰まってしまいそうな感じを持つ場合も多いんだなと思います。

☆東洋医学で考える子宮や卵巣にまつわる婦人科疾患

東洋医学では、まるごと一つの身体の中に起きている出来事として捉えます。

イラスト 東洋医学

子宮内膜症は、生命力に棹さす状態としてのオ血(内生の邪)となっている状態もあれば、生命力の中で把えられる範疇の状態もあります。

この兼ね合いが、東洋医学と西洋医学の役割分担にもなってくるのかなと思います。

生命に棹さす状態としてオ血とまでなったものはやはり西洋医学の手を借りながらと言うことになるケースが多いですし、生命力の中で把えられる範疇のものは、生命力を高め気血の流れをよくし、しっかりと生理のリズムに乗っていけるように応援します。

 

それでは、具体的な症例を通じ、子宮内膜症と付き合いながらもの妊娠を考え、妊活、妊娠、そして無事の出産をなさった症例をご紹介していきましょう。

きつい子宮内膜症からの不妊治療(35歳出産)

☆ご相談:子宮内膜症がひどすぎてピル服用のため、妊活が前に進みません。

33歳妊娠を希望しています。

子宮内膜症であまりにも生理痛排卵痛がひどく日常生活もままならない状態で生理を止めるためのピルを飲んでいます。

ピルのためにのぼせ、ほてり、動悸で眠れません。妊娠のためにはピルをやめる必要がありますが、ピルをやめる度に体調が急激に悪くなり妊娠どころではありません。

この状態でどうやったら妊娠できるのかわかりません。どうしたらいいのでしょうか?

☆☆お身体の状態:子宮内膜症が辛くピルがやめられない

現在の状況:

・重度の生理痛のためにピルを服用中。

・妊娠のためにピルをやめると、生理痛がどんどんひどくなり、身体のだるさ、口渇、耳のふさがるようなキーンという感じ、いらいらや頭痛、胸の張り、そして情緒も不安定になってくる。

・20代で腎盂腎炎2回、下痢と血便での入院が2回ありその後に子宮内膜症が判明。

 

☆ビッグママからのお返事:身体の力をあげ、子宮(女子胞)のリズムを受け止められる身体にし、妊娠に向かいましょう。

子宮内膜症があまりにもひどいので、妊娠を希望するもののピルがやめられないという状態ですね。

確かに、ピルを服用しない周期の状態を伺っていますと、とても妊娠どころの騒ぎではないというのはよくわかります。

しかしながら、ピルで排卵を止めてしまっては妊娠につながらないということも、わかりすぎるぐらいわかります。

ピルをやめると、排卵のころから高温期にかけて出現する、体のだるさ、夢をよく見る、朝起き難い、口渇、耳がふさがるようなキーンとする耳鳴り、腰痛、下腹が渋るような痛み、頭痛、胸の張り、吐

き気、イライラ、情緒不安定などは、すべて排卵による高温期の時期を、ご自身のお身体が支えられていない(土台の力の不足)と、排卵による気の上衝(身体上部への衝き上げ)があまりにもきついためにおこっているのかと思います。

また、元々の素体が、胃腸の力(脾胃の力)や身体を支える底力(腎気)とも弱めであり、この状況のなか、頑張って気を張って生活していたので、気血が滞りやすい状態になり、腰骨盤内臓器などの部位において子宮内膜症がより重くなっていった一因かと思われます。

エストロゲン依存性疾患である子宮内膜症に対して、ピルを使って生理をとめ全身への負担をとったのは正しい判断だと思います。そしていまはピルをやめ、早めに妊娠のチャンスを候うスピードも必要だと思います。体外受精もそのスピードを助ける手段の一つです。積極的に不妊治療を進め、妊娠につなげましょう。

この土台の力不足と、過剰な気の上衝を調和させ、なんとか妊娠にたどりつき、ピルではなく妊娠で生理をとめ、子宮内膜症を持つお身体と上手に付き合い人生を過ごせるようにしていきたいと思います。

