不妊・婦人科別館:

36才ビッグママ治療室へ – 赤ちゃんと出会うための旅 (5)

病院通いのお休み中、ビッグママ治療室へ通いはじめる。

ビッグママへ行った理由

なんでビッグママに行ったのかというと、それまで行ってた子供授けの鍼灸と、近くの整体院の先生たちとなんとな~く人間的に合わなかったから。子供授けの鍼灸は、毎日治療の話や成功例の話。通いにくかったのもあって精神的に疲れた。

整体の先生はキツイ人で、「このままじゃ歩けなくなる」の類のことばかり言われウンザリした。

で、ネットでたまたまビッグママがひっかかった。通いやすいのと、犬猫うさぎワールドにひかれた。

センセが私の気持ちを察して日によっては治療の話を全くせずに犬猫うさぎのほのぼの話に終始してくれたのがありがたかった。

センセにKLCをすすめられたけど、なかなか行かなかったのはKLCはDrその他メンバー全てが厳しくて事務的と聞いていたし、最高峰と言われるKLCでできなかったら立ち直れないかも…と変にかまえてたから。でも行くことにしたのはセンセにボチボチすすめられて、「ここならダメでもあきらめつくかな…」と思ったから。

行ってみると、別に耐えられないほど厳しい面々でもなかった。(院長はキツかったけど、副院長は思ったよりやさしかった。)

渡辺ゆかりさんの、お身体について(よねやま談)

渡辺ゆかりさんを私が始めて拝見したのは、36歳のとき。数々の不妊治療を受けられ、ちょっとお休みなさるというときにいらっしゃいました。

どちらかというと、素体が充実したお体でした。
なんらかの身体の弱りがあるというよりも、しっかりしたお身体だなあという印象を持ちました。
そのなかで、口内炎をおこしやすかったり、喉の詰った感じがあったり、お臍から肋骨の間の腹部が硬くなり夜中に痛みで目が覚めたりと、身体の上部に気の欝滞や熱がこもりやすく、東洋医学的には、肝気鬱結という、身体にストレス状態があるかたでした。(ストレス状態と表現していますが、精神的なものだけをさしているのではなく、身体の気の偏在のありようとして表現しています。

つまり渡辺ゆかりさんは、気が上逆しやすく、それによって、症状的には口内炎をおこしたり、喉のつまりをおこしたりということがありということです。そのため、気の偏在をとり、全身的な気のありようのバランスをとることが、彼女の治療目標になるということです)

腎気(土台の生命力)の問題はさほどないようでしたが、生理の量が少し減ってきたということで、長年にわたる、不妊治療などの薬の影響なのか、少し腎気も損傷しているのかな?(でも、肝気の上逆に比べ、問題の程度は小さい)という印象でした。

鍼灸治療では、基本的に、身体上部の気の欝滞をとり(肝気鬱結を晴らす、疏肝理気)全体のバランスをよくしていくことを心がけていきました。