東洋医学から見た人間観察」カテゴリーアーカイブ

CBTレッスン推論の誤り9,10:個人化(自責)、自己犠牲

・認知行動療法CBTについて

 

私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち

反応し、人生の道をあゆみます。

このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

 

感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)

・推論の誤り

認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。

この推論の誤りは10個程度有名なものがあります。
ひとつづつ一緒にかんがえていきましょう。

推論のあやまり一覧

  • 1:全か無か思考
  • 2:一般化のしすぎ 過度の一般化、レッテル張り
  • 3:心のフィルター(ネガティブフォーカス)
  • 4:マイナス化思考
  • 5:結論の飛躍・1 心の読みすぎ ・2 先読みの誤り
  • 6:拡大解釈または過小評価
  • 7:感情的決めつけ
  • 8:『すべき』思考
  • 9:レッテル張り 個人化 自責
  • 10:責任の押しつけ
  • 10’:自己犠牲

9:個人化 自責

悪い出来事が起きたときに、自分に責任がなくても自分のせいにしてしまう考え方を個人化といいます。

典型例としては、子どもの成績が悪いのは、親である自分の責任だという考え方。
いやいや辛いですねえ。

個人化をしてしまう背景には、他人に自分が与える影響と、他人への操作がごちゃ混ぜになっているのかと思います。つまり、子どもにしっかりと勉強させたいという子どもへの操作と、子どもの成績に対して自分が与える影響がごっちゃになっているというわけです。

まあ、確かに子どもは親に大きな影響を受けますが、
このあたりは、アドラー的に課題の分理をし、親の課題、子どもの課題、共通の課題と分けて考えると、悩みは少しすっきりするかもしれません。

何でも自分のせいにしてしまうとき

・自分に関係のないことまで自分に関連付ける。
・ネガティブな出来事を自分のせいにして落ち込む
・自分が完全な責任を負っていないことに対して、自分を責め る。
あるいは、自分の態度や行動が問題の一因であることを見 落として、ほかの人々を責める。

あの同窓会がつまらなかったのは、自分のせいだ>誰のせいでもないですよ

他人の行為の結果は、その人自身の責任です。自分が何らかの影響を与えていたとしても、自分が他人を操作したわけではありません。影響と操作の境界を切り分けられないと、行き過ぎた自責の念に駆られてしまいます。

責任感の強い人に多く、「状況をコントロールしなくては」という義務感から自分をおいつめてしまう事が多いようです。

☆人に意見を聞いてみみましょう。

☆自分の責任と考えるよりも、どう問題を解決するのか考えてみる

 

10:自己犠牲

この自己犠牲は、推論の誤り10選のときには、2番の過度の一般化で一つにされているレッテル貼りをわけ、2つのカテゴリーにして、自己犠牲は入れていないものも多いですね。スキーマの分類に入っていることもあります。

このあたりのカテゴリー分けは、それぞれの考え方によるようです。

 自分が我慢しなければならないといった考え

 ☆我慢しないでやりたいことをやってみる。

イラスト

 

さてさて、推論の誤り10選。考えていきました。
ここまで勉強してきて思うのは、こうやって10選などとしてあると、パターン化してあるために、
目安として考えやすいとは言えると思います。

しかしながら、最終的にはしっかりと、ワークし書き出し、一つの物語として眺め渡すことが一番大切だと思います。

なかなか外せない自分の色眼鏡。
まあ、外せない理由もいっぱいありますが、時に違うメガネをかけて、
違う世界を楽しめたらいいですねえ。

CBTレッスン推論の誤り10:自己犠牲の深掘り 妊活の邪魔となる自己犠牲

・認知行動療法CBTについて

 

私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち

反応し、人生の道をあゆみます。

このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

 

感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)

・推論の誤り

認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。

この推論の誤りは10個程度有名なものがあります。
ひとつづつ一緒にかんがえていきましょう。

推論のあやまり一覧

  • 1:全か無か思考
  • 2:一般化のしすぎ 過度の一般化、レッテル張り
  • 3:心のフィルター(ネガティブフォーカス)
  • 4:マイナス化思考
  • 5:結論の飛躍・1 心の読みすぎ ・2 先読みの誤り
  • 6:拡大解釈または過小評価
  • 7:感情的決めつけ
  • 8:『すべき』思考
  • 9:レッテル張り 個人化 自責
  • 10:責任の押しつけ
  • 10’:自己犠牲