一緒に頑張って行きましょう。

☆☆治療方針:子宮を中心とする生命力を高め、子宮内膜症の状況が全身状況に及ばないようにしていく。

1)子宮骨盤内の生命力を高め、なるべく早く妊娠が成立するようにしていく。

2)妊娠の早期成立をはかるため、高度生殖医療の選択も早めに準備していく

3)元々の素体が、胃腸の力、身体を支える底力とも弱め、upしていく。

4)積極的なスピードアップをした不妊治療をすすめ、妊娠に早くたどり着くようにする。

 

☆治療経過

☆☆初診:

百会7 列缺(LU7) 中注(KI15)お灸+温灸、関元(CV4)温灸
足三里(ST36)灸頭鍼 三陰交(SP6)鍼+ミニ灸 左公孫(SP4)鍼+ミニ灸 左湧泉(KI1)温灸
右心兪(BL15)、右肺兪温灸
左胃兪(BL21)、腎兪(BL23)、中膂兪 鍼+温灸

花粉症がひどい→花粉症のパイオ
週に1,2回の治療頻度で進む。

1ヶ月後→首の調子がよく、身体全体が楽な感じになってきた。

☆7ヶ月 体調up積極的な不妊治療スタート

・初診から7ヶ月でだいぶ体調がよくなってきたので、不妊クリニックに本格的に通院を始め体外受精もスタートする。

1回目、一個空砲、一個移植、妊娠出来ず。

2回目(3ヶ月後)3つ採卵1つ移植、他の培養した卵は凍結出来ず。

    妊娠出来ず。

3回目 4個取れたが、一つも凍結出来ず

4回目 4個取れて1つ凍結出来た。

5回目 ドミノ、移植ー妊娠 採卵した卵は凍結出来ず。

妊娠 8週黄体ホルモンが低い、

   9週 体温が急に下がった

   13週 糖負荷検査でケトン体が出た

   15週 咳がでて気持ちが悪い。手首が痛い

   30週 糖負荷検査で引っかかった。

 40週 無事に元気な赤ちゃんをご出産となりました。

イラスト ツボ セルフケア

☆治療をご一緒させていただいて

妊娠のために、不妊治療をすすめたいけど生理がある状態だと体調がどんどん

悪化してしまうと言う悩ましい状態での不妊治療でしたね。

子宮内膜症だけではなく、もともとの体調不良の問題も大きく、この点をなんとかカバーしながらの不妊治療は大変でしたけど、ある程度の体調がよくなったところで勇気をもって体外受精へと早めに

