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ご相談:AMHが46才と言われてしまいました。どうしたらいいのでしょうか?0201

不妊カウンセリングをしています。

さまざまなお悩みの中、鉄板のように頂くご質問が、

『AMAが高いと言われました、どうしたらいいのでしょうか?』

というご質問です。

私からのお答えは、

『私の治療院にいらっしゃるかたで、AMHがいい人なんかいませんよ。それぐらいAMHっていう数字は厳しいし、不妊治療が必要なケースでは卵巣の機能低下をおこしていて、AMHが悪い人が多いんです。そしてこれは『妊娠出産出来ない』ということではまったくありませんよ』

 

ときっぱりお返事させていただいています。

そうなんです、AMHが悪いと言うことは、卵巣が機能低下をおこしています。治療を急ぎなさい!ということではあります。しかしながら妊娠出産が出来ないということではないということを、しっかりと受け止めてくださいね。

当院では沢山の具体的な症例をみなさんにシェアさせていただいております。

これら多くの症例を通じて不妊治療のお手伝いをさせていただくなかで、『AMHが良好ですね〜』と言われる方は当院ではマレだなと感じています。こちらの症例など、10才以上も高い卵巣年齢を指摘されながらも妊娠、出産されています。

AMH検査で、37才なのに47才の卵巣年齢だと言われました(39歳出産)

すでに採卵を4回もしていますが、『AMH検査(抗ミュラー管ホルモン検査)で卵巣年齢が高いです』と言われ続けています』という方でした。お身体の手入れをし、子宮卵巣の血流をあげ、無事に妊娠出産されています。

このケースでは、検査の表現としては、AMHが悪いということですが、結局、最終的に不妊治療で妊娠がなかなか成立しなかったのは、子宮卵巣の血流が少ないために『卵の質が悪い』ということで、こういうときには、AMHが悪いからとあせって採卵を繰り返してもダメなんだなということがわかります。

 

この女子胞力(子宮卵巣のパワー)の低下による不妊は、体外受精などの高度生殖医療で救われる部分ではありません。ご自身の生命力をあげることこそが大切なことです。

二人目不妊、何度も重ねた体外受精、体調管理で仕切り直し(44歳出産)

こちらの症例では、何度も体外受精をくりかえしおこなっていらっしゃりましたが、妊娠出来ず。結局、しっかりとした体調管理をして不妊治療に正面から取り組んだことで少し遅めとなりましたが無事にご出産なさっています。

 

☆AMHと卵の質。ー卵の質の2つの側面

卵の質といっているときに2つの側面があります。
1つは、遺伝子異常の含まれかた。
もうひとつは、卵の粗密の問題、生命力と大きく係わります。
この卵の粗密、生命力の問題はまた別のファイルでお話ししますね。

☆遺伝子異常の含まれ方でいう”卵の質”

年齢要因の話とも重なりますが、年齢要因的に落ちていく『卵の質』。つまり遺伝子異常の問題を中心とする、卵の質の問題があります。

35才であれば生理3日目に出てくる卵胞が7つ程度あり、その中の一つが選ばれて排卵するわけです。これが年齢が高くなれば、生理3日目に出てくる卵胞が2つか3つ、ときには1つだけということになり、そもそも選ばれる数が減り、これが卵の質が低下という言葉でいわれることがあります。確率論で遺伝子異常のない卵の出てくる確率は、生理3日目にエントリーしてくる卵の数が減ってくれば、仕方のないことだと思います。

1度にとれる卵の数が減ったことで、質のよい卵と出会う確率がさがったのならば、採卵数をあげ、移植の回数を増やすことが解決策となるわけです。

☆PGT(着床前診断)をして、卵の質の問題を解決することは可能なのか。

 

昨今、PGTをなさる方が増え(保険適応の関係でいまは減っていますが)、
PGTについて→加藤レディースクリニック

卵巣年齢が高いということは、不妊治療のために、卵巣刺激をおこなっても、沢山の卵胞は育ってこないということです。

年齢的に若くても、いろいろな誘発をしても、卵の数がでてこないということ。これが『卵巣年齢が高い』ということににつながり、もともとエントリーする卵が少ないので、遺伝子異常の質を問われると、脱落する卵が多いと言うことになりますね。

