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手指の動き改善、そして肌つやの改善。美容針にもなっちゃうのかな?

鍼灸による 肌つやの改善

リウマチや膠原病の方、案外多く鍼灸にいらしています。

リウマチはいま、薬の改善がめざましく、本当に素晴らしい発達をしています。

まずちゃんと専門内科にかかって、薬をしっかりと。これがリウマチや膠原病の第一原則ではあります。

それでも、やはりさまざまな不調や、全体的な不調があるので、来院されている方は多いですね。リウマチ、膠原病、喘息などの体調管理にお灸、鍼はやっぱりいいようです(^^)

リウマチの患者さんとの鍼灸治療ビフォアアフター

このところ、とあるリウマチの患者さんと一緒に、鍼灸治療ビフォアアフターを研究しています(^^ゞ。

手の指の動きが、仕事でかなり使うこともあって、滑らかさがなく、重い。3時間ぐらいで休憩しながら、ご自身でお灸しながら対応なさっていると。

とくに、使いすぎによって1度腱断裂をおこしている薬指の動きが悪く、辛いと。

そこで、その腱にそって、すうっと鍼をしました。

リウマチ 八邪 お灸 三叉 鍼 手の痛み

これは八邪穴という経穴から、三叉という考え方の手の甲への鍼の応用です。

三叉の場合は、もう少し深めにガッツリと行くのですが、浅めにすうっと打つのがコツです。

この鍼が本当に効きました。

1本うって、治療後に抜くと、滑らかさが全然違うと。

リウマチ 八邪 お灸 三叉 鍼 手の痛み

そして右手全部の3本打ち、やっぱりすごくいいと両手に。

これだけ効果がある鍼ですが、手の甲にすうっと数㎝。

ううーーん、ビジュアル的には怖いね。私もそう思います。

治療頻度をあげて、見えてきた世界

それが、このところ、治療頻度を週に2回にあげたところ、全体の調子もあがり、

同時に、この手の状態も非常によくなってきました。

身体全体の調子がよいっていうことは、まあ鍼灸の全体治療をやっているとよくいわれますので、これは納得できるところです。

でも、ビジュアル的なビフォアアフターが非常によいのです。

もう、使用前使用後って感じ(^^ゞ

この写真は、患者さんご自身が、治療院での治療前と2時間半後のご自宅での写真です。

撮影場所が違うので、光の加減は違いますが、はっきりと状態がかわっているのが見て取れます。
うーーん、すごい。じぶんでいうのもなんですが、驚きました。

効果は続く、数日後の手の状態

そして昨日。

手の状態を患者さんと二人で、治療後の状態の肌つや、滑らかさをみて、もうビフォアアフターの写真は撮れないですねえとも。つまり、数日たってもこの状態は保っており、再診の今日(6日後)は初めから肌つやがいいんですと。

患者さんが、

『やっぱりすごく肌つやがよくて、継続してるんです。これが顔だったらすごいですよね。なんだか美容針ってためしてみたくなりました』

と。治療効果について、治療前から二人で盛り上がってしまいました。

私は、実は、美容針ってよく患者さんに聞かれるのですが、どうも否定的なイメージをもっていました。まあ、ウチの治療院のコンセプトは『私が受けたい鍼灸』なんで、どうも顔へ鍼をするそのものに、どでかい抵抗感があるので、まあ実際には無理なんでしょうけど。1回の施術であのつやつやが6日間。ううむ、ちょっと魅力かも。

私が顔の鍼が嫌いなのは、鍼灸学校時代にある女の子に実技で出来た顔のアザを、親御さんがクレームをいれていたこと。げっ、納得してやった学校の授業でさえもクレームがくる顔の鍼っていうイメージが私には強すぎて。

わはは。

まあ、顔への鍼は、得意な鍼灸院にお任せするとして、

手の機能改善にオマケのようにくっついてきた肌つやの改善は、鍼灸の世界の面白さを、改めて私に教えてくれました。

やっぱり奥が深い!

