弁証論治:

0073:腰痛・下肢の痺れの弁証論治

・問診
性別: 女
年齢: 30代前半

仕事の種類: サービス業
家族構成: 夫、子供2人
体重: 63kg
身長: 156cm

肉親の病気の遺伝的傾向(成人病など): 特になし

今一番つらい症状・治したい症状はなんですか:

 腰痛、左大腿外側~4,5足指のしびれ感を改善したい、

どのような状態ですか: 徐々におこった
  腰は、右仙腸関節あたりから臀部にかけて、疲労時に鈍痛。
  秋~冬にかけてよく感じる。
  左下肢は、一年中しびれ感あり、4、5足指は感覚が鈍麻している。

つらい時期: 朝
つらい時期: 一定してない
その症状は悪化傾向にありますか: 悪化傾向でない(理学療法士のリハビリでしびれ感は軽減してきている)
その症状は: 前からよく起こった、26歳くらいから年3回くらい
他に治していきたい症状はありますか: 花粉症

今一番つらい症状についてお聞きします

今一番つらい症状は今回はいつごろから始まりましたか:

2007年12月頃

今回の症状が起こる前に
 肉体的に無理をしましたか?: はい(中腰になる姿勢、重い物を持ち運びした)
 精神的に無理をしましたか?: はい(職場で人間関係のゴタゴタに巻き込まれてしまった)
 生活環境が変化しましたか?: いいえ

今回の症状が起こった原因は何だと、ご自身では思われますか:
 重い物を体のことを考えずに持ったから

今回の症状が起こると同時に出てきた症状や体調の変化などはありますか
 痛みの部位: 腰~足
 夕方むくむ
 口渇・口苦・体重増加・こむらがえり

今一番つらい症状は、全身的な体調の変化に合わせて変化しますか
 2、変化しない

現在の症状に対して今まで治療を受けましたか 
 今まで治療を受けたことはありますか: 受けた
 治療効果はどうでしたか: 好転してきている
 1、治療を受け始めた時期: 2007年12月下旬
 2、治療を受けた期間:継続中  
 3、治療所名: 整形外科
 4、診断名: 腰部椎間板ヘルニア
 5、治療部位: 腰部
 6、治療方法: 腰痛体操・理学療法士による施術
 7、治療効果: 良好

ふだんの状態についてお聞きしますNO1

どのようなときに全身の状態が異常に変化しますか
 1、クーラー×・冬×
 2、朝×
 3、入浴の翌日×
 (昨年12月の時、腰痛の急性期の時に入浴してあたためたら悪化した。
 普段は温めると改善する)
 5、よく風邪をひく・風邪をひくと、のど痛、頭痛がおこる

食欲についてお聞きします:大食(大食だが胃腸が弱い)
食事時間は一定していますか:規則的
  朝食時間: 7時
  昼食時間: 12時
  夕食時間: 19時

食事時間は十分ありますか: 食べるのは遅い

食事前には空腹感がありますか: よくある

食事はよく噛んで食べますか: 普通

食事はおいしく食べれますか: いつも

食後にお腹が張ったり胸焼けがすることがありますか: 時々(食後眠くなる)

よく食べる食べ物を上げてください(白米を含む): 
  白米、味噌汁、季節の野菜、魚、肉

食べ物に好き嫌いはありますか(5種類ずつくらい上げてください):
  嫌い: バナナ・シャコ・アナゴ
  好き: ご飯・パスタ・お酒・甘いもの・
   キムチなどの辛いのも

間食はとりますか: よくある 
どのようなものをいつごろから取り続けていますか: 
  お菓子、子供が産まれてから、ヨーグルト・ゼリー・焼き菓子など

飲酒(月4~5回)ビール1本
飲み物についてお聞きします
 1一日に飲む量、200ccのコップで8杯

飲み物の種類
 お茶、水

ふだんの状態についてお聞きしますNO2

(口・舌・喉)は渇きますか: よくある
(口・舌・)(苦い・粘る・違和感がある)ようなことはありますか: よくある

大便についてお聞きします: 1日に2回出る
 便秘でお腹が張ってつらい: めったにない
 便秘で薬を服用している: していない
 大便が出切らない感じがすることはありますか: 時々
 大便の形は: バナナ
 大便の量は: 多い
 大便が便器に付着して取れ難いようなことがありますか: 時々