10:自己犠牲

この自己犠牲は、推論の誤り10選のときには、2番の過度の一般化で一つにされているレッテル貼りをわけ、2つのカテゴリーにして、自己犠牲は入れていないものも多いですね。スキーマの分類に入っていることもあります。

スキーマの分類に入る場合は、抑鬱スキーマとなりかなり根深い問題として扱います。

ただ、人によってはこの自己犠牲ということの受け取り方に違和感があり、生き物の本質に逆らっているのでは?というご意見をいただいたことがあります。私は自己犠牲というと、幸福の王子を思い浮かべます。あの王子とツバメの生き方は確かに生き物としてのありように本質に反しているという言葉(^^)も納得です。

 

妊活の壁となる自己犠牲

そして、妊活のフォローを多くさせていただく立場の私としては、

ただ、私は妊活のフォローを仕事でしていて、この自己犠牲があって、妊活が前に進まない人もよくみているので、確かに抑鬱スキーマとまでは言わなくても、その人の行動の制限になっているケースはよくあります。

自分の妊活より、仕事の方が大事だから、気を使って頑張る。
この子のために、自分がどんなに疲れていても、夜中に起きて頑張る。

で、妊活はどうしても、ご自身の体力アップが必要で、そんな周りへの配慮をしていると前に進まないので、「ワガママ自分勝手になろう」と応援することがあります。

そこまで吹っ切らないと、なにか自分のため、自分が疲労しないためにすることって
いけないんじゃないかっていう枠があって。

女性の身体そのものが自己犠牲と自分中心の二つのタイプにわかれる??

 

推論の誤りや抑鬱スキーマなどは、主にメンタル面での考えですが、女性の生殖をお伴させて頂いている私にはときに不思議だなと思うことがあります。

 

身体が危機だと生理が止まる?、生理がガンガンくる?

女性の生理って、身体が疲れる(たとえば体重がぐっと落ちるとか)と、生理が止まってしまう人と、生理が逆にどんどん来る人がいて、止まる人は自分優先(自分に余裕がなければ生殖機能はストップ)タイプで、生理が逆に来る人は、こいつもうダメだから、次の世代に行くぞタイプじゃないかと勝手に認識しています(^^ゞ

 

身体の調子が悪いと、「もうこの身体はダメだ〜次世代いきます〜」というパターンと、「体調が悪い〜妊活どころじゃない!」と生理はストップタイプ。

 

妊娠は、してもしなくても、その人そのものの生きていく道には関係がありません。

だからどっちの道もありだし、生理が止まってしまう方が身体には楽だったりはしますね。
妊娠を希望し、子どもとの未来の道を歩みたい人には困ってしまう事態ですが。

イラスト

 

さてさて、推論の誤り10選。考えていきました。
ここまで勉強してきて思うのは、こうやって10選などとしてあると、パターン化してあるために、
目安として考えやすいとは言えると思います。

しかしながら、最終的にはしっかりと、ワークし書き出し、一つの物語として眺め渡すことが一番大切だと思います。

なかなか外せない自分の色眼鏡。
まあ、外せない理由もいっぱいありますが、時に違うメガネをかけて、
違う世界を楽しめたらいいですねえ。

CBTレッスン推論の誤り8:すべき思考

・認知行動療法CBTについて

 

私達の車は、出来事に対して、認知、感情、身体の反応、行動という4つの要素をもち

反応し、人生の道をあゆみます。

このとき、出来事に対して、自分が出来事に対して色眼鏡をかけていると、あまり合理的ではない判断をしてしまうことがあります。

 

感情や行動が、あまり合理的でなく、自分にとって不都合だと思うとき、この状況をかえるための認知行動療法はとても効果的だと思われます。私も興味深く学ばせていただいています、一緒に学びましょう(^^)

・推論の誤り

認知行動療法を考えるときには、自分の色眼鏡を知ることが必要です。

推論のあやまりとは論理的誤謬である。私達の脳は勝手に歪んだ物語(妄想)を作り出す!