生殖は淘汰がある意味必須のプロセスです。

卵巣年齢が若く、沢山の卵が誘発できれば、ある程度の淘汰のプロセスがあっても、移植できる良好な卵に出会えるチャンスがふえるわけです。

しかしながらAMHが高いと言うことは、数が出てこないと言うことなので、ここで卵の質がよい胚と出会う可能性が低くなると言うことにつながります。

着床前診断と、年齢が高めの人の問題を考えるには、
このはらメディカルのこの考え方が私は非常に現実的かなと思います。

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着床前診断 はらメディカル

https://www.haramedical.or.jp/content/implantation/pgt

着床前診断 PGTをしない方がいい人

  • 胚移植不成功回数は2回以上あるが、1回の採卵で得られる胚盤胞数が3個以下の場合は、胚盤胞が貴重な場合、PGTのメリット<デメリットと考えます。PGTをせずに、胚移植をして結果を得る方が、総合的な出産率は向上すると思われます。
  • 胚盤胞の外側の細胞(栄養外胚葉)のグレードが低い場合
  • 年齢が高い場合は、PGTをすることで、本来であれば妊娠・出産できる胚盤胞を排除してしまう可能性があることを慎重に検討してください。また、年齢的に生検のダメージもうけやすいです。妊娠・出産を目標にする時、PGTではなく、2個胚移植で、移植のペースを上げることで、次の採卵時期を早めることが、総合的な出産率の向上に繋がると考えます。

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このはらメディカルの、

>妊娠・出産を目標にする時、PGTではなく、2個胚移植で、移植のペースを上げることで、次の採卵時期を早めることが、総合的な出産率の向上に繋がると考えます。

は、かなり現実的な意見だと思います。

☆AMHが高いともうすぐ閉経?

 

こちらは、扇町レディースクリニックのサイトから。非常に丁寧で、誠実さを感じられる内容です。→扇町レディースクリニック

このサイトの中で紹介されていますが、AMHについては日本産科婦人科学会が、きちんとした見解を出されています。以下は、この扇町レディースクリニックのAMHに対する見解です。日本産科婦人科学会のファイルはこちらから直接ダウンロード出来ます。
→日本産科婦人科学会 抗ミュラー管ホルモン(AMH)の測定に関する留意事項

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日本産科婦人科学会は下記の声明を公表しました。AMHを検査される場合には、これらを留意して結果を判断してください。

1.AMH は卵子の質とは関連しない。
2. AMH の測定値は個人差が大きく,若年女性でも低い場合や高齢女性でも高い場合があり,測定値からいわゆる「卵巣年齢」の推定はできない。
3. 測定値と妊娠する可能性とは直接的な関連はなく,測定値から「妊娠できる可能性」を判定するのは不適切と考えられる。
4.測定値が低い場合でも「閉経が早い」という断定はできない。
5.
AMH の測定系に関しては製造会社の努力で改良されてきたが,測定感度,測定精度に関してはまだ改 良の余地があると考えられる。特に,低値の場合の再現性は不十分と考えられる。

さらに,最近,日本に おいて製造承認を得た測定系が利用できるようになったが,その取り扱い,例えば測定目的,測定値の解釈などには慎重な対応が求められる。

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AMHはひとつの指標です。でも、こういった見解が公式に出ていると言うことも知って置いていただきたいなあと思います。

 

☆不妊治療、何をしたらいいのか迷ったら不妊カウンセリングを!

早く早くと焦ってしまうお気持ちはよくわかります。でも、急がば回れです。特に高度生殖医療は金銭的な負担が多いですね、また保険適応の場合は回数制限もあります。ただやみくもに回数を重ねると、経済的な理由から治療が進められないと言うことになってしまいます。何をすればいいのかを迷ったら不妊カウンセリングをお勧めします。

赤ちゃんを授かった後、しっかりとはぐくみ力強く出産出来る身体作りは大切です。なにをすればいいのか、何をしなくてもいいのか、一緒に考えていきましょうね。

東洋医学的不妊カウンセリング

体外受精を何度もしても妊娠しないという方へのアドバイスをまとめてあります。

体外受精の周期に入っている方への、身体のフォロー – 不妊!大作戦

 

イラスト ツボ セルフケア

 

