あれこれ思うエッセイ集:,

子供のこと、嫌いでもOK

私のhpはかなり古いhpです。ウインドウズ95のころに始めましたから、もうなんねんたったでしょうか?

私の子供が小学校低学年のころ。当事のhpには子供と習い事の話はでてきても、子供の鍼の話は出てきません。子供の治療に積極的にはかかわらない私がいました。頼まれればしていましたし、自分の子供に治療をすることはありました。でも、それは必要に迫られてと言う感じで、いまのように、子供が好き、面白いからやるといった感じではありません。

私の中に、子供に対する思いの大きな変化があります。

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私は、子供が小さいころは、あまり子供が好きではありませんでした。上手く書けませんが、嫌いか?と聞かれれば、自分の子供が嫌いではないと答えられます。でも、好きか?と聞かれれば、自分の子供はいとおしいし、かわいいけど、面倒なことも多い、ましてや子供一般となると、正直言ってお付き合いしたくないと思っていました。 私は子供が嫌いじゃないけど、苦手。そんな感じでしょうか。

子育て真盛りの女性にとって、子供は大変な存在です。確かにかわいい、確かにいとおしい。でも、そういう奇麗事など簡単に凌駕されてしまう、ごちゃごちゃの日常があります。

普通の仕事と違って、今週は忙しいからまとめて家事をやっておこうなんていうのは子育てには通用しません。だって、まとめておしめをかえたり、まとめて食事するなんて出来ませんものね(;^^。毎日、毎日。毎度毎度。用意して、世話をして、片付けての繰り返し。こっちの都合など関係なく熱をだす、風邪をひく、寝ない、わめく!!。こんな状態で、それでも子供が好き(;^^と言えるのは、やはり母だからでしょう。でも、面倒!勘弁してほしい!と思うのも、当たり前の気持ちだと思います。

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我が家は、私と違って、父親である夫がものすごーーーーく子供の好きな人でした。とにかく、好き!好き!好き!自分の子供も、他人の子供も好き!。いやーこういう人っているのだなとつくづく感心します。日曜日の朝などおじちゃんと遊ぶと他人様の子供がうちにやってきたりしていました。柔道などの習い事、子ども会の行事、保育園関係などなど、彼ができることはほとんど彼がやっていました。私は子ども会なんてほとんど顔をださずじまいでした(((((((; ^^)。

ですので、私は最低限のお世話係で、メンドクサイことは彼が一手に引き受けているような感じの子育てが我が家の子育てでした。いまだに、なにか困ったことがあると、うちのこは「おとうさーん」と言います(;^^。

母だから、女だから、小さい子供が好き、赤ちゃんが好き、そんなことなんて決してないと私は思っています。でも、そんな私でも、自分の子はかわいかったです。めんどくさーいと思いつつもね(^^)。ゆりかごを足の先でゆらしちゃうって感じかしら。

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そして、子供が高校生になって大人のお付き合いになると、俄然、子供と私の関係が変わってきました。子供たち(といっても、身体はおとなですけどね)の治療も積極的にしますし、話し合いもよくしています。かえって、お父さんはしつこい!と排除されるぐらい。

子供との付き合いは、

  濃厚な子供時代、
  半分おとなとしての思春期時代、
  大人同士としての成人以後時代

となっていくのでしょう。子供時代の付き合いは下手だった私ですが、このあとは上手く出来そうです。

そして、自分自身の子供たちが、濃厚な子供時代を脱してしまった最近、私は逆に、子供がかわいい!すきすき!と思えるのです。

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自分の子供が小さかったときは、とても思えなかったような気持ちが沸いて出ます。もうおばあちゃんの心胸なのでしょうか?それとも、子供というものに、余裕がもてるようになってきたからでしょうか?。小さい子供をみると、ああ、もう少し自分の子供が小さいときに、スキスキ~を私も(夫任せにせず)すればよかったかなあなどと思います。まあ、それでも、子供たちは元気に明るく育っていますので、いいみたいですね。

いま、もし、自分のお子さんにたいして、面倒だーとか、思い道理にならないなどとイライラしている方。きっと時間が解決する問題だなあなどと、私は思います。あまり将来がとか、どうしなくてはいけないなどと考え込まずに、テキトーに対処療法的に切り抜けていけば充分だと思います。ご自身を責めないでね。身体に、そして気持ちに余裕がでると、子供との関係もまた違った局面になってくると思います。上手な対処療法。それが子育て時代の秘訣かもしれません。