鍼灸治療で体調が回復すると、なぜ生理も整うの?
肩こりが一番の悩みだったのに、肩こりが解決してきたら、生理がきちんとくるようになったし、生理痛もなくなってきましたというお声をいただくことがあります。これはどういった理由なのでしょうか。
基礎体温をつけることのすすめ
独身であれ、既婚であれ、女性の患者さんにはなるべく基礎体温をつけることをお奨めしています。
基礎体温をはかり生理周期とともに、ご自身の体調の変化を注意深くみてみて下さい。
『あれ?いつも起こる頭痛は、なんだか排卵の時期と一致しているわ』
『身体がつかれてしんどいなあと思うのは、生理が終わる頃の時期だったんだわ』
『生理はあるのだけど、高温期、低温期がはっきりしないわ』
『生理が遅れるのは、排卵がおくれたり、高温期がなかなかこなかったからなのか』
などなど、基礎体温表がたくさんのことを語ってくれます。
生理は女性の身体の鏡なのです
冷えや弱り、気の滞りは全身の状態に大きく影響を与えますが、それが端的にあらわれるのが女性の場合生理です。身体の状態をあらわす鏡のようですね。
あなたの訴えの中心(主訴)が生理にあろうと、なかろうと、全身の状態をととのえることにより、自然と生理の状態もよくなっていきます。逆に言えば、生理を整えることで全身を整えることとなってくるわけです。
生理だけ、身体全体だけを考えるのではなく、『生理のある女性の身体を丸ごと考える』この発想が大事なのです。
自分自身の身体に気がつくことは、気持ちよく生活する第一歩でもあります。