弁証論治:

0016:左が辛い、右が中風(症状なし) 37歳男性

.16)からだの左側の痛みとだるさ 弁証論治

..問診

37歳男性 サラリーマン 身長167 体重 67kg
主訴、からだの左側の痛みとだるさ

…主訴について

徐々におこり、常時つらい、症状には波があり、ずっと継続している。
疲労が蓄積したときに悪化(パソコンの使用が増えたからかも?)

同時に出てきた体調の不良
左肩、左腰、左足の痛み
この症状は全身的な体調の変化に合わせて変化する。
いままでに整体治療を受けた。楽になるが、すぐに戻る
左肩左腰、左下肢に症状がある。
左下肢の症状は軽いときは膝下だけ、重いときは左下肢全体が悪い
右足があるくとつっかかる

…普段の状態について

【体調悪化要因】

クーラー 肉体疲労時、気を使った後、睡眠不足のとき、風邪を引いたとき、食べすぎ、飲みすぎ

【風邪を引くと】

咽喉の痛み、だるくなる。

【食欲について】

普通、34歳から落ちている、規則的早食い、空腹感はいつもある、食事はおいしく、胸焼けや腹脹を時々感じる。間食はよくある。飲酒はしない。水分を1400cc以上
口の粘り、燥きはない

【便通について】

1日1回、出きらない感じがときどき、バナナ上、こぶし大、便器につくことはめったにない。

【小便について】

1日9回、尿切れが悪いことがよくある、茶色、黄色、夜間排尿なし

【睡眠について】

6時間半、寝付きはよい、眠りは深い、寝起きは普通、翌日に疲れが残ることがよくある。

…時系列

20代の前半ころ
朝起きたときに、左の肩甲骨内側や左肩がこわばり、筋弛緩剤をもらい2日で治る。いらい、2-3年に1回同様のことがおこる。体重72kgぐらい、このころ、非常に忙しくハードな生活をしていて、肝臓のJPTがとても高いといわれた(現在も継続)
20代後半のころ
左肩の痛みだけだったのが左下肢の痛みもおこりはじめる。

34歳ごろ
自分で減らそうと思い食欲を落とす 体重72から67kgへ。
水を1リットル飲む
尿切れの悪さ、残尿感などの症状がでる。
左半身の痛みやおもだるさを常に感じるようになる

..切診

…舌

左に矮舌
やや歯痕あり、舌辺に瘀斑アリ
舌裏怒脹アリ

…脉

右尺やや浮いている
右やや滑

…腹診

心下つまりややきつい
膻中あたりにもりあがり、
両脾募あり、左薄く大きい、
肝の相火なし
左少腹急結あり

…経穴診

右内関陥凹
右合谷冷え、硬結
右曲池冷え
右足三里冷え
右申脈冷え
右臨泣つまり
右公孫冷え
右復溜やや奥に冷え
左太衝 腫れのみ熱感なし

大椎、身柱の両脇にゆるみ
左肺兪から心兪にかけて抜け
左脾兪大きい
左三焦兪少し抜け
左腎兪亀裂、緩み、脱けた感じの中心
左大腸兪 冷え
右脾兪少し抜け

カテゴリー: | 投稿日: 2018/07/24 2018/07/24