小便についてお聞きします: 1日に8回出る
 残尿感はありますか: ない
 尿の切れが悪いときはありますか: よくある
 尿の色が悪いことがありますか: めったにない
夜間排尿に起きますか: ない

睡眠についてお聞きします 
 寝つき: 悪い
 眠りは: 深い
 寝起き: 悪い
 翌日に疲れが残ることはありませんか: よくある

婦人科の状態についてお聞きします

今一番つらい症状 治したい症状と 生理の状態とは関連がありますか:
 2、関連していない

生理の状態についてお聞きします
 生理が始まったのは: 12歳
 周期: 30日型5日間、 不規則で遅れる
 生理が起こることによる体調不良: よくある
 時期: 生理初期
 状態: 鈍痛・イライラ・寝込む
 部位: 下腹部・乳房・頭(前・左・右)
 生理の血の色: 濃い
 生理の血の形状: 濃血
 生理の血の量: 普通
 生理の血の量が多い時期はいつごろですか: 1~2日目

妊娠の状態についてお聞きします
 何回出産したことがありますか: 2回(正常)
 出産を年齢別に記載してください: 24、26歳
 出産後体調は変化しましたか: 変化なし 
 出産後生理の状態は変化しましたか: はい 
  (妊娠前は、腹痛だけだったが、出産後つらい症状が増えた
   不規則になり、出血量がドバドバとでるような感じで多い)

 出産後完全に復調していると思いますか: はい
 出産後、母乳はよく出ましたか?:第一子はあまりでなかった

・時系列の問診
23歳・・・第一子妊娠。
   妊娠によりお酒やめた。
   お酒やめたことで、食事の量が増えた。

24歳・・・第一子出産。
   妊娠前50キロだったのが57キロで出産。
   出産後体重落ちず57キロのまま。

25歳・・・第二子妊娠7ヶ月ごろ、上の子(1才6ヶ月)を抱っこしている
   状態で急に左足底から腰にかけて痛が走った。
   3日くらい動けない状態が続いた。
   1ヶ月くらいかけて、徐々に痛みがなくなってきた。

26歳・・・第二子出産。
   妊娠前57キロだったのが64キロで出産。
   東京から実家の千葉に里帰りして出産した。
   3ヵ月間実家にいたが、家事労働と長男の遊び相手など
   しなくてすんだので肉体的に楽だった。
   授乳期に食事の量が増えた。
   これ以降、食事量は変わらずに減っていない。

   出産4ヵ月後、実家のある千葉から東京に戻った。
   東京に戻ってすぐに、外出時にオムツ替え用シートで中腰になって
   オムツを替えていたら腰痛と下肢痛がおこった。
   これ以降、たびたび腰痛がおきるようになる。
   このときの下肢痛は激痛で足をついて歩くたびにビーンビーンと激しい痛みが
   走り歩けない状態だった。この時から現在まで下肢痛が常時続くようになったが、
   この時のようなひどい症状は1回ほどあった。(時期は不明)
   それ以外の時は、いい状態の時はしびれる場所がぼやけていて
   ボワーンボワーンとしている。
   悪い時は、痛む部位がはっきりとしてチリチリとしているととのこと。
   (腰痛が悪い時に下肢痛がひどくなるというような連動はないとのこと
  どのような時にひどくなるかは不明)

28歳・・・スポーツジムに通うようになったり、自転車での生活で
   体重が64キロから55キロまで落ちた。
   この時期、腰痛の頻度は少なかったように思うとのこと。

29歳・・・東京から千葉に引っ越す。
   車での生活になり体重が55キロから60キロに増えた。
   腰痛がおきやすくなってきた。

30歳・・・子供が、小学生1年生と年長さんになったためを抱っこすることが少なくなった。  
   自然療法の学校に入学して勉強を始める。
   このころから、腰痛の頻度が減ってきたように思うとのこと。