ステップアップしたことはよかったと思います。

妊娠中も、なにかと体調不良がでて、とても大変でしたが、なんとか無事に乗り越え

出産にこぎつけることができました。私も胸をなでおろしました。

ご本人の真摯な努力のたまものです。よかったですね。

イラスト

肩こる、頭が痛い、首が痛いの耳つぼセルフケア

肩こる、頭が痛い、首が痛い。

身体の上部の凝りや辛さはどうにかした〜い症状のひとつですね。

今回は、ご自身でのセルフケアの方法をひとつお伝えします。

それは耳のマッサージです。

☆耳つぼの効き方

耳のつぼってのは、ダイエットで有名かな。

ただ、耳つぼを押したり刺激したりして、ずーっと痩せたらそれはおかしなことで、

耳つぼを刺激して、胃熱という胃にある熱をとり、亢進しがちな食欲を

押さえるといった感じで使います。

この耳つぼは、身体の上部にあり、こういった熱の亢進や、気の滞りに効果的です。

またもう一つ、耳は東洋医学で言うところの腎、土台の力とも関係します。この場合は耳の全体を温めたり、光線療法をしたりといった使い方をします。

☆耳つぼは、身体を表現しています。

耳つぼは簡単に言うと、全身を頭が下、足が上の方達で投影しています。

図をみていただくとわかりやすいと思いますが、

耳の名称はこちら→札幌大学医学部 耳

対輪の部分を背骨とみたて、下が頭、三角かを挟んでの両足となりま、その途中が背骨です。

耳つぼ イラスト

この背骨をゴリゴリともみほぐしてあげるセルフケアが効果的です。

いろんな症状があるかと思いますが、耳全体を温め、そしてコリ感のあるところを、

この全体的なイメージをもとにしていくのは応用もきくよいやり方です。

☆耳つぼのセルフケア、首肩頭痛に効果的な使い方

さまざまな症状に対応可能な耳つぼですが、特に使いやすいのが、首、肩こり、頭痛などの症状があるときのケアです。

一番のお勧めは、写真の黄色い部分点線部分をしっかりともみほぐすやり方です。

耳つぼ

肩こり、首凝りや頭痛などがきつい人にお勧めです。

☆☆首肩こりのセルフケアやり方

1)耳全体をホットタオルで温める

2)反対側の親指で、耳の対輪を全体的に揉んでみて、一番コリ感のあるところをみつける。

3)コリ感のあるところを、しっかりとほぐす感じでマッサージ。

耳の黄色い点々部分が凝り固まっている感じある方が効果的で、この部分を、反対側の親指ですりつぶすようにがっつーんとマッサージしてあげるという感じです。

ふうっと気の滞りがとれ、楽になること多々です。

☆セルフケアの勧め

マッサージなどをしてもらっても、その場限りで、すぐにまた・・・という事が多いと思います。根本的には体質的な課題に対処する必要がありますが、このセルフケアは、ちょっと辛いなというときに、さっと手入れすることで、頭痛、肩こりの悪循環の輪を少しでも和らげる効果が期待できます。

お風呂に入ったときなどに、週間にしていくのもよいですね。

41才 繋留流産3回 不妊 不育 咳 肩こり 体外受精のあとの自然妊娠 出産(0192)

41才 繋留流産3回 不妊 不育 咳 肩こり 体外受精するものの自然妊娠 出産(0192)

流産、とっても辛いことですね。
その流産が何度もおきてしまう。

また流産のあとは自然な生理となリセットとなることがご本人にも、子宮内膜にもとても大事ですが、それが出来ないで留まってしまう(繋留流産)となった場合には、手術もしなければなりません。

本当に、辛い事だと思います。

また、年齢があがってくると妊娠そのものもなかなか出来なくなってしまいます。妊娠できないという不妊の要因、そして妊娠しても流産してしまうという不育の要因。赤ちゃんと巡り会うためにはどうしたらいいのかと悩んでしまう方も多いと思います。

今回は、繰り返す流産に悩む41才のIさんの症例を通じてお話しをさせていただきますね。

オリジナル弁証論治

web版症例、アンケート

 

 

☆繋留流産3回 病院では不育症の検査では問題なし、体外へステップアップをという提案

Iさんは、病院での不育症の検査には引っかかっていないと言うことでしたが、8週での3回にわたる繋留流産は妊娠初期を鍼灸でしっかりと乗り越えることを提案させて頂き無事に妊娠初期を乗り切られました。

また、妊娠の継続が難しいという不育症でのご相談ですが、41才をこえ、妊娠もしにくくもなってしまったため、体外受精を病院から提案されていらっしゃります。

 

☆凍結という技術で時間を買うという発想

 

年齢要因が不妊治療の大きな課題になるため、時間を買うことが出来るという凍結を伴う高度生殖医療は取り入れる価値があります。とくに不育症などの流産があると、流産後の体調回復のための時間も必要となり、3ヶ月、半年という時間はすぐにたってしまいます。このため凍結技術を伴った体外受精を組み合わせることは、出産への可能性をあげる選択であると、私も思います。

しかしながら、不育症、流産は高度生殖医療である体外受精・顕微授精・胚移植が救ってくれる要因ではありません。結局、体外受精を取り入れたIさんも、体外受精胚移植では妊娠できず、その後の体調をよくしていくなかで自然妊娠をなさり、鍼灸の治療頻度を週に4−5回にしたことで妊娠初期を乗り越え無事の出産までたどり着かれました。

年齢要因の絡んだ不妊不育治療は本当に迷うことも多いのですが、あせらず、するべきことをして、壁となっているところを突破し、前に進んで頂きたいと願っています。

それでは、具体的な症例からお話しさせていただきますね。

☆ご相談 妊娠しても流産ばかり。最近は妊娠そのものも出来ません。どうしたらいいでしょうか?