驚き!? 思った以上に低い??体外受精の成績

驚き!? 思った以上に低い??体外受精の成績

妊娠しない、不妊かも?と思ったときに、「そうだ!病院へ行こう」という判断は正しいです。

そして
高額な治療を受ければ、妊娠出来るのかも!と思うのはちょっと待って
ください。

体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精は、思ったほど成績がよくありません。詳しくはデータが公表されていますのでそちらをご覧ください。

Artの治療成績 日本生殖医学会より

日本産科婦人科学会 ARTデータ集 

☆ARTの治療成績 データーから

ART(体外受精や顕微授精、凍結胚移植などの高度生殖医療受精)は、日本産科婦人科学会や生殖医学会からデーターが公表されています。

Artの治療成績

日本生殖医学会より
Q16.生殖補助医療の治療成績はどの程度なのですか?

このなかで、「2017年には全国で586施設、448,210治療周期が行われました。このうち生産分娩にまで至った治療周期は52,997周期(11.8%)でした」。と紹介されています。

 

グラフをみてみましょう。日本産科婦人科学会からのデータです。

このグラフの、生産率をみると生産率(/採卵、)とあります。生産率というのは、妊娠して出産するところまでいった数字です。

つまり、採卵当たりの出産まで行く確率ですね。2019年は5%程度!

一番右肩上がりなのが、凍結胚の妊娠率。これは(/ET)とありますから、移植当たりの妊娠率で、これはむかしは10%ていどだったのが、凍結胚移植は35%程度までの妊娠率になっています。しかしながら、妊娠率が35%であっても、結局生産率をみると5%ですから、途中での脱落がいかに多いかということですね。うーんその解釈でいいのかと疑問がわいてしまうほどの数字。ご意見をいただけると嬉しいです(pxl02541@nifty.ne.jpまで)

 

これはまた年齢別にみていくと違う数字がでてきます。

これは総治療数からみた生産率があげられています。33才までは、結局20%程度は出産までたどり着きますが、42才で5%を切り、そこから先はかなり厳しい数字になります。

☆不妊の定義を今一度考えましょう

ART(体外受精や顕微授精などの高度生殖医療)の数字からみていくと、非常に厳しいことですが、不妊の定義からみていくと、

不妊とは

日本産科婦人科学会より

不妊の定義

「「不妊」とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにもかかわらず、一定期間妊娠しないものをいいます。日本産科婦人科学会では、この「一定期間」について「1年というのが一般的である」と定義しています。」

私が不妊鍼灸に携わり始めたころ(20年以上前ですが)は2年とする定義もありましたが、いまは妊娠を考える年齢も遅くなり2年では年齢要因的な不妊要素をアップしてしまうという配慮もあり、1年となっているようですね。

そして1年という期間が定められているということは、通常の妊娠の挑戦であれば12回程度の生理周期があり、その中で妊娠出来ればいいということです。体外受精はその1つの周期を取り出しているわけですから、ある程度、妊娠しない周期があっても、あたりまえのことであるとも考えられ、少し回数を重ねて治療する必要はあるわけです。

☆ARTデータの数字の難しさ

「11.8%」という数字は、若い年齢であれば20%近くなりますが、40才を過ぎると本当に厳しい数字になります。

この厳しい数字の現状を少しでも可能性を広げるお手伝いをしていくのが、不妊鍼灸の役割だと思っています。

☆体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精しか妊娠への道はないのか?

体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精が、不妊治療の唯一の救世主ではないとも私は言えると思っています。

つまり、「不妊」の状態の方にとって、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精しか選択がないのか?という疑問です。

これは、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精をするなかで、今まで何例もの自然妊娠をみてきた私としては、あまりにも「体外受精などを一辺倒」で考えるのはどうかなーという疑問をもっています。

☆病院での治療がないと妊娠しないのか?のトリック

また、少し考えて頂きたいのが、ちょっと古い記事なのですが、面白い見解が載っています。

妊娠について考える、リクルートの中途採用支援サイト

この記事から

「40代不妊治療による出生数は最大でも2608名、対して治療せず自然に生まれた出生数は最低でも、上記3万8280件(人口動態調査)からの差分となる3万5672件。実に、治療による出生の14倍近くも、普通に出産できているということだろう。」

 

