あれこれ思うエッセイ集:,

当帰

川弓と同じせり科ですが、川弓のようにセリ独特の強い匂いはしない感じです。もうちょっと、もそっとした、ほっこりとした感じの香りがして、なにかほっとする感じがして、私は好きです。

婦人病に使われる漢方薬には、とてもよく使われますから、名前を聞いたことがある方は多いかもしれません。鎮静、鎮痛、強壮薬として、当帰芍薬散、当帰建中湯など当帰が配合され名前が入っているものもあり、有名ですね。また、手足を温める作用が強いとされ、冷え性、血行障害、頭痛、貧血などにも広く応用されるようです。

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しもやけやひびなどに、当帰の葉5グラムを0.1リットルの水で半分になるまで煎じて塗布するやりかたもあるようです。

入浴剤としては、葉、茎ともに、乾燥して刻んで使います。

当帰の意味は、病人にあたえると、健康に帰るというところから、当帰だとされている説もあります。

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当帰はかわいい小さなお花が咲きます。生薬としては根を利用しますので、私が持っているものも根だけです。こんどぜひ育ててみたいと思います。そして生の当帰の葉を利用してお風呂タイムを楽しんでみたいですね(*^0^*)。