あれこれ悩みます

Iさんからのご相談
41才です、39歳で妊娠を希望してすぐに自然妊娠するも7週で流産、手術となってしまいました。その後も自然妊娠するも8週で流産、子宮内に留まってしまい病院で手術をしました。

2回の流産のあと、体重が増えて、生理周期も長くなってきてしまいました。

2回目までの妊娠はすんなりと自然妊娠しましたが、なかなか妊娠しないので、人工授精をしてみたところ、妊娠。しかしながらやはり8週で赤ちゃんが育たず繋留流産となり手術をしました。

病院ですすめられ不育症の検査をしました。しかしながら特に不妊要因、不育要因は無いと言われました。いっそのことこの検査でなにか見つかれば対策が取れるのにと思うのに、病院の先生は『不育症ではありませんね、次の妊娠に期待しましょう』というばかりです。

なかなか妊娠もできなくなってきてしまっているので、体外受精を提案されています。とても迷っていますが、年も41才となり、高度生殖医療に挑戦も考えなくてはならないとは思っています。

☆普段の体調についてのご相談 夜中の咳と肩こり。

普段の体調ですが、夜中に咳が出るのが気になります。

特に花粉症のシーズンには寝つきに咳がでて、時には咳喘息にまでなってしまいます。

肩こりもひどく、肩こりから頭痛になることも多いです。寒いところに長時間いたり、目の使いすぎで肩こりが起きます。頭痛は締め付けられるように痛くてズキズキします。時にひどいときには吐き気がするほどです。

早く妊娠したい。妊娠してちゃんと流産をせずに出産したいです。また全体の体調の悪さをなんとかしたいと思います。

私はどうしたらいいのでしょうか?

 

☆ビッグママからのお返事
流産、大変でしたね。何度も繰り返しているとのこと本当にお辛かったですね。

病院での不育症の検査の結果が問題ないということですので、西洋医学的に決定的となる不育症の要因はないと思われます。しかしながら8週での流産が続くこと、また自然なリセットとならずに手術になってしまっているということは、子宮周辺の血流になんらかの課題があるのかなと思われます。

花粉症という外的な要因に誘発されている咳ですが、夜の寝つきに起こることや、ひどくなると頭痛や吐き気などに伴う肩こりという症状と東洋医学的に合わせて考えることが大事であると思います。

夜というのは、身体の中の気が納まる時間帯です。気のベクトルが内側に向かうわけです。気が内側に向きますので、表面の防衛力(肺の力)が弱まります。だからお布団をかけて肺の力を補ってねるわけです。

もともとの肺の力が弱かったため、夜という表面の防衛力が弱くなる時間になると外邪である花粉との戦いに負け、症状が出ているものと思います。

この肺の力が弱いということは、昼間であれば肺の力を補うために肝の力が立ち上がりやすくなります。このベクトルは下から上に衝き上げる方向です。このベクトルによって気の滞りが起きやすく、肩こり頭痛となっています。(肺気の弱さ、肝鬱気逆)、そして常に下から上へのベクトルが強いことで、身体の土台となる力(腎気)も負担がかかり弱ってしまいます。