40代でもあたりまえですが自然妊娠するんです(^^)。

逆に言えば、43才で月経のある人に「避妊は不要」とは誰も言わないと思います。

自然妊娠の可能性はあるのです。

昔、とある医療職でかなり厳しい条件下で不妊治療に取り組んでいらっしゃる方がいました。その方がご自身が不妊治療を継続する理由をなさってくださいました。

「昔、私が勤めていた病院に49才の独身の方が「飛び込み出産」なさったんですよ。驚いて事情を伺うと、「妊娠するとは思わなかった」と仰っていて。私はその方をみて、あたりまえに自然妊娠し、するすると出産するんだなあと驚いたんです。だから私はまだ40代半ば、ワンチャンスあるのではないかと思って」

確かに、確かにです。

まあ、だから年齢が高くても妊娠出来るという話しに直結するつもりはありません。

もしお子さんを考えていらっしゃるのならば早いほうがよいのはあたりまえです。

ただ、40代になると、体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精でしか、妊娠出来ないと思っているかが多いのかなと思います。しかしながら私の治療院でも、40代自然妊娠の方は案外多いです。結局、体外でも、自然妊娠でも妊娠の確率、結果については同じぐらいのだなと私は実感しています。

体外受精や顕微授精などの高度生殖医療受精を金銭的にできなければ、=妊娠出来ないではないのかなと思います。上手に高度生殖医療を使い、それだけではない実とも考えながら、前に進んで欲しいなと私は思います。

ビッグママ治療室 https://bigmama-odawara.jp/

ビッグママ治療室ブログ https://bigmama-odawara.jp/blog/

質問:どうして米山先生は不妊治療専門にしているのですか?

YouTubeの動画一本upしました。
ふふふ、私はユーチューバーになるのだ!
などといいつつ。

今回のテーマは

質問?どうして米山先生は不妊治療専門にしているのですか?

こんな質問をいただきました。

動画はこちら→Zoom02−3 不妊治療を行なっている理由とは?

不妊治療をはじめたきっかけは?

よく考えれば、最近は不妊鍼灸もだいぶ有名になりましたねえ。
昔は、妊娠しなくて困った人が「藁にもすがる思い」であれこれ試すうちの
一つといった位置づけじゃなかったでしょうか。

いやはや、時代の流れは速いもんじゃねえ〜。
ヨネ婆ちゃんは驚くばかりよ。
という、婆ちゃんモードはさておき(さておくんかい)

☆開業して25年以上 長らくの経験からできること

私は開業して25年以上たちます。

免許をとって大学病院で3年ほど研修生、研究生として研鑽をつみ、
その後は独立して今に至ります。

不妊治療においては、20年ぐらい前の体外受精などの不妊治療が革新的に
進んでいった頃を患者さんと共にすごす事で、
非常にいろいろな経験を重ねることになりました。

まあ、いまもそうですが、昔は「いつかは体外受精を」などという感じで、
それほど体外受精も一般的ではなく、基本的に不妊治療は

1)自然妊娠がしたい

2)医療介入は極力少なくしたい

3)健康に自信がもてない

4)いろいろと頑張っているけど、結果に結びつかない

といった、治療そのものよりも、「どう考えるのか」という位置づけが非常に大きな部分を占めているなあと日々感じておりました。

また、妊娠って、一人じゃ出来なくて、相手がいること。その相手の考え、健康状態そして経済的なことまでも大きく含んで妊娠につながりますね。

そんな経験から、不妊治療においては、カウンセリング的な要素も、大きな位置をしめるなあと感じています。

☆不妊治療においてカウンセリング的な側面の重要性

・ご自身おひとりでは考えられない。
・悩むばかりで相談する人もいない。
・何をするべきかわからない。
・自分にとって何が必要なのかもわからない。
・病院選びが難しい。
・お金をどの様にかければより効率的なのかわからない。

そんなときに、私の経験をシェアしながら一緒に考える。
これが私の考える不妊カウンセリングです。

そして、不妊治療の迷い道に入っている方にはとても重要なことだと思います。

何が必要かを見極め、選択し、その上でご本人にとってより妊娠への道の近道となるような不妊鍼灸を提供したいと思っております

☆可能性を少しでもあげるためにあなたが出来ること

不妊治療は、時にバクチだなと思うことがあります。
体外受精をお金をかけておこなっても、生理が来てしまえば元もの木阿弥。
なにが悪かったと考えても、そこには答えがないことも多々あります。

