先日アップしました、脾胃を守る方法で、お水の飲み方に関して、ご質問をいただきましたので、お答えを掲載しておきます。
ご参考まで(^^)
また、このhpに掲載してあることで、ご質問などありましたら、ここでもOKですし、メイルでも結構ですので、声をかけてくださいね(*^0^*)。
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《ご質問》
|夜中に喉が乾いて目が覚めた時でも、水を飲まない方
|が良い、ということになるのでしょうか。
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《私からのお答え》
健康法の基本は、個別具体的にと私は思うのです。
一般論として、食事は軽めに、お腹に何も入っていない時間を長く、歩きましょうなどなどということは、提示することが出来ます。
でもね、それを使うときは、個別具体的に考えなければ、意味がないと思うのですよ。
青汁が、健康にいい!確かにそういう側面はあります。でも、冷えるタイプの方には、かえって健康を損ないます。
提示された健康法の意味、そして自分の身体を知ること、自分で自分を見ることは困難ですから、わからなければ相談すること、これは必要だと思うのです。
夜中に喉が乾いて目がさめるということでも、これが毎日おこっているのか、たまたまなのか、とか、その人の日ごろの飲食は?とか、寝ている環境は?とか、使っている寝具は(電気毛布はなかなか罪深い)などと、考える要素は沢山あります。その人に起こっている、夜中に喉が乾くという意味を考えなければ、いけないと、私は思っています。
基本的には、なるべく、お腹に水を含めて何も入らない時間を作ることが、脾胃を(東洋医学でいう胃腸の機能のことです)養うことになります。
ただ、これを教条主義的に、どんな場合でも、そうするのだということになると、トンデモ健康法への第一歩となります。
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なんのために、何をやろうとしているのか、それを明確にしなければって思うのですよ。
脾胃を養うことは、東洋医学の世界での一般論的な健康法の重要なポイントです。でも、個別には、脾胃を養うよりも、緊急に必要なことがあるケースもありますし、また、環境、その時の飲食の要素も一杯あります。柔軟に考えていかなければと思います。
私が、マクロビオティックをいいといいながら、どーもねえと思うのもこの辺りです。創始者が、根本に置いたのは、「中心を養う」ことだと思うのです。中心っていうのは、脾土つまり、脾胃のことです。東洋医学の世界で、五行としてよく言われる、肝心脾肺腎、対応する、木火土金水、これらのまんなかが脾と、土です。
中心を養うという発想から、あれこれのノウハウが出ています。玄米菜食もそのためにあると私は思っています。
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それなのに、いま、一人歩きしているのは、ノウハウの部分だけです。
毎日のテレビでも、あれがいい、是れがいい、というのは、何をしようとしているかということを考えずに、ノウハウだけを追い求めているのです。
ノウハウ自体を沢山よせあつめても、目的がなにであるかということがなければ、屑の山だと私は思っています。
逆に、目的がなにであるかということが明確ならば、その人にとって、本当によい、個別具体的なノウハウが見えてくるのではないかというのが、私の考え方です。
私は、テレビにあふれる、屑の山をみて、逆に、このノウハウはこの目的に使えるなという発想のヒントを貰うことがあります。で、あいそうな人に紹介します。また、逆に、テレビのこんなのをやっていますという人に、それは貴方には向かないよとアドバイスすることもあります。
ノウハウはあくまで、ノウハウだよなーって私は思うのです。