 ☆情報不足を誤った推論で補って物語を作る→推論の誤り、論理的誤謬

 ☆その自動思考は推論の誤りで出来た妄想ではないか?を点検

推論のあやまり一覧

  • 1:全か無か思考
  • 2:一般化のしすぎ 過度の一般化、レッテル張り
  • 3:心のフィルター(ネガティブフォーカス)
  • 4:マイナス化思考
  • 5:結論の飛躍・1 心の読みすぎ ・2 先読みの誤り
  • 6:拡大解釈または過小評価
  • 7:感情的決めつけ
  • 8:『すべき』思考
  • 9:レッテル張り 個人化 自責
  • 10:責任の押しつけ
  • 10’:自己犠牲

 

推論の誤り8:『すべき』思考 「自分にも、他人にも厳しい」

〜すべきと考えてしまう、自分にも、他人にも厳しい色眼鏡です。

・自分にも、他人にもやけに厳しいマイルールを課す。
・自分に過度なプレッシャーをかけ、追い込む。
・他人のささいな行動にもめにつき、怒りに悩まされる。

厳しいルールを自分に課し、それに縛られること。そして他人にも課してしまい、コミュニケーションなどが悪くなります。思考に柔軟性が乏しく、断定的な思考となっています。

言葉として、「すべき」「すべきではない」「しなければならない」という言葉を使うときも同 様の断定的なすべき思考と考えられます。

そして、自分自身が、マイルールを成し遂げられないと落ち込んでしまいます。

すべき思考への対策

 ☆マイルールをやぶる。

 ☆アサーティブにコミュニケーションをとってみる

 ☆厳しいルールの縛りから、自分も、他人も許していく。

イラスト

 

さて、このアサーティブなコミュニケーション、最近よく聞く言葉ですね。

アサーティブなコミュニケーション:

4つの柱(誠実・率直・対等・自己責任)を中心に、自分の意見や感情を相手が受け止めやすい言葉で伝えることを心がけ、曖昧な表現、感情的で不躾な口調をさける。

主語は「私」で、考えをストレートに伝える。そのつかえ方の工夫で、ネガティブにいうのではなく、ポジティブに伝える。

 

私の疑問だったのですが、なぜアサーティブなコミュニケーションがすべき思考の解決行動となされるのでしょうかねえ。

すべき思考は相手にも求められ、厳しいマイルールの押しつけとなります。相手を尊重し誠実で率直なコミュニケーションである、アサーティブなコミュニケーションを心がけることで、このすべき思考を緩める効果と、相手との良好な関係性を築くコツになるのかななんて思います。

私の受けたい治療 まとめ:これからも探し求める旅は続く

私の受けたい治療①ー⑱を書き終えて

私の受けたい治療ということで、長らく書いてきました。

私は私自身、マッサージや手技、そして鍼やお灸の施術を受けるのが大好きです。私の治療院でのコンセプトは、『私の受けたい治療を患者さんに提供する』というものです。

そしてその通りにしてきたと思います。

私の受けたい治療:施術者にもってほしいこと

私の治療院での治療は、まあ、私という人間が出来る範囲なので、人的パワーのの制約で、手技をいれることはできていませんが、私自身はマッサージや整体的な施術を受けるのは大好きです。

ただ、マッサージや整体、鍼灸などさまざまな施術を受けていて、

『あーーこの視点が欲しい』『診る技術をもってみてほしい』と感じる事が

多々ありました。

  • 施術者に、基本的な東洋医学的生命観を持ってもらいたい
  • 施術者に、『診る』基本的な技術をもってほしい。

そんな思いを持ちながら、私の受けたい治療ということで、自分が臨床家として歩んできた道を通して思う、『いま、私が受けたい治療』について、脱線しながらもつらつらと書いてきたなと思います。

私の受けたい治療、探訪の旅

色々な言葉を標榜する施術所、先生はいらっしゃります。

そして、各々が自分の世界観で施術、治療なさっているので、そのやり方になんらかのリクエストをつけることは失礼なことであるということは私も臨床家なので、重々承知はしております。

しかしながら、それでも、私は私の受けたい治療を探し続けています。

  • それはただの願望なのか、
  • 絵に描いた餅なのか、
  • 私の頭の中にだけある、ドリームワールドなのか

ここまで書いてきて、具体的なイメージがわかないなあと思いましたので書いてみたいと思います

私の受けたい治療、具体的なイメージ

 