そんなときに、一歩引き、全体を俯瞰し、困難事例であっても、
少しでもあなたの妊娠の可能性を高めるお手伝いが出来ないかといつも考えています。

不妊治療に絶対はありません。
難しい事例も多く、残念な結果になることもあたりまえですが多々あります。

そういった前提は踏まえた上で、
 いま目の前の患者さんの「妊娠、出産」の可能性を少しでもあげる工夫

を一緒に考え続け、提供し続けることが私に出来ることだと思っております。

ビッグママ治療室 https://bigmama-odawara.jp/

ビッグママ治療室ブログ https://bigmama-odawara.jp/blog/

妊活ブログは面白い! その2

妊活ブログは面白い! その①はこちら。

数年前に不妊治療をご一緒させていただいた患者さんから、メッセージをいただきました。
↓こんなの書いてます。

MIZU主婦の妊活ブログ

さて、その妊活ブログの紹介、続きです。

鍼灸の体験を実際になさり、妊娠、出産したかたのブログはとても参考になります。
患者さんならではの視線で新鮮です(^^)

https://mizushufu.com/40th-harikyu/

この記事には、ビッグママ治療室のことが紹介されています(^^)
おーうれしいですねえ(*^_^*)ワクワク

うちのQ&Aがお役に立ったということですが、あらためて読んでみて納得です。
いやいや、よくかけてます↓

ビッグママ治療室よくある質問 

そして素晴らしいと自画自賛したのが、

『漢方や鍼灸は私の不妊治療に必要ですか?』〜質問にお答えして

もう、ほんとによく書けていて二重丸。
私って筆力あるなあ(って、誰もいってくれないから自画自賛)

不妊治療はどうしても「足し算発想」になります。

いまの不妊という状態を改善するにはどうしたらいいのか?

体外受精? もっと繰り返す?

不妊の検査? 病院選び? 食事? サプリ? 鍼灸? 漢方???

不妊カウンセリング

不妊カウンセリングの勧め

いやいやそんなにやってちゃきりないよ!。

ってなことで、本当に何が必要かを考える必要があるわけです。

そしてそれには、「情報」が必要で、情報をもとに一緒に考えて、少しでも可能性を広げる努力が必要なわけです。これが私がお勧めする不妊カウンセリングです。

この妊活ブログ主さんの場合は、

・妊娠する力はある(過去に3回妊娠)
・妊娠を継続する力がない(3回とも流産)
・西洋医学的な不育症の検査はOK(医療介入は不要)

ということがあります。

それでも、不妊という状態に対して解決策が体外受精や顕微授精などの高度生殖医療となっているのですが、妊娠する力がある彼女には必須のアイテムではありません。

問題は、西洋医学的な問題はないのに、妊娠が継続出来ないという身体の中のベクトルの問題だと私は考えました。このベクトル調整には養生のお灸でのセルフケアと鍼灸治療がぴったりあいます。

症例はこちら

彼女にとって、ちょうど良いタイミングでの鍼灸治療の介入になったのかなと思います(^^)。たぶん、卵ちゃんそのものを作る力はそれなりにあったので、短期間での結果につながったと思います。妊娠が成立したときに、子宮(女子胞)に気血のベクトルをしっかりとあつめ、血流を出し女子胞(子宮)の力を高めることこそ必要であったわけです。

いま、何をするべきか!を一緒に考えることこそ、妊活を成功させるコツだと思います。
ちなみに、妊娠はするけど、継続出来ない人はこのヤカンの蓋が弱いタイプです。
鍼灸の介入が効果的ですよ〜。

不妊 AMHが高い:37才なのに47才の卵巣年齢どうしたらいいでしょうか?

37才なのに47才の卵巣年齢だと言われました、どうしたらいいでしょうか?(0201)

この症例は非常に苦労した症例です。それでも、無事にご出産にいたりました。

病院で採卵して、なかなか良好胚にならないというときには、

1)自分自身の問題

2)治療法の問題

3)病院選びの問題

と、分ける必要がある場合があります。

この症例の方は、32才からの妊娠後希望で、ぼちぼちステップアップをし、体外受精に挑んだ37才で、AMHがかなり不良であると言われています。

しかしながら、身体の手入れを続けることで、結果的に1回の周期で卵胞が6個見えるという状態になっていますので、1)の自分自身の問題にもかなり課題があり、それは鍼灸が手助けになりました。