   しかし、年数回は腰痛になる状態が続いている。
   夏、冷房が効きすぎた場所に長時間いたりすると次の日発症。
   また秋から冬になる季節の変わり目、台風がきたり、寒い日などに発症する。

33歳・・・仕事中急にギックリ腰になった。

34歳・・・整形外科にて理学療法士のリハビリを受けるようになって、
   腰痛、しびれ感は軽減してきている。
   今まで、他の整形外科にてリハビリを受けてもよくなるようなことはなかったが、
   今回は改善してきている。
   体重は徐々に増えてきて今は66キロある。

・体表観察

・・脉診
右関 滑
右尺 沈なし

・・舌診
胖大、歯痕少し
舌尖やや紅
舌苔白、舌辺苔なし
舌裏怒張あり

・・腹診
心下 つまり
左右脾募
左肝の相火
気海 力ない
関元 力ない
左中注 冷え

・・経穴診
左後谿 陥凹
左外関 陥凹
左内関 陥凹
左右足三里 陥凹(右の方が陥凹大きい)
左三陰交 冷え
右公孫 冷え
承山 陥凹
左絶骨 冷え
申脉 冷え
湧泉 冷え

右のみ大腿後面、ふくらはぎに多数の細絡がある

・・背候診
胸椎1,2番 ぽっこりでている
胸椎4~7 椎間狭くつまっている
胸椎5番 黒ずんでいる
左右肺兪 陥凹
右厥陰兪 陥凹
右心兪 陥凹、筋ばり
右膈兪 筋ばり
左右肝兪 筋ばり
左脾兪 陥凹
右三焦兪 陥凹深い
右腎兪 陥凹深い
左環跳 冷え、硬い

・五臓の弁別

・・肝
舌辺 苔なしつるつる
舌裏怒張
左肝の相火
左右肝兪 陥凹、奥筋ばり
右膈兪 筋ばり
環跳 冷え・硬い
絶骨 冷え

左大腿~第4・5指しびれ
去年12月に症状がでる前、人間関係のゴタゴタに巻き込まれた
こむらがえり
口渇・口苦
月経不規則でドバドバ出血、濃血
月経初期、鈍痛、イライラ、寝込む
下腹部・乳房張痛、頭痛
寝つき悪い

26歳・・・妊娠中子供を抱っこしたら急に左足底から腰にかけて痛みが走った。
   3日くらい動けない状態が続いた。
   1ヶ月くらいかけて、徐々に痛みがなくなってきた。
   出産4ヵ月後、実家のある千葉から東京に戻った。
   東京に戻ってすぐに中腰の姿勢で腰痛と下肢痛がおこった。
   これ以降、たびたび腰痛がおきるようになる。
   下肢痛はこれ以降常時感じている。

30歳・・・子供が、小学生1年生と年長さんになったためを抱っこすることが少なくなった。

33歳・・・仕事中急にギックリ腰になった。

・・心
舌尖やや紅
心下つまり
右厥陰兪 陥凹
右心兪 陥凹、筋ばり
左後谿 陥凹
左内関 陥凹

口・舌・喉乾く
口・舌苦い、粘る、違和感ある

・・脾
右関 滑
舌胖大・歯コン少し
舌苔白
左右脾募
左脾兪 陥凹
左右足三里 陥凹(右の方が陥凹大きい)
左三陰交 冷え
右公孫 冷え

体重増加・こむらがえり
大食
食べるのが遅い
食後眠くなる・お腹張ったり・胸焼けする
間食よくする
便は1日2回でる
便秘でお腹が張って辛いことはめったにない
大便できらない感じ時々
大便付着してとれにくい
第一子母乳でなかった

23歳・・・第一子妊娠。
   妊娠によりお酒やめた。
   お酒やめたことで、食事の量が増えた。

26歳・・・第二子出産。
   妊娠前57キロだったのが64キロで出産。
   授乳期に食事の量が増えて大食になった。
   これ以降、食事量は変わらずに減っていない。