お身体を拝見すると、冷えの入り込みもあるようです。この冷えの入り込み(風邪の内陥)は、気の上逆ベクトルをより強くし、土台の力をよりそこないます。

上から下へ衝き上げるベクトルが強いことと、気の巡りが悪くなり停滞しがちになること、冷えの入り込みが身体への負担となっていることよって、全身の健やかな気の昇降出入が妨げられ、肝気の上逆鬱滞を引き起こし、土台への腎気への負担となることが妊娠はするものの継続出来ないという原因にもなっているかと思われます。つまり下焦である子宮周辺に安定的な気血の流入がおこりにくくなってしまうということです。

鍼灸でお身体の手入れをし、妊娠する力を取り戻しましょう。そして妊娠が成立したら治療頻度をあげ、しっかりと胎が子宮内膜に根を下ろし、安定した胎盤ができるようにし、妊娠の継続、出産を目指しましょう。

ご自身として出来ることは

・睡眠時間の確保
現在は5時間の睡眠で翌日に疲れが残っているようです。まず睡眠時間の確保はとても大切です。

・毎日の養生お灸
養生お灸をすることで、弱りをカバーし、身体作りを一層前にすすめます。

<弁証論治>
弁証:腎陽虚、風邪の内陥
論治:温補腎陽、去風散寒

<治療指針>
まずは風邪を追い出して、肺気、腎気への負担を取りたい。それと並行して腎気を立てていき、妊娠しやすくかつ妊娠が継続するようにしたい。

肩こり頭痛も治したいとのことだが、仕事を辞めてかなり肝鬱はましなのではないかと思われるので、腎気を立てながら風邪を追い出した後にもきつい肝鬱があるようなら適宜払いたいと考える。腎気を立てることで肝鬱気逆は起こりにくくなるとは考える。また腎気を立てることで肺気へのバックアップとなるとは思うが、喉の痒みや咳があまりにひどく、悪循環を生むようなら、肺気も補っていくことも考えておく。

 

ベクトル 肺気 脾気 腎気

☆治療経過

ビッグママ治療室初診
1)左外関、左三陰交、右足三里 右臨泣。大巨関元
2)大椎 三焦兪、腎兪、次髎

1ヶ月後 体調がよくなってきたよく眠れる。
鍼灸を始めてから咳はだいぶよくなってきた。
2ヶ月後 体外受精に挑戦、採卵ー移植hCG5,妊娠出来ず。
不育症の検査はNK活性も含めなにも出ない。

3ヶ月後 人工授精ー妊娠せず。
4ヶ月後 抗核抗体の数字が下がってきた
5ヶ月後 医療介入無しで自然妊娠。(治療頻度を週に4〜5回にする)

7ヶ月後12週超え (治療頻度を週に3回程度にする)

妊娠20週すぎから 突き上げる感じがきつくなってくるー治療
妊娠28週過ぎから むくみかんが強い
妊娠34週 むくみがある。手荒れが治らない感じがする。

無事に3000㌘越えの赤ちゃんを出産
おめでとうございます。

ビッグママ治療室

不妊カウンセリング学会

不育症 反復流産、死産、着床障害 杉ウイメンズクリニック

肩こり、頭痛、首凝り、耳たぶあん摩でらっくらく♪

身体の力が入っている緊張タイプさん。

あなたはどうですか?