私の具体的に受けたいというイメージは

  • 1)私の身体をざっくりとした四診を通じ、全体を見通した身体作りの目標をもつ。
  • 2)1を踏まえて、今日の治療の目標をもつ。
  • 3)身体全体をさらっと手技でほぐしていく、仰向けスタートでおこない、うつ伏せで温熱を加えながらの背部兪穴の温圧療法。
  • 4)背部兪穴の一番弱りポイントに、置き鍼か、鍼をして、督脉を意識した温石温灸で置鍼タイム。
  • 5)今日の治療方針を踏まえて、ちょいとした調整

たぶん、とくに大きな変動がなければ、1は初回、次からは2−4はルーティーン。

5)の調整は各々の得意な方法や、当日のリクエストの範囲をいれながらの施術。

あーーこんな感じだなあ。

手技の得意なセラピストだったら、3のボリュームを上げて、4はポイントへ温圧し、置き鍼でもいいかも(置鍼タイムなし)。鍼灸が得意な先生ならば、3,4を混えたような感じにして、ゆっくりと督脉と背部兪穴をアプローチした上で、5)の調整をする。

私自身の臨床、そして探し求める旅

私(米山)自身の臨床は、

1)、2)を持った上で、今日の施術としては、2)を具現化するために、気の升降を踏まえて、動きやすさと目標によって施術の順番を変えているので、仰向けスタート、うつ伏せスタート、坐位スタートが混在しています。ただ、背部兪穴のアプローチに時間をかけることはかわらないな。ここが温養補腎、益気補脾補肺につながる私の受けたい治療のポイントかなって思います。

私の受けたい治療、私自身が治療者として行っていく治療、そして私自身が患者さんとして受けたい治療です。施術者として患者さんとして、探し求める旅は続きます。

 

私の受けたい治療一覧

私の受けたい治療① 臨床家としての米山のあゆみ

私の受けたい治療② 症例数万件の鍼灸臨床を通じて思うこと

私の受けたい治療③ 鍼灸学校、卒業、新規開業のお手伝い

私の受けたい治療④ いま弟子を募集しているよ

私の受けたい治療⑤ 弟子入り3年しないと、大学病院での研修は認めない

私の受けたい治療⑥ 3年間の大学病院東洋医学科での鍼灸治療

私の受けたい治療⑦ 自由にやりなさい、責任は持つから

私の受けたい治療⑧ 170を越えなくなった血圧グラフと便秘改善

私の受けたい治療⑨ 妊活鍼灸、不妊カウンセラー

私の受けたい治療⑩ 女性の人生の課題、妊活、子宮筋腫、婦人科疾患とのつきあい

私の受けたい治療⑪ 食事のありようと健康、現代を生きる私達の選択肢

私の受けたい治療⑫ 2つの暮らし:自転車操業と余裕資金

私の受けたい治療⑬ 心と身体と生きる意思

私の受けたい治療⑭    治療の種類、道具の選び使い方、お灸が大好き!

私の受けたい治療⑮ 人生に寄り添った視点をもった治療/施術を受けたい

私の受けたい治療⑯ 患者さん側に求められること、施術者に求められること

☆私の受けたい治療⑰ 番外編:もし、いま私が妊活の当事者だったら。

☆私の受けたい治療⑱ 妊活実践編 妊活にメタ認知を!

☆私の受けたい治療⑱妊活実践編:妊活にメタ認知を!

私の受けたい治療⑱ 妊活実践編

いままで、私の受けたい治療ということで、色々な視点で書いてきました。

そして、当院での大きなテーマ、妊活においても、ぜひ皆さんにお伝えしたいという思いから、⑰では、もし、私が妊活をする当事者であれば、何を考えるべきか、何をしたらいいのか、どんな治療を選択すべきなのか、不要なのか、『利益相反のない不妊カウンセリング』が必須であると言うことをお話ししました。

この⑱では妊活を考えるポイントを具体的にお話ししていきます。

☆妊活の道は、十人十色。

妊活では、各々の状況、事情が違います。

ネットでの正解が、自分の正解とは限らない。

ある病院での一番良い方法が、自分たちにとって一番良い方法とも限らない。

ここが本当に妊活の道を選ぶときに難しいポイントです。

  • ・まっすぐに、西洋医学に舵を切るべき方
  • ・東洋医学や、漢方、鍼灸などの手入れが必要な方
  • ・食事の改善、生活改善が必要な方
  • ・女性だけでなく、男性側の体調管理が必要な方
  • ・時間とタイミングが必要な方