2)と3)の問題があります。

2)の問題を考えるときに、目の前のドクターはその病院で最高の治療法をなさってくださっているという原則を踏まえ、その治療法があっているのか否かという問題があります。

私は20年以上この不妊治療に携わってきて、病院やドクターによって、考え方、得意不得意があるということは事実だと思います。そしてそれはその病院が悪いのではなく、その病院があっているかあっていないかということです。

Aさんにとってよい病院であったクリニックがBさんにもよい病院である場合もあるし、Bさんは別の病院での治療方針の方がよい場合があるということです。

生殖医療に足を踏み入れると、薬の使い方ひとつでも、その時のブームやドクターの考え方はさまざまだなと感じます。

この症例では、最初のクリニックも非常に有名で、経験の深い先生のクリニックでした。しかしながらホルモン値の微調整がかなり必要なケースであったので通院回数は多いものの、細かく見てくださるクリニックへの転院が功を奏しました。このあたり、どこで踏み切るかは難しいところですが、思い切ることも必要です。

今回のケースで47才と言われたAMH、確かに気になります。また治療は急いだ方がよいでしょう。ただ、卵巣の年齢が47才ということであって、卵巣にいる卵の年齢が高いということではありませんね。卵巣の機能が47才の人と同じ程度しかないということです。

現時点で周期的に排卵があり、高温期低温期もしっかりあるようですから、

卵はきちんと排卵されている状態だと思われます。ですので、妊娠の可能性は高いと思いました。

AMHの数字だけだとなかなか決めつけることはできないわけです。これに他の要因も加わった場合にはかなり要注意です。

体外受精というのは、卵巣に『しっかり働いて!』という排卵誘発剤というお薬を用います。これはご自身の頭から出る指令であるFSHやLHというホルモンと同じです。ただ、すでにAMHが高いということは、いくら指令を出しても働いてくれる卵巣ではないということです。

この状態であるならば、

1)ご自身の身体作りをしっかりすること(東洋医学的な体表観察から決めていきます。)

2)食事に気をつけること(具体的なアドバイスします。食事記録をつけてくださいね)

3)ご自身にあった病院を選ぶ

この3点がとても大切です。

この症例の方はこれらを踏まえ、しっかりと前に進んで行かれました。

迷うこともあったと思いますが、よかったなあと思います。

治療方針

東洋医学的な弁証論治:腎虚肝鬱オケツ

治療方針:腎気を建てることを中心にし、必要に応じて肝鬱を調整していく。

鍼灸、養生:週に1−2回の鍼灸治療 毎日の食事生活養生、自宅でのお灸手入れ

治療経過

人工授精5回
体外受精1回目、採卵2個、移植するも妊娠せず。
2回目 セロフェンでスタートするものの、途中でFSHが40を越え服用中止。成熟卵が2つ取れる。培養するも胚盤胞にならず、卵胞発育停止。
3回目生理三日目FSH27 卵胞は育つ。採卵するも胚盤胞にならず。
4回目、しっかりと高温期をリセットし、採卵するも、途中で分割停止、胚盤胞にならず。

転院
AMHが非常に悪いといわれる。
5回目採卵周期 成熟卵が1つ、未熟が1つ見える。新鮮胚での移植するも妊娠せず。
6−9回目省略
10回目 凍結胚移植周期 生理3日目からやはり残卵のようなものがみえている。これがあなたのなかなか妊娠が出来ない理由かもしれませんねと言われる。スプレキュアしてリセット
11回目 凍結胚移植周期 生理三日目小さい卵胞があるいつもの巨大卵胞ではない。卵胞が育たず移植キャンセル。
12回目 凍結胚移植周期 卵胞の成長が順調、スプレキュアして移植日確定。移植時LH16.2 P418.6。内膜は2日前よりも薄くなって8㎜だがドクターはOKとのこと。移植後3日仮判定hcg1.5出た。判定日hcg76.5 P30.1、E2416.妊娠継続、無事に出産。

キーワード。

AMH 血液凝固系 12因子 採卵 移植 胚盤胞 未成熟 残留卵胞

AMH検査で、37才なのに47才の卵巣年齢だと言われました(39歳出産)

アンケートを書いてくださいました(^^)

食事バランスガイド