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顕微授精しかない!と言われた男性不妊の自然妊娠、巻き爪改善(40代男性)

概要

不妊治療のクリニックで「顕微授精をするしか妊娠が望めません、早くしなさい!」と何度も言われたとのことでしたが、四ヶ月ほどの通院で体調がよくなり、自然妊娠にいたった症例です。

(この症例の弁証論治→顕微授精しかない!と言われた男性不妊の自然妊娠 巻き爪改善
【case:0194】【神奈川県/藤沢】

ご相談内容

巻き爪がひどく、肉芽腫が出来ていて海やプールには入れません。

また第一子は自然妊娠で授かっているものの、不妊治療のクリニックでは顕微授精をするしか妊娠を望めないと言われ当惑しています。

東洋医学的診立て

結婚をきっかけに生活がかわり、体重が7年間で10キロ減ったり皮膚の状態も一体感があり、ご自身で不調は感じられないということはよくわかります。奥様との生活が精神的にもそして身体的にもとても充実していると言うことだと思います。

しかしながら、東洋医学でいつ生命の土台の力(腎気)が少し落ちていらっしゃるため、30過ぎから残尿感、尿切れの悪さや夜間排尿などがあったり、疲れやすさも感じたりしているのかなと思います。

この状態が精子の運動率低下や、末端の血流のわるサニつながり、巻き爪の状態も良くないのではないかと思われます。

不妊治療のクリニックの先生が、現時点の状態で「顕微授精をするしか妊娠が望めない」とおっしゃるのももっともなことだと思いますが、体調そのものを少しブラッシュアップして、全身状況をもう少し底上げし、その上で妊娠への課題が解決出来ないときにステップアップするということでも、第一子が自然妊娠をしていること、そして年齢要因を勘案し、選択してもよいかなと私は思います。

一緒にカラダ作りに取り組んで行きましょう

東洋医学的弁証論治
弁証:腎虚、風邪の内陥、左拇趾側の経絡経筋病
論治:益気補腎、疎風散寒、左拇趾側に気血を導く

治療方針:補腎をはかり、生命力をます。同時に風邪の内陥を取り去る。左拇趾側へ直接的に気血の巡りがよくなるように導びいていく。

治療経過

受診前に奥様から精子運動率が、検査する度に下がって、5%ぐらいになってしまい、体外受精(顕微授精)でないと妊娠は出来ないと言われている。

初診後、体調がよかった。
2ヶ月後、巻きづめのための交代温冷浴と巻きづめの局所の血流改善のためのポイントを積極的に治療していく。
4ヶ月後 妻、自然妊娠。巻きづめ、積極的に治療していく
7ヶ月後、巻き爪がかなりよくなってきた。
9ヶ月後、足の痛みがない。

あとがき

奥様が明るくなっていったのが嬉しくて鍼灸治療を受けようと思いましたという事を候ったとき、とても嬉しくなりました。当院での治療がお二人の生活を明るくし、楽しく生活できるようになっていただけたらなによりです。

無事に自然妊娠もされ、第二子もご出産になり賑やかなご家族となられました。よかったですね。