いろいろな要素が、現在の『不妊』につながっています。

そして自分の一番大事な時間を有効に使ってください、本当にここ、大事です。

また、妊活には正直な感想として運であったり、偶発的な状況が絡むことも多いと私は思います。淘汰という言葉がよく使われ、納得できるような出来ないようなお気持ちになっている方も多いかと思います。でも、やっぱりそれが現実の妊活です。

努力することだけが結果につながるとはいえない、でもやっぱりするべき努力が必要な事があるということです。

実践編で大事なことは

  • ①状況を把握する
  • ②課題を整理する
  • ③時間を踏まえた妊活計画をたてる

ということです

それでは、具体的にお話ししますね。

☆☆31歳女性 3年妊活していますが、妊娠しません。

①状況を把握する:31歳女性

  • ・28歳で結婚、そのときから妊娠を意識してタイミングをとっている
  • ・自分は病院にいき、何も問題はないと言われている
  • ・夫は病院にいかないという。
  • ・夫家族から子どもはまだかと大きな期待が寄せられプレッシャー

 

②課題を整理する

年齢的には自然妊娠が期待できる
女性側の大きな問題がない、男性側不明
ストレスがきつい(夫の非協力態度、夫家族の過大な期待)

妊活計画

・現時点で女性側に西洋医学的な大きな問題はない

・セックスは成立している

・大きなプレッシャーで気の滞りがきつい

→家族の問題を整理する

→夫の協力をとりつけ、一人だけで抱えない。

→鍼灸で対応できる

・基礎体温表をつけ、タイミングをしっかりとみる。

・鍼灸はストレスによる躓きに効果的

→病院的な要素がなければ、タイミングが大事。検査薬と体温表で通院不要かも

③時間を踏まえた妊活計画

  • ・3ヶ月、針灸併用の自然妊娠を挑戦してダメだったら、男性側の検査必須(人工授精にして精液検査をかねるというのもありかも)
  • ・6ヶ月、針灸併用の自然妊娠を挑戦ダメだったら、高度生殖医療にも舵を切る
  • 若い年齢ではありますが、妊娠を希望してすでに3年がたっていますので、病院受診、生殖医療も視野にいれるべきです。32歳までには開始しましょう。

現在、あまりにもストレスがきつく、そのための体重減少もあり、ストレスによる影響も強く考えられます。よって、逃げてばかりの夫に対して、ちょっとした工夫で前に向かせるようにもっていき、半年以内に、男女ともの基本的な検査を終わらせることは必須にしたいと思います。その後、女性が32歳を超えないを条件に、高度生殖医療も挑戦するという時間計画を提案しました。

この時間を踏まえた計画は、女性のストレス軽減をかなりはかれます。

余計なことを心配せず、いまやることを全力でやる!です。

また、ストレスが剛いタイプであるので、鍼灸治療もお勧めし、養生の提案もいたしました。全体的な大きな流れを掴む安心感、夫婦で協力する安心感が必要です。

治療経過

  • 3ヶ月後、自然妊娠成立。無事に出産。
  • 2年後、すんなりと第二子も妊娠、出産。

この方にとって、結局はストレス解消が必要だったということです。
何が必要かを明示し、計画性をもつことがストレス軽減になりましたし、

鍼灸やカウンセリング、セルフケアもこの方に役立ちました。

また、私からの言葉として、ご主人にきつめコメントを送ったのもよかったかなと思います。

 

☆☆42歳女性 ふたりめ不妊

 

①状況を把握する:

42歳 女性

ひとりめは妊活後3ヶ月で自然妊娠、39歳出産。

1年後、40歳から妊活、1年間自然にまかせたが妊娠せず。

1年間、不妊

41歳から体外受精をはじめ、3回の採卵、5回の移植。

いずれも良好胚を移植、着床するも妊娠せず。

まだ、凍結胚があるが、移植しても妊娠出来る気がしないということで中断

②課題を整理する

  • ・病院で年齢要因から体外を提案
  • ・39歳の方でありながら、3ヶ月で自然妊娠、出産しているので、基本的に妊娠しやすいカップルではある。
  • ・1年間の不妊があれば、41歳という年齢を考えれば体外にジャンプupの選択はOK
  • ・妊娠しない理由を、受精卵の課題にしてPGTもOKかも。
  • ・妊娠しない理由を受精卵の理由にせず、ご自身の受け止める力の課題とするのもOKかも。
  • ・年齢的に、採卵はいそいでおく。場合によっては貯卵もOK