28歳・・・体を動かす生活で体重が64キロから55キロまで落ちた。
   この時期、腰痛の頻度は少なかったように思うとのこと。

29歳・・・東京から千葉に引っ越す。
   車での生活になり体重が55キロから60キロに増えた。
   腰痛がおきやすくなってきた。

34歳・・・体重は徐々に増えてきて今は66キロある。

・・肺
舌尖やや紅
左右肺兪 陥凹
よく風邪をひく

・・腎
右尺 沈なし
気海 力なし
関元 力なし
左中注 冷え
右三焦兪 陥凹深い
右腎兪 陥凹深い
左外関 陥凹
左右承山 陥凹
左右申脉 冷え
左右湧泉 冷え

腰痛、右仙腸関節~臀部にかけて疲労時鈍痛、秋~冬にかけておこりやすい
左大腿外側~第4・5足指しびれが一年中ある、知覚鈍麻
去年12月に症状出る前に肉体的に無理をした
クーラー・冬に悪い
夕方むくむ
尿のきれ悪い
寝起き悪く、翌日に疲れが残る

25歳・・・妊娠中子供を抱っこしたら急に左足底から腰にかけて痛みが走った。
   3日くらい動けない状態が続いた。
   1ヶ月くらいかけて、徐々に痛みがなくなってきた。

26歳・・・出産4ヵ月後、実家のある千葉から東京に戻った。
   東京に戻ってすぐに中腰の姿勢で腰痛と下肢痛がおこった。
   これ以降、たびたび腰痛がおきるようになる。
   下肢痛はこれ以降常時感じている。

29歳・・・東京から千葉に引っ越す。
   車での生活になり体重が55キロから60キロに増えた。
   腰痛がおきやすくなってきた。

30歳・・・子供を抱っこすることが少なくなったので、  
   これ以降、腰痛の頻度が減ってきたように思うとのこと。
   しかし、年数回は腰痛になる状態が続いている。
   夏、冷房が効きすぎた場所に長時間いたりすると次の日発症。
   また秋から冬になる季節の変わり目、台風がきたり、寒い日などに発症する。

33歳・・・仕事中急にギックリ腰になった。

・病因病理

25歳の時、第二子妊娠7ヵ月で急に腰痛と下肢痛を発症した。

妊娠を維持するのに下焦を充実させるために腎気が頑張って働いている。

大きいお腹を支えるため腰椎前ワンが強くなる姿勢、長男を抱っこしなければならないので より腰椎前前弯が強くなる。

腎気が虚してきているところに、腰椎前弯が強くなる姿勢により腰部から下肢の気の流れが 滞ってしまい気滞がおこってしまった。

このような状態により腰痛と下肢痛を発症した。

妊娠7ヵ月で発症したが、この時期は下焦を充実させようと気血が集中してくる時期なので 1ヶ月ほどで徐々に回復できたのだろう。

里帰りから東京に戻ってからは家事・育児とオーバーワークで、日常をどうにかこなさなければ ならないので、肝気を張って頑張ってしまう生活を送るようになった。

肝気を張って頑張ることや、産後食べる量が増えたことで、腎気に負担をかけてしまった。

その上、授乳で夜間に充分に睡眠がとれないため腎気が回復できない状態である。 そのため、東京に戻ってすぐに中腰になったくらいで発症してしまった。

28歳の時、スポーツジムに通ったり、自転車での生活で身体を動かすようになった。

身体にとって丁度いい運動量だったので、身体を動かすことで、気血の流れがよくなり気滞が解消され、 気滞が解消することで肝鬱も解消されたのだろう。

64キロから55キロにまで体重が落ちたことで、たまっていた湿痰が排泄され脾気虚が改善し、 そのことで今まで腎にかかってきた負担もなくなり、その分腎気が充実するようになる。