肩が凝ります、
首がつらいです、
疲れやすいです、
頭痛いです、
頭のぼせます、
背中ゴリゴリです、
腰痛いです、
足冷えます、
足冷たくて血流悪いです

などなど、結局、気血がスルスルとスムーズに巡っていないと言うことで

いろいろな症状がでますね。

☆人間の感覚センサーは身体の上部に配置

人間は、目で見て、鼻で匂いを感じ、耳で聞き、頭で考えと

身体の上部に沢山の感覚センサーがあります。

当然、身体の上部に気があつまってくるのですよね。

気を集めて集中して、この感覚センサーを働かせるわけですが、

時に、過剰に気を集めて集中しちゃうタイプの方

ぐっと力を入れて身体の上部に気が集まりますから、

首肩や頭の巡りの悪さに付随する症状がでます。
そして足腰には巡りの悪さで冷え、冷たさがでます。

冷えが中心として、冷たい、血流が届いていないといった

症状です。

☆集まり、滞る。過剰な症状と、不足な症状

気血は暢びやかに全身を巡ることが必要です。

☆☆気が集まり凝りが生じる

時に、必要なところ、使うべきところに集中するのはあたりまえです。

感覚意識センサーがある身体の上部、つまり首肩、頭に凝りの症状が

出やすいわけです。

この時に、凝っている滞りだけをマッサージしたり、動かそうとしても

なかなか動きません。集まり凝りが生じている原因は、

身体の緊張が主因になっていることが多く、この緊張を解いていかないと

全体が巡っていかないからです。

☆let’sトライ! ほかほか耳たぶ&マッサージ

さて、肩が凝る、首が凝る、頭痛がするといったときに、

その肩や首や頭を刺激するよりも、

手のツボや、耳たぶあん摩のほうが効果があることが多いです。

今日は耳たぶあん摩をご紹介。

1)先ず耳全体をほっかほかに温めます。
私は小さな温石を当てて暖めます。ホットタオルなどでもいいと思いますし、
カイロでもOK。

☆暖める作業ができなければ、手のひらで包んで一息おいてから2)に入ってもOK

2)耳の軟骨部にそってモミモミもみーー。
右の耳ならば左手の親指を使います。
身体の上部に凝りが強い人ほど、この凝りほぐしがいたいです。

耳の軟骨がゆるゆるになったら、あなたの肩こりもゆるゆるになりますよ。
ぜひ、おためしください。

夫婦で体調改善②女性編 自然妊娠への道(0190 0194)

夫婦で取り組んだ体調改善、女性編です
総論(夫婦で体調改善、自然妊娠出産)

まず、奥様が来院されました。

第一子を出産後の養生がなかなかできず、授乳、子育てで一段と疲れがでてしまい、なかなか回復できず、第一子は自然妊娠しているのに、ドクターからは「顕微授精以外では妊娠出来ない」と言われ、追い詰められていらっしゃりました。

奥様が体調がよくなり笑顔が増えたということでご主人も鍼灸をスタート。

ご夫婦での体調改善で無事に第二子の出産につながった症例です。
さて、お話をはじめましょうか(^.^)

不妊カウンセリング:第二子がなかなか授かりません。

第一子は、妊娠を希望して割合と早く授かりましたが、その出産、子育て、授乳と続く日々になかなか体調が回復せず、二人目の子供が授かりません。

3年ほど前から自分たちでタイミングをあわせています。

また、1年半ほど前から 病院でのタイミング指導や人工授精を受けているが、なかなか妊娠しない状態です。

第一子のときにはこのタイミング指導を1回うけただけで妊娠しました。

不妊治療のクリニックでは、ドクターから強く

「ご主人の精子の状態も、顕微授精レベルのひどさだ! 
    一刻も早く体外受精をするしか方法はない」

と断言されてしまっています。

そのドクターのすすめで、生理を整えて体外受精にステップアップをするしかないのかということで薬を飲み始めましたが、気持ちがついて行かない感じで、とても迷っています。

どうしたらいいのでしょうか?

ご相談にお答えして:少し心のゆとり、身体のゆとりを持ちましょう。

第一子を自然妊娠なさっているのに、なかなか妊娠しない。病院のドクターからは自然妊娠なんて無理! 体外受精も無理! 顕微授精しか妊娠する方法はないと断言され詰め寄られていると感じるほどなのですね。

確かに、現在のご夫婦の状態では、ドクターのおっしゃるとおり、「自然妊娠なんて無理、顕微授精しか妊娠出来ない。早く治療を進めましょう」というアドバイスも納得できるところではあります。

不妊治療は選択の幅があります。ドクターの仰ることも間違っているということではなく、今の状態であれば、西洋医学的に考えてこの選択が妊娠に一番早いと言うことだと思います。この考えも納得の出来るところですし、ご自身がやってみようと思われるのならば、ステップアップするという選択もOKではあります。