関節の痛み:お灸がいやす痛みと動きの悪さ。

関節などの痛み、辛いですねえ。

手強いリウマチに関しては本当に薬が発達しましたね。

ありがたいことであり、薬が怖いからやめるというのは

大きなメリットを享受し損ない、関節の変形を進めてしまうと思います。

ぜひ、信頼できる先生との関係を築き、リウマチと上手におつきあいなさってくださいねえ。

リウマチの痛みのお灸治療

★手足のツボを使った対応

リウマチの患者さんの手や足の痛みに八邪穴というツボを使うことがあります。

これは、足や手のこわばり、痛みなどに対して、お灸をおこなっていくものです。動きづらさや痛みなどにとても効果的です。

この方は、足の裏、足がこわばり痛いということでしたが、痛み止めを飲まずに過ごせていますとのことです。薬もとても役に立ちますが、飲む回数が少なくなったり減ったりするのもいいことですよね。

 

足の甲にお灸をいれていますが、なぜかちゃんと痛みのある足底側に効果がでます。

★三角温灸での対応

この温灸は、じっくりゆっくり燃焼します。下側に煙がまわり、首のつけね、背中の中央などの督脉といわれる、頭部から骨盤までの人体を支える大きな経絡を、温め養って(温養)してくれます。

リウマチの方や、辛い肩こりの方などにとても喜ばれます。

 

三角温灸は大きな台座のうえに、三角形に固めたモグサをのせます。手作りです(^^)

 

 

こんな感じで、背中の冷えたところにおきます。

じっくりと30分ほど、ほっこり温灸タイムです。

お灸 温灸 灸

 

★お灸を使った全身治療

 

リウマチや喘息の治療は、お灸がとても相性がいいです。

お灸は沢山の種類があります。

あたためて、身体のこわばりをとり、養生として身体の力をつける。

そんな治療にぴったりです。

イラスト 養生 お灸 セルフケア

イラスト ツボ セルフケア

ご相談:首や肩、手。足など多くの関節が痛く困っています。

さまざまな痛み、辛いですねえ。

湿気のシーズンになると、特に多くのお悩みを伺います。

東洋医学で痺証と言われるような、ご自身の身体の弱さと、外的要因がリンクして痛みや重さとなる場合が多くあります。西洋医学での病名ではリウマチの診断の方が多いですね。

痺証については、東洋医学での対応が力強いものとなる場合が多いです。
漢方薬も保険適応になっているものが多いですから、力強いパートナーとなってくれるかと思います。

 

☆慢性関節リューマチ、頸肩の痛みに対する鍼灸の効果

 

リウマチ、慢性関節リウマチは、この数年、本当に薬が進化しましたね。
おそれずに、まず病院に行き、しっかりと診断、フォローしていただき、適切な投薬をなさることはとても大切だと思います。

そのうえで、やはり手に余る症状もあるかと思います。
手や肩、下肢などさまざまな痛みやこわばりなどの症状を、なるべく軽減し、
薬をパートナーとしつつも、鍼灸治療で、身体の力をあげ、免疫抑制剤やステロイドなどの使用をなるべく少量に抑え、薬の効きをよくし、痛みやだるさを軽減していけるようにと願っています。

 

今日はそんな症例のご紹介です。している症例です。

リウマチが辛い、弁証論治

☆リウマチの症状がつらいです、どうしたらいいでしょうか?

リウマチで手、肩、膝、足のこわばりや痛みがあります。

風邪を引いたりすると全体の症状が悪化しますし、
気圧、湿気、忙しさなどいろいろな要因で悪化します。

西洋医学の病院も並用し、免疫抑制剤なども服用していますが、なるべく
薬を少なくしたいと思っています。

リウマチは長い経過で、付き合っていかなければならない病気だということは
理解しています。妊娠を希望してた頃から取り入れている鍼灸は自分にとても
あっているのかなと思っています。

いろいろな症状の悪化の時に、薬を増やすことなく、乗り切っていきたいと思います。
どうしたらいいでしょうか?

