生薬名は茵陳蒿(インチンコウ)といいます。
カワラヨモギと言う名のとおり、海岸やかわらの砂地に自生しています。
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皮膚のかゆみには、この茵陳蒿の濃厚な煎液であらうとよいとの記載がある本がありました。
柴犬のカービイが、最近ちょっとかゆがっていたので、この薬湯をつくって、お風呂に入れました。彼はお風呂が大嫌いなので(^^;)、困った困ったという顔をしていましたが、お風呂上りは、薬湯の香りのする和風柴犬になりました。かゆみも少しいいみたいですね。
(ただ、彼の場合、お風呂が久しぶりだったので、それが効いたのかも(^=^;)
香りは、ほのかな薬草くさがあるだけで、そんなに強い感じはしません。皮膚がやわらかくなるような印象があります。
カワラヨモギを入れた袋をお風呂に浮かべておき、煮出した感じにしました。
だいぶ袋も、ヨモギも柔らかくなったので、その袋で軽く膚をこすってみました。気持ちよかったですよ。
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茵陳蒿という名前は、古い(陳)苗がもと(茵)になって新しい蒿(ヨモギ)が出てきたという由来です。
生命力を感じさせてくれる名前ですねえ。
神農本草経では、上薬とされています。
そこには「風湿、寒湿、邪気、熱厥、黄疸を治す、久しく服用すると強壮薬にもなる」とあります。
この茵陳蒿は茵陳蒿だけの単味ではなく、茵陳蒿湯という漢方薬として用いられることが多いです。
茵陳蒿の乾燥した花穂、山梔子、大黄を加えて作ります。