☆☆妊娠を身体の観点から考える

  • ・39歳での高齢出産、育児は身体への負担、素体への負担が案外多かったのではないか。
  • ・1年間の不妊の理由が、年齢要因だけとは限らない
  • ・年齢要因も非常に大切、西洋医学的な治療をするなら早く。
  • ・ふたりめ不妊、卵を受け止める力の問題かも。
  • ・凍結胚をつくっとき、時間稼ぎをする
  • ・一人目を自然妊娠しているという実績があるということを踏まえて、医療介入の解決してくれる課題、解決してくれない課題を分けて考える。

☆☆凍結胚は待ってくれるという観点から

現時点で、凍結胚が出来ているということは、「時間」という一番大事な要素を待ってもらえる状態にしてあるということです。

ご自身で自覚があるように、いま、同じ状態で胚移植しても結果が同じになるということは考えられます。

最低3ヶ月、場合によっては半年。腹を括ってご自身の身体の状態を、

第一子が妊娠したときをイメージでとりくみましょう。そのうえで、移植に臨んでください。きっと違う結果が出るのではないかと思われます。

③時間を踏まえた妊活計画

  • ・ふたりめ不妊であり、自然妊娠の経験もあるのに、着床が妊娠に継続しないという点を考慮し、3ヶ月ほど、病院通いを一切やめて、鍼灸、生活改善、食事改善をする。
  • ・3ヶ月たったところで、西洋医学の胚移植を始める
  • ・PGTはしない
  • ・ひとりめを妊娠した時の身体のイメージをもち生活する

 

治療結果:

3ヶ月の病院通いを休んで

→自分自身で、身体がかわってきたということが自覚でき、もう少し自然妊娠を意識してみるという計画変更

→6ヶ月経過。自然妊娠ー無事の出産

結果的に、高度生殖医療の介入無しの、自然妊娠出産となりました。

結局、ご本人にとって問題であったのは、

ただ『41歳の不妊』という視点だけではなく、「39歳で妊娠出産し育児中の41歳の不妊」という視点であったと思います。

結果的に、受精卵の問題が大きかったのではなく、妊娠を受け止める力の観点だったのではないかなということです。

年齢要因も大切です。しかしながら、それと同じぐらいに、妊娠には体力の余裕資金が必須です。

とくに、ふたりめ不妊の方の場合は、この余裕資金の不足が不妊に陥っているケースが多いです。そして、ふたりめ不妊は結果的にひとりめと同じ方法で妊娠する方がとっても多いです。

☆メタ認知を踏まえた、妊活計画

不妊が、単に卵管の通りが緊張して閉塞していることだけならば、緊張を解くだけで不妊は解決したり、体外受精で受精卵をつくり胚盤胞の移植ということで解決するはずです。

しかしながら、色々な要因が相互にからみ、問題が不明瞭になっている場合は、

さまざまな方法を1つ1つ足し算しているだけでは、かえって迷路におちいってしまい、

何をしたらいいのかわからなくなってしまいます。

このときに、一歩引き、何が中心の課題なのかを考え、方針をたてる。

このメタ認知的な治療方針の必要をいつも強く感じます。

そして妊娠の妊娠そのものの課題と、妊娠を支える余力の課題。この二つを一緒に考えていく。

これが、基本だと思います。

私が、妊活を得意としていたのも、この2つのフェーズを使い分けるコツを

多くの臨床経験から知ったということが大きな要因となっていたと思います。

  • 『鍼灸とか、漢方とか、言っている場合じゃないよ、とにかく体外を挑戦してみて』
  • 『うーん、いまのままの挑戦だと、無駄になる可能性が高い。半年とにかく腹を括って子宮の力を底上げしてから、医療介入をしよう』
  • 『食事の改善必須ですね。まず生活の改善点を洗い出そう』
  • 『いまの病院での治療方針と、貴方に必要なことがあっていないように私には思えるよ。セカンドオピニオンをとりにいこう』

などなど、多くのアドバイスをさせていただき、多くの方が一歩前への扉を開くことができました。

妊活はこれをすれば絶対にOKなどということはありません。存在しません。

でも、やるべきこと、するべきこと、した方がいいことは明確に存在します。

赤ちゃんが欲しいと願う方の思いがかないますように。

ヨネ婆ちゃんは切に願うのです、祈るのです。