台風や、湿度があがったり、季節の変わり目などや疲労などで手、肩、足の指、膝などの
状態が悪化します

☆ご相談にお答えして、東洋医学的診立て

リウマチはなかなか手強い疾患ですね。
無理しすぎずに、上手に西洋医学も取り入れながら対処なさっていると思います。

東京女子医大膠原病リウマチセンター

いまのリウマチの症状は、東洋医学でいう痺証(ひしょう)という状態ですね。
この痺証は、ご自身の身体の弱り(正気の虚)、風邪(外邪)、蓄った湿気やオ血(オ血湿痰)の課題が重なり合い現在の症状となっています。

リウマチなどの痺証は、ストレスや妊娠、出産など大きな身体の状態の変化の時期の身体の弱りに乗じて発症します。1度発症してしまうと、単なる対処療法的な治療だけでは状態の好転に進むことが難しくなってしまっていると思います。

お身体の状態を良い状態でキープするには、


1)さまざまな症状に振り回されずに、身体の弱りを立て直すことが第一とする
2)症状のある場処への対応は1)が主軸であることを認識した上でおこなう。

この二点は非常に大切です。
つまり、身体の生命力をあげていくということを主眼にするということです。

どうしても、首や肩、足など症状のあるところが気になり、その症状を治そうとしてしまいますが、
1)の課題がそのままだと、悪化の悪循環に陥ってしまいます。まずしっかりと身体の弱りをとり、
その上で余力に応じて2)の症状のある場処への対応をしていきたいと思います。

1)への手入れがしっかりと出来れば、自然とさまざまな症状は軽くなり2)の対応も穏やかな治療で効果的なアプローチになってきます。

また、1)の治療の補足となっていけるようなセルフケアもお伝えしますので、日々の養生のヒントにしてくださいね。

あせらず、いきましょう。
必ず、状態はよくなると思います。
そしてご自身の人生を楽しめるようにと願っています。

☆☆東洋医学的な診立て

弁証論治
肝欝気滞、脾気虚損、風邪の内陥。
益気補脾 疎風散寒

・治療方針
まず、風邪を取り去ることを第一とする、また外寒風邪が入り込んだときも取り去ることを第一とする。
脾気を補い全身への補気とし身体の力をあげていく。
必要に応じて、肝欝気滞をとる。

 

☆温灸を中心としたお灸治療

治療方針にそって、週に2回のペースで施術。

治療
膝上三点施灸(写真)
大椎の三角温灸(写真)、脾兪、三焦兪(BL22)、次髎(BL32)鍼して温灸その後温灸
下肢三点お灸(写真)

必要に応じて、百会、曲池(LI11)、足三里(ST36)、合谷、気海、大巨(ST27)、失眠、肺兪(BL13)、

季節要因や、気圧、湿度、花粉、疲労などさまざまな条件によって、体調は変化し症状も変化するものの、鍼灸治療を中心として漢方などの東洋医学のツールを使うことによって、症状があるものの穏やかに経過し日常生活や人生のイベントを十分楽しめる状態を保っている。

 

☆慢性的な病気と付き合うコツ

 

慢性関節リウマチは女性に多く、ストレスや妊娠、出産を契機に発症したり悪化したりする手強い疾患です。

現在、西洋医学の薬が非常に良く発達し、心強いパートナーとなってくれていると思います。
まず、病院やドクターを信頼し、しっかりと状況を把握していただき、むやみに薬を怖がらないことはとても大切なことだと私は思っています。

なぜならば、1度破壊された関節は元に戻りません。しっかりと炎症をコントロールすることはとても大切です。炎症をコントロールしたうえで、体調をあげ、薬の効きをよくし、薬が少しでも減らせるような努力をするという順番が、ご自身にとって大きなメリットがあると思います。

この症例の方は妊娠の希望からはじまり、産後の悪化、ストレスによる悪化など色々な事がありましたが、上手につきあい、乗り越えていっています。

健康状態を保ち、毎日を楽しく過ごせるお手伝いに東洋医学や鍼灸がなっていければとてもいいことだと私は思っております。

2)力を抜いてリラックスするためのお勧め2選 頭痛、のぼせ、生理痛、足の強い冷え

身体に力が入っているよ、身体上部の緊張ゴリゴリ凝りと、足の冷えを理解してもらうために。

前編はこちら→首肩の凝り、足の強い冷え。いったい身体はどうなってるの?