また、湿痰により疎滞していた気血の運行が改善された。

そのため、この時期腰痛が改善した。

29歳の時、東京から地元に引っ越す。

地元に戻ってからは車での生活で身体を動かすことも少なくなり 腰下肢に気滞をおこしやすく、解消しにくい状態なので、腰痛の頻度が高くなる。

また、この一年で体重が55キロから60キロと5キロも増である。

運動しなくなったことで、脾気と腎気に負担がかかり、体重が増え腰痛がおきやすくなってきたのだろう。

30歳の時、子供が小学生と年長になった。このころになると、子育てが少し楽になり、 肝気を張って頑張らなくてもいい状態になって、腎気への負担が減った。 また、抱っこすることが少なくなったので、腰下肢に気滞がおきにくくなったと思われる。 腎気は一番悪い時と比べると少しは回復してきていると思うが、年数回は腰痛を発症していることや、 下肢のしびれ感が常時続いていることを考えると、十分な腎気の回復はまだまだである。

回復ラインはギリギリで、普段と違うような状況になると腎気がそれに対応できずに年数回は 腰痛がおきてしまうのだろう。

また、昨年の12月に起こった腰下肢痛は、職場でのストレスにより肝鬱が長く続いたことで 気滞をおこしているところに、重い物を持ったり、仕事での肉体疲労が重なり発症してしまった。

今現在は、整形外科のリハビリに通うことで症状は改善してきている。

体重は、30歳の時に60キロだったのが徐々に増え、現在は64キロである。 体重増加の原因である食べすぎは、胃熱があることで食欲が旺盛になっていると思われる。

食後胸焼けがおきたり、眠くなったり、お腹がはったりすることから脾胃にかなり負担をかけていることがわかる。

また、キムチなどの辛いものを好んで食べている。

そのため、脾胃の弱りがあるところに胃熱をおこしやすい物をとることで、胃熱が生じたと思われる。

そして、胃熱があるため食欲が亢進し、暴飲暴食となり、ますます脾胃の負担をかけ、より胃熱を生じるという 悪循環になっている。

産後から長く続く腰下肢痛がなかなか改善しないのは、体重の増減に伴う脾気の弱りがある。

脾気の状態は、左右脾募、足三里の陥凹、脾兪の陥凹などから脾気の弱りは明確である。

脾気の弱りが、腎気そのもに負担をかけ、体重増加による湿痰を排泄することができず、 腰下肢の気血の運行にも影響を与えている。

そのため、脾気、腎気を高めるために適度な運動をおこなうことが必要だろう。 また、脾気をしっかりさせて、食べすぎの悪循環を断ち切らなければならないだろう。

・弁証論治

弁証:脾虚・腎虚

論治:健脾・補腎

・治療指針

胃熱によりおこっている暴飲暴食を止めるために、脾気を補うことで食べすぎの悪循環をたちきるようにする。

また、湿痰を排出して体重減少をはかる。そのために脾気をバックアップするための腎気も補っていく。

脾気と腎気の両方が充実してくれば溜まっている湿痰がさばけてくるので、腰下肢の気血のめぐりも よくなり症状も改善していくだろう。

・生活提言

食事についてですが、キムチ・唐辛子・香辛料などの刺激物は、身体の中で熱を発生させて食欲を増進させる働きがあります。

患者様自身、口渇や食事を食べ過ぎてしまうというようなことがあり、これは身体の中に余分な熱があることを示しています。

それなので、嗜好品であるキムチ・唐辛子・香辛料などの摂取は、控えていただく方がいいと思われます。

また、間食・甘い物の摂取は控えましょう。

これから、暑い季節になるので、胃腸の働きを阻害する、冷たい物のとり過ぎ、 飲みすぎにも注意しましょう。

食事の不摂生により湿痰というものが身体の中に溜まっていきます。

これは、下水道にへばりついた油粕やヘドロのようなもので、患者様の腰痛や下肢のしびれ感も この湿痰が存在することが原因の一つになっています。

そのため、辛いものを控えて食事量を適量にして、甘い物や冷たい物を控えることで、 胃腸機能が改善されて、それにより身体の中に溜まっている、いらない湿痰がお通じと一緒にさばけてくるでしょう。

運動についてですが、今現在整形外科のリハビリに通われていて、 理学療法士によるリハビリ、腰痛体操の指導を受けていらっしゃいます。

そのため、運動の内容・程度については、理学療法士の指示にしたがってください。

全く行わないとか、頑張ってやり過ぎたりということがないようにして、 毎日コツコツと続けるようにしましょう。