カテゴリー : 不妊・婦人科の症例集 30代前半 30代後半 不妊

質の良い卵が採れず、体外受精で治療が進まない(34歳、36歳出産)

概要

30代前半で体外受精を繰り返すも、質の良くない卵しか採れず、妊娠に致らない症例です。

(この症例の弁証論治→卵の質はよくなるのでしょうか? 32歳
【case:0032】

ご相談内容

26歳で結婚してすぐに妊娠を希望して病院通いをしています。30歳の時に卵管狭窄と言われ手術をしても妊娠できませんでした。31歳から体外受精を始めましたが、いつも妊娠を期待できるような卵が採卵できません。体外受精の周期には10回以上チャレンジしていますが、採卵まで進むことができたのは4回だけです。いつも採卵しても受精すらできないことばかりです。最後の体外受精も、1つ変性卵で2つ空砲でした。

病院の先生からは、夫の精子は問題がない。卵胞はあり、数も出るが、卵の質が悪いために妊娠につながらないと言われています。年齢が若いのに卵の質が悪いと何度も言われました。卵の質はよくなるのでしょうか?

東洋医学的診立て

年齢が若いのに体外受精をしてもなかなか妊娠できないというお悩みですね。問診上はさしたる問題がなく、ご自身では体調不良を感じることはないということですが、東洋医学的な方法を使い、お身体を拝見していきますと、身体の充実度が不足しているために生命の土台の力(腎)が弱く、全身をしっかりと温め養うことができていないことが明瞭です。また皮膚が薄い感じがあります。この状態は体外受精をしてなかなかよい卵ができないという方によく見られる状態です。身体の余力をつけ、皮膚までしっかりと養えるようにしていきましょう。

東洋医学的弁証論治
弁証:腎虚を中心とした気陰両虚 肝鬱化火 風邪の内陥
論治:益気補腎 疏肝理気 疎風散寒
治療方針:まず第一に腎気の回復を図る。また素体に負担となっている風邪の内陥を払うことを急務とする。
 1)週に2回の治療院での施術
 2)毎日の自宅でのお灸
 3)散歩などの運動
 4)お肌が綺麗になると言われている時間である22時から2時の睡眠などをお勧めします。気負わず、力を抜いて始めましょう。