☆その症状、身体に力が入っている緊張状態だからです。

身体の力が入っている緊張タイプさん。
肩が凝ります、
首がつらいです、
疲れやすいです、
頭痛いです、
頭のぼせます、
背中ゴリゴリです、
腰痛いです、
足冷えます、
足冷たくて血流悪いです

前編でお話しさせていただいた通り、さまざまな症状や体調の悪さは、身体に力が入って気血の巡りが悪くなっている可能性が高いと考えられます。

では、リラックス、力を抜いてといいますが、これがなかなか
簡単ではありませんねえ。
まず、緊張しているということを知ることからです。

☆力を抜いてリラックスするためのお勧め2選

さて、緊張していると言うことそのものを、自覚していない、知らない人も多いです。

緊張してますね、力が入ってますねとお伝えしても、
それがあたりまえの日々を過ごしている方にとっては、あたりまえのことなので、わからないのですね。

”力を抜いてリラックスして下さい”

と、お伝えしてもそもそも力が入っていることに気がつかなければ
リラックスのしようがないわけです。

☆☆①壁をどんなに押しても、壁はみじんも動かない。力一杯押してから脱力

壁ドンというと、美形男子が壁をドンッとやってウルウルというシチュエーションが
浮かびますが、それとはちょっと違う話。

家の壁を力一杯押しても、壁は動きませんね。
手の力をいっぱい入れても動かない。

でも、押している腕をみると、沢山の力を込めて筋肉は緊張し
長く頑張って押していると、気血が巡らず冷たくなってきてしまいます。
そして押して力をいれているので疲れます、疲れちゃいます。

壁は、どんなに力を込めても動かない。
それなのに、壁を押しているあなたの腕は気血が巡らず凝り固まり、疲労します。

壁を押すのをやめてみましょうか(^^)
世界は何も変わらないけど、
あなたの筋肉は無駄な力を使わなくなり、
緊張がなくなり、
凝りがなくなり、
疲労がなくなります。

力をいっぱい入れて壁を1度ぎゅーっと押してください。
そしてその壁を押すのをやめてみてください。
これが力を入れていない状態なのです。

いつもいつも見えない壁を一生懸命おしていると、
押していることそのものに気がつきません。

押してみてから、押すのをやめるこうすると、”力を抜く”がわかります。

あなたは無駄な力を使わず、緊張がとれ、気血の巡りがよくなりますよ。
肩の力を抜いて、一息ついて、リラックスですね。

☆☆②日常化(あたりまえ)にして考えずに行動し緊張からバイバイ〜

★松本アキコさんの本

松本明子さんというタレントさんがご自身の手強い便秘を、小林幸弘先生と取り組んだ本が非常に興味深かったです。

松本明子著「腸をキレイにしたらたった3週間で体の不調がみるみる改善されて40年来の便秘にサヨナラ出来ました!」アスコム出版 2015/5/23松本明子 (著), 小林弘幸

★松本アキコさんの便秘歴

彼女は子供の頃からお母さんに浣腸して貰うほどの便秘。幼少時代に習い事などで忙しく便意を無視する生活、くそ真面目で頑張りすぎる事が多い、便秘は非常に悪い状態だったそうです。

★小林先生からの提案

処方されたのは、消化剤と整腸剤に、ガスを出す薬の三つだけ。主治医からの指示も、起き抜けに水を一気飲みする、決まった時間にトイレに行く、便器に座って体をひねる――など、簡単なことばかりだった

この小林先生からの提案を、東洋医学的に分析して考えてみました。

小林先生からの提案は、毎日、決まった生活をするという日常化です。

朝いっぱいの水を飲む→朝ご飯を食べる→毎日トイレに5分座る→寝る前3時間に食事終了→感謝して寝る。

緊張タイプの人は、なんでもあれこれ考えて、緊張しがちです。その緊張が体調の悪化を招きます。考えるせいで気血の巡りが悪くなるわけです。

いちいち考えず、日課としてこなしていけば、肩の力がぬけ、気血の巡りがよくなるということなのです。

無駄な考えは、無駄な壁ドンと同じですね。

そんなのから解放されちゃいましょう!

1)首肩の凝り、足の強い冷え。いったい身体はどうなってるの?

身体に力が入っているよ、身体上部の緊張ゴリゴリ凝りと、足の冷えを理解してもらうために。

☆その症状、身体に力が入っている緊張タイプだからでは?

身体の力が入っている緊張タイプさん。
肩が凝ります、
首がつらいです、
疲れやすいです、
頭痛いです、
頭のぼせます、
背中ゴリゴリです、
腰痛いです、
足冷えます、
足冷たくて血流悪いです

などなど、結局、気血がスルスルと巡っていないと言うことで
いろいろな症状が出ている方がいらっしゃります。
さまざまな症状ですが、その症状は身体に力が入って気血の巡りが悪くなっている可能性が
高いと考えられます。

身体に力が入っている緊張タイプだからでは?