しかしながら、現時点で全体の体調が悪いということは、そのこと自体で「二人目不妊」につながっている可能性が高いと思います。

ドクターのアドバイスも現状のご夫婦の状況ではもっともなことと思います。ですので、半年ほどしっかりと体調アップのために養生し、それでも妊娠が成立しない場合には、気持ちを定めて、落ちついてステップアップするのもよいかと思います。

当院の経験からもうしあげれば、二人目不妊の場合は、第一子妊娠のときぐらいまで体調を回復させることで、第一子と同じ方法で妊娠なさる方は非常に多いです。また第一子の妊娠中の経過が少し不安定でしたね。妊娠の初期にしっかりとお体の手入れをし、大きな胎盤を作るようにしていくことが、妊娠中の経過をよくし、無事の出産にもつながります。

また、ご主人の事も気になりますね。第一子が自然妊娠で成立していますので、ご主人も養生の手を入れられることで、十分自然妊娠が望めるレベルに回復する可能性はあると思います。

一緒にがんばっていきましょうね。

弁証:腎虚
論治:補腎
<治療指針>
補腎で産後の腎気の弱りをまずは回復させたい。生理前のきつい肝鬱気逆は、腎の根をしっかりさせることで徐々に治まってくるようにしたい。ただ生理前にあまり肝鬱気逆がきつい時には少し理気することも考えたい。補腎と共に肺気も立てることで、肝気を収める華蓋としての役割を果たせるようにもしたい。

治療経過:

初診より週に1度の鍼灸治療、自宅での温灸お灸養生を続ける。
途中からご主人も一緒に鍼灸治療を受診。

16診三ヶ月ほどで自然妊娠

 

不安定だった妊娠経過への対応:
第一子の時が妊娠六ヶ月から頚管長が短くなり切迫早産気味だったのが気になると言うことで鍼灸治療の頻度をあげる。

この妊娠中の対応は、とても大切です。
もともと中気下陥という、全身の気が下向きベクトルを持ちやすい方は、妊娠中も体調をしっかりコントロールしておかないと、下陥気味になります。
基本的には、病院での対応(頚管長を縛るや、子宮の張りをとる)も必須ですが、
案外、『ご自身の体調を整える』 というあたりまえの対応が
効果的なことも多いです。

妊娠中は出来れば医療介入は少なく、薬などを使わない対応ができれば
いいですよね。是非ご相談ください。(ただし、申し訳ありませんが、妊娠中の初診はかなり限定させていただいております。)

第一子の妊娠時には途中から安静入院となり妊娠中もほとんど胎動が感じられないという厳しい状況が続いたが、今回の妊娠は非常に安定しており、「胎動ってこんなにすごいんだ、赤ちゃんってこんなに動くんですねえ」という奥様の言葉が印象的でした。

無事のご出産、おめでとうございます。

まとめ:夫婦での体調改善で自然妊娠への道

「ドクターは、自然妊娠は絶対に無理とおっしゃり、精子の運動率も下がる一方で、私も自然妊娠は無理かも・・・とココロのどこかで思い始めていました。本当に体調がよくなることで妊娠ってできるんですねえ」
そう仰っていたのがとても印象的でした。

今回の妊娠では途中で入院などのトラブルもなく、出産もスムーズ。前回の妊娠は途中で安静入院となり妊娠中もほとんど胎動が感じられないという厳しい状況が続いたのですが、今回の妊娠は非常に安定しており、胎動ってこんなにすごいんだ、赤ちゃんってこんなに動くんですねえという奥様の言葉でした。

助産師さんが赤ちゃんを取り出したときに「立派な臍の緒!」と仰ってくださったとのこと。お母さんの努力のたまものだと思います(^^)。

無事のご出産、おめでとうございます。

これから家族4人、賑やかなせいかつがはじまりそうですね。