カテゴリー : 東洋医学 コラム

健康養生に、お灸で毎日セルフケア 

日本では、足三里のお灸が健康にとても貢献すると昔から言われています。

かの江戸時代の旅人、松尾芭蕉も『三里に灸して旅に出る』というほど、このお灸は、胃腸を上部にし、足腰をすこやかにし、長旅を支えてくれる効果があります。

下腿の膝下にある前脛骨筋 tibialis anterior (muscle) の上端に位置しています。鍼灸院で灸点をおろしてもらい、温灸や、ミニ灸で毎日刺激するのが効果的です。

病気予防や、体力増強といった効果意外にも、むくみや胃腸の症状や、膝の痛みなどにも効果があることがあります。健康養生法でツボを使うときにはコツがあります。

1)ご自身に効果のあるツボを目的に応じて、全身を診たもらった上で、5−6箇所のツボを選ぶ
2)組み合わせたツボに対して継続的に行う
3)最初は1週間後、そのあとは2−3週間ごとに、全身をチェックして貰い、ツボの位置を検討する

これが、全身の健康を高めるコツです。人によって、必要なこと、効果が出やすいツボは違います。間違ったことを長期的に行うことは効果がないばかりか、余計な偏りを強くすることもあります。

私自身、毎日、背中のツボに養生のお灸をしています。ツボはスタッフに毎回選んで貰っています。身体は日々変化しますので、それにあわせるのが大事だと私は感じています。そして継続的に行うのが一番大事。

何事においても、継続は力です。がんばりすぎずに、がんばっていきましょう。