☆人間の感覚センサーは身体の上部に配置

人間は、目で見て、鼻で匂いを感じ、耳で聞き、頭で考えと
身体の上部に沢山の感覚センサーがあります。

当然、身体の上部に気血があつまってくるのですよね。
気血を集めて集中して、この感覚センサーを働かせるわけですが、

時に、過剰に気血が集まり集中しちゃうタイプの方は、
ぐっと力を入れて身体の上部に気が集まりますから、
首肩や頭の巡りの悪さに付随する症状がでます。
そして足腰には巡りの悪さの冷えなどの症状がでます。

冷えが中心として、冷たい、血流が届いていないといった症状です。

☆集まり、滞る。過剰な症状と、不足な症状

気血は暢びやかに全身を巡ることが必要です。

☆気が集まり凝りが生じる

時に、必要なところ、使うべきところに集中するのはあたりまえです。

感覚意識センサーがある身体の上部、つまり首肩、頭に凝りの症状が出やすいわけです。

この時に、凝っている滞りだけをマッサージしたり、動かそうとしても
なかなか動きません。集まり凝りが生じている原因は、
身体の緊張が主因になっていることが多く、この緊張を解いていかないと
全体が巡っていかないからです。

☆気血が届かないから不足、冷えが生じる

どこかに過剰に集まってしまうと、他の場処では不足が生じます。

特に、全身の巡りというのは、

 山の手線のようにぐるぐるとスムーズに回っていることが必要です。

身体の上部に集まり滞りが生じると、身体の下部では不足冷えが生じます。

足の先が冷えるんですと言ううったえは、肩首の凝りとセットで生じることが多くあります。

これは、山の手線の上の方が滞り電車がギューギューとなってしまっているため、
下の方では不足してしまい、巡らなくなってしまっているのです。

この時に、冷えている足だけを、靴下をはいたり、ホッカイロをはってみても、
私たちの身体は、血流が届いて、暖め養うことが出来なければ一時的な対処療法です。

気血が巡らず冷えが生じている原因は、身体の緊張が主因になっていることが多く、
この緊張を解いていかないと全体が巡っていかないからです。

☆☆気血の巡りの悪さは、便秘、疲労、不妊などさまざまな症状をきつくする

身体全体の巡りをよくすると言う観点から考えると、
首肩の凝りをとり足の冷えをよくするという両者の間には、身体全体の巡りの悪さ、緊張状態があるということが考えられます。一見、冷えと熱感も伴う凝りなのでなので両者の
間に関係があるとは思えないかも知れませんが、結局、気血の巡りの悪さが根本原因なのです。

緊張状態があるので凝りを生じ、不足があるので血流が巡らず冷えが生じます。

身体の緊張状態は単に、首肩の凝りと足の冷えだけではなく、
巡りが悪いと言うことで、さまざまな不健康な症状を出して行きます。

長く継続的にこの状態が続くと言うことは、
便秘や、強い疲労、喘息、リウマチ、生理痛、更年期症状、不妊などなど
本当にさまざまな症状がきつくなる要因になってしまいます。

 

☆リラックスするために考えすぎてかえって緊張

さて、気血の巡りをよくし、身体の凝りをとり冷えを動かすには”緊張”という身体全体の
ストレス状態を解消する必要があります。

このストレス状態(肝鬱、気鬱状態)は、別にメンタル的な要因があるなしにかかわらず生じます。

もともと緊張しやすい人
身体が疲れていて、緊張して何かをやっている人

身体や心に力を入れて日々を過ごすことがあたりまえになっていて、ご本人としては
気がつくことができないのですよ。

重い鉄の鎧を着て日々をすごしているわけですから、
疲れますし、巡りも悪くなります。
重い鎧を脱いで、楽になりましょう。
でも、その重い鎧を脱ぐために、どうしたらいいのかと考えすぎると
どんどん重さが増してきます。

リラックスするためにいっぱい考えて、
より緊張しちゃうという悪循環ですね。

 

どうしたらいいのか?
長くなりましたので、次のページでお